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【読書感想文】放課後に死者は戻る

秋吉理香子さんの『放課後に死者は戻る』
とても読みやすいと感じた作品です。

秋吉さんの本は、『暗黒女子』以来。またまた表紙に惹かれて買ってしまいました。

本作は、簡単に言ってしまえば、ある事件をきっかけに、陰キャなのぶおが、陽キャでイケメンの体に魂ごと入ってしまう話
その事件を解決しようと右往左往します

キャッチコピーにある、涙。
私は感じられなかったけど、後ろの解説を読んで、ものすごく共感した部分があります。

解説者は、岡田麿里さんで、映画『暗黒女子』の脚本をされた方です。

「素晴らしい人格者が、こんな陰惨なことを」やら、「味方だと思っていた人物が、裏で自分を陥れていて」やら。まずそこで、良い意味での裏切りがある。いれからったことでのぶおが知っていくのは、「共感」なのだ。
放課後に死者は戻る

そう、魂が乗り移ったことで、分かることは、事件の本質というより、他者の意外な性格
今まで、自分に自信がないことで向き合ってこなかったクラスメイトの本質なのです。
実は気さくで優しいリア充グループなど、人を顔や属性で決めつけてはいけないって確かにそうだよなぁ〜。

そして、本にはこんなものが、挟まっていました。
ネタバレ⚠️

1ページ目に入っていたので、ネタバレ喰らうところでしたが、ギリギリ読まずにセーフ。さすが、ブックオフ。中身見ないって本当なんですね!!

この方(高島って書いてありますね!!)も、のぶおの姿に共感していて、なんか、嬉しいです。

それから、素敵な文章書くなぁ〜と。
本の交換を友達同士でもしていたのでしょうかね。星の評価もあり、なんか、とても良い関係だなぁ〜。

ほっこりさせてくれてありがとうございました。

あられ

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