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【サウナの効用】医学は統計学。脳内伝達で全部説明してる文章をみたらフェイクと叫んでください。

医学は統計学。脳内伝達で全部説明してる文章をみたらフェイクと叫んでください。 サウナの医学的効果について説明している文章で、アドレナリンが大量に出ている状況をサウナで作り出して、その後水風呂に入るから、どうのこうのと書いてある文章があります。
論文を大量に読んできた医学博士号を取っている人であれば気づくのですが。
みなさんは、アドレナリンだのドーパミンだのオキシトシンだので、人間の行動や心の変化、爽快感や疲労感がなくなるという現象について説明できると思いますか。
昔よく行っていた発掘あるある大辞典やためしてガッテンなども健康番組で、脳科学者と言われる人たちが脳内伝達物質の化学物質名を用いて、人体におけるあらゆる影響を説明しようとします。
本当に教えて欲しいのがどういうスタディーデザインで人間においてそのような現象が起こることを証明したのかということです。 それは血中濃度が上がったからですか。 血中濃度が上がったら、あたかも全て説明したような気分になれるんですか。 交絡因子だらけですよね。
インフォグラフィックにするとこういうこと。
「化学物質→?→?→心の変化」 ?が多すぎる。
この?を最小限にするのが、スタディデザイナーの腕の見せどころなんです。 ほとんどの方がご存知ないと思いますが、医学は統計学でできています。
統計学というのはざっくり言うと 「 A と B を比較して例えば A の方が B よりも●●しやすい。(p=●●)」 っていうことで。 医学はそれの積み重ねです。 サウナの医学的効果についてまだ何も論文で調べてませんが医学的に何も証明されていないはずです。
なぜなら、交絡因子を除いて、証明するのがすごく難しいと想像しやすいからです。
まず被験者を無作為抽出する必要があります。 年齢性別を2群に分けて、同じような背景の被験者群を二つ作る必要があります。 ここにマインドフルネスの熟達度も背景に入れる必要があります。
その人たちにまずサウナの中に入ってもらって少なくとも8分間ぐらいは90°ぐらいの部屋にとどまってもらわなければいけません。 水風呂を 何秒はいるべきか。 整い椅子には何秒か。 水の温度は。外気浴は何秒、何度で?同じ条件にするのが難しい。 その後の 結果に何を持ってくるかも大事になってきます。 整っているひとに対して、 テレビを見させて、マインドフルネスにさせない群と 静かで、なにも考えさせないようにレクチャーした群で 心の安静度をどう定量するか。 難しい。これを、血中の化学物質で定量するのか。アルファ波?、脳表の血中酸素濃度?うーん。 思い切って、安静度を図れる方法を全部試すかなぁ。それでフォレストプロットかな。 サウナに入ることと、マインドフルネスとの間にも、交絡因子が存在します。 もともと、マインドフルネスしなれているひとは、意識的にサウナ後に瞑想状態になれますが、なれていないひとは暑さも寒さも苦痛でしかない。 本当にサウナの効用を証明するのは、難しいスタディデザインです。
それでも、サウナや温泉はマインドフルネスにとって最高の場です。 サウナも温泉も日本社会実装されてきた長い歴史があり、フィンランドと日本が誇る文化だと思います。

サウナ、温泉データベースシリーズを始めます。
まずは
ベスト温泉 1位 秋田県 乳頭温泉郷  http://www.nyuto-onsenkyo.com/ 鶴の湯
ベストサウナ。 1位 愛知県 ウェルビー 栄 https://www.wellbe.co.jp/sakae/

続く。

サウナの聖地と言われているサウナのいいところは、
サウナに喋りにくる輩が少ないか、あるいは常連の威圧感でしゃべりづらい雰囲気を作れるところにある。

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