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才能をつぶさない、広げ人になれる大人でいたいー不登校は良くなくないー

不登校というと、

どうしても今はまだマイナスイメージがあるかもしれません。

「不登校をなくすにはどうするか」が、

学校の中ではもちろん、
スポーツ業界でも話題になることではあるので、
"問題視"されることは間違いありません。

でも、
"問題"かというと、
一概にそうではないと私は思っています。


以前、地元の生涯学習事業をお手伝いさせてもらったことがありました。

そのまちの 子どもも大人も
「まざって学ぶ」ことをテーマとしていて、

様々な事業を通じて様々なことを経験し、知恵や知識をつけるだけでなく

先頭に立つ大人、みんなをまとめる大人、裏方に回りサポートする大人。
色んな大人たちの振る舞いを見て何かを感じてもらえたら、
という願いが企画側や大人たちの中にはありました。

市政と絡んで実施するとなかなか難しいこともありましたが
私自身も大変良い学びの機会となりました。

===

こんな経験があったから、すっと耳に入って来たのかもしれませんが、

先日、voicyの大好きなチャンネル「風呂敷畳み人ラジオ」

で知った、
認定NPO法人D×P(ディーピー)という企業さん。

voicyに出演されていた代表の今井さんの話を聴き、
激しく感銘を受けたのです。

認定NPO法人D×P(ディーピー)
通信制・定時制高校に通う高校生をサポートするNPO
職も年齢も違う大人が特別授業などをして色んな生き方を伝えたり、
様々な大人と会う機会を提供して
「つながり」や「いきるシゴト」をつくる事業を行っていて

大人と一緒に「これからのこと」を考えたり、
気になる職業を体験したりする中で

「自分にも何かできるかもしれない」と思ったり、
「正解はたくさんで色々あってイイんだ」と気づいたりするそうなんです。

D×Pで出会う高校生は、
不登校経験や経済的困窮、発達障害など様々な生きづらさを抱える子
そういった、不登校からイメージする背景だけでなく、
突出した特技があったり、お金をたくさん稼いでいたり、
みんな、とても多様。

紹介ページにも挙がっていますが、

声優になりたい!という夢を持つ 女子高生「うーちゃん」は
中学生特有の人間関係や遊びが嫌で学校に行かなくなりましたが、
D×Pを通じてvoicyを知り、高校生ながらアプリでラジオを始めていきました!(今はもう誰でもラジオなどができちゃう時代😲)

その後うーちゃんは、専門学校に行くお金を
クラウドファンディングで集めることにしたのですが、

どんどんお金が集まってあっという間に目標金額を達成しちゃったのです!!

実際に努力してもいましたが、
うーちゃんは、自分の実践したことをSNSでちゃんと発信していて、
それを見ている人も多かったことも所以で、
代表の今井さんはうーちゃんのことを
「応援される才能」があったと言っていました。

うーちゃんは
『「人と関わることをやめる」のをやめて、もっと人と関わってみようと思いました。苦手な相手でも一回喋ってみたら、
「この人はこういうところがあるんだなぁ」とか「おもしろいなぁ」て思ったり、だんだん信用できるようになるから。」

と思うようになって
だんだんひらけていったそうなんです。

と、他にも、
新しく自分で仕事を作った子や、海外に行くことができたという子など、
紹介されていますが


…なんというか、
自分の時の当たり前なんて今は過去のことで、
今はいろんな自由が転がっている。

そこに気づけていない子も多くて
気づけるきっかけを与えているのがD×Pさんのような活動で、。

肯定して広げてあげられる、
そういう大人が周りにたくさんいたら、その分子どもたちは成長度合いが高まりますよね。

「今の若者は」というもの死語というか、
その言葉を使うこと自体なんだかナンセンスな気がしますが、

当たり前はどんどん進化して行くんだなって感じています。


私の近しいところでも
学校に行っていないNちゃんという中三の女の子がいて、
先日お母さんに会う機会をもらったのですが

久しぶりに会って話してみると
すんーーごく大人で、
相手の気持ちを察しながら言葉を選ぶ子だなーというのは前からあったのっですが
その辺の大人よりも、とにかくずっと大人でした。。

学校行っていない=勉強は大丈夫なのかな?という疑問を尋ねると
Nちゃんは、
「youtubeの方が簡潔だし、時間の短縮になる」、と。

学校の1時間の授業はyoutubeでが10分ほどにまとまっていて、自分のペースでできていて
要領を見つけてやれていて、なんら問題はなかったのですよね。

心配したことを恥じるくらい、
しっかり自己管理できていて、感動してしまいました。

ただ、やっぱり今後、外に出て行くことにはまだ億劫さを感じるようで、
そこに対して大人との出会いの場を作ったり、
私が何かできることをしていきたい、という気持ちにさせてもらいました。

D×Pさん、うーちゃんの話をしたら「へー...そういう人もいるんだ!!」と
お母さんが感心してくれました


多種多様性が当たり前で、間違ってる正しい、と選別するのではなく、
その方法で生きていくことができたらOK、
形は自由自在。

それを理解するのも
今、親である世代や、さらに上の世代には必要です。


Yちゃんの進化が楽しみだし、負けてらんない!と思います^^


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