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【奇跡が起きた】スマホやゲーム漬けのわが子と、どう向き合ったらいいのか?考えてたら。

こんな奇跡って起きるのか!!!なぜこんなことがこのタイミングで!
というお話をします。

僕は多分生まれて初めて娘の前で泣きました。

話は、1年ほど前に遡ります。当時もスマホとゲーム漬けだった中3の息子。
#中高一貫校なので高校受験がないため勉強習慣なし

その状況を打破するために、ゲーミングイヤホンを買うことを条件に、サピエンス全史を上下巻読破するという約束をして、毎週1回読んだ内容を15分間で僕に説明してもらうという大実験を行いました。

結果的に、サピエンス全史は意外と楽しんで読んでくれたみたいで、見事に読破。息子と毎週、自分が感銘を受けた本について話せて本当に幸せな時間でした。

しかし、ゲーミングイヤホンをゲットしてからは、その時間は失われ、約1年近く息子は自由を謳歌。僕的にも息子と一緒に読みたい本が現れず、再び息子をお誘いするチャンスを失ってました。

そして現在、また危機感を募らせて、今回のように対スマホ作戦を立てようとしているわけです。今度は息子だけじゃなく、中1になってスマホを手に入れた娘までがスマホ地獄にハマっています。

あんなにパパになついていた娘が、家に帰るなりソファーに横にになり、ipadminiでずっとyoutube。飽きたらiphoneでtiktokを永遠に見てる。

子供の将来云々言ってますが、ただ寂しいのです。彼氏に取られる前にスマホに取られた気持ちです。だからスマホが憎い!そんな身勝手な冤罪をスマホさんに押しつけていたことに気づいたのが、先ほどのnoteです。

さて、前置きはこのぐらいにして何が起きたか。
21時に毎週水曜日のFukusenの壁打ちを終えて、一息つくためにリビングに行きました。そこにはいつものように、ソファーに横たわり、ipadminiでyoutubeを見ている娘の姿があります。

「おいおい、またyoutubeかよ。。。一体どんだけ無限にコンテンツがあるんよ? 今は何を見てるのよ?」と娘のipadminiの画面をのぞき込んだ瞬間に、息が止まりました。涙が出てきました。

娘は何を見ていたか。これです。
●岡田斗司夫さんの「サピエンス全史」解説

目を疑いました。え?中1の娘がサピエンス全史?何かの間違い?

私:「え?何でこれ見てるの?これ何だか知ってる?」

娘:「ん?これ面白いよ?どしたの?」

私:「あ、あの、(涙浮かべながら)、これさー、前に柊ちゃん(息子の名前)と一緒に読書会してたじゃん?その時に読んでた難しい本よ。どうやってこの動画に出会ったの?」

娘:「この人、ジブリの解説やってて、その流れで」

誰ですか?
先ほどまで、スマホまみれは世界を知る機会を奪われているって言っていたのは。自分が中1の時は、こんな本の内容に触れる機会すらなかったし、本に出会っても読破は絶対にできなかった。でも今の子はyoutubeで概要を知ることができる。触れることができる。

そういえば、息子だって中田のあっちゃんの動画で「古事記面白いよ」って僕に勧めてきた。僕はそれで初めて古事記の内容を学びました。

もちろん、くだらないyoutuberの動画も見てる。ゲーム実況の動画もぼーっと見てる。でも、そういう世界観を拡げる動画も見てる。

スマホ、youtube、tiktokなどの入れ物だけを「子どもにとって害しかない」と決めつけるのはやっぱり間違いで、完全に制限していたら、子どもたちがこの動画に出会う機会を奪ってた。

やはり、解決策は無闇なスマホの制限ではない。

彼ら、彼女らが生きる時代は僕たちが生きてきたそれと同じではない。そんなことを改めて感じさせてくれた事件でした。

本当に、親の思い込みで、子どもを守るつもりで、色んな機会を奪わないようにしたい。闇ばかりじゃなくて光だってある。

でも、悪いけどこっちにはこっちの期待がある。

そんな難しい状況に自分なりに折り合いをつける解決策(のチャレンジプロセス)を投稿します。かなり僕の家に特化した話なので、そのまま全ての家庭に当てはまるものではありませんが、悩み苦しむ親のサンプルとしてご覧いただいて、参考にしていただければ嬉しいです。

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