見出し画像

謝れない

素直に謝れない子どもさんに、私ならどんな風に話をするかなーと考えてみました。

自分が悪いところがあったのはわかってる。でも抵抗を感じてどうしても謝れない。

よく聞いてみると…
相手も悪かった、状況のせいでこうなった。自分だけが悪いんじゃないから謝れない。

じゃ、どういう時なら謝れるのか。

100%自分が悪い時。言い訳の余地がない時。

たいてい、こう思っていらっしゃいます。

…でもどっちかが100%悪い時って、あんまりないですよね。何かしら別の要素があるものです。相手の言い方が悪かったとか、たまたま低気圧が来ていて体調が悪かったとか。

でもそれをふまえても反省点が自分にあるのなら、謝罪で表現しないと相手に伝わりません。謝らないと『反省しない子』『いやな子』と思われてしまいます。反省しているのなら、それが伝わらないのは損ですよね。

また謝るのは自分のためでもあります。
・この問題に区切りがつく。今クヨクヨしているのを終わりにできる。
・相手が許してくれて仲直りできるかもしれない

「でも、でも! 相手が悪い!」と言う子には
→相手が謝るかどうかは相手が決めることだし、自分がどうするかも自分で決めることです。

「自分が悪かったと思うところだけ謝る、というのはどうかな。もちろん謝らない選択肢もあるけど、その結果仲が悪くなっても、自分で引き受けないといけないよ」

ポイントは、
☆謝らない時のデメリットを説明すること☆

☆最終的にどうするかはあなたが決めてね☆

です。

ASDのあるかたには、『損する』が響くことが多いですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?