好きな事と出来る事と稼げる事

 

①好きで楽しく食べていけるなら・・・

 
 もうかなり昔に聞いた誰かの言葉で記憶も曖昧ですが強烈に覚えている言葉があります。「好きな事と稼げる事がイコールで結ばれる方が稀」。あと、某ミュージカル劇団の創業者の言葉だったかの「観る天国やる地獄」も。
どの職業にも言える事かと思うのですが、スポーツや芸術系表現系の職業だと特にその傾向は強くなると思います。


で、この記事で取り上げられている「ヨガインストラクター」。

②ヨガって、(今のところは)エッセンシャルでも日本文化でもないしなあ。


 私もコロナが流行し出してからスタジオから遠ざかってしまっていたのですが、一時期ヨガに嵌っていた事がありました。今も続けています。(なので、プロフィール欄にもヨガの事に触れている訳ですが)。 
 ただし、去年再開して以降ずっとオンラインです。閉鎖空間にそこそこの人数詰め込まれるというのに、やはり抵抗感が拭えなかったので。Youtube等の動画で無料でやるという手もあるのでしょうがピンとくるのが無かったので、オンラインのコースを設けているヨガスクールは幾つかありますが、私はコロナ前に通っていた馴染みのあるスクールがコロナ渦で開設したコースを選びました。月額税込2,000円を切る金額で、ライブ配信は月50本まで・録画配信は無制限で視聴出来ます。基本自宅で受講しているので、着替えの持ち運びの労力も不要。それ以前に、ヨガウェアすら不要かも。カメラオフや録画レッスンの時は、スタジオレッスンならつまみ出されていそうな位酷い格好です(笑)。レッスン後のシャワーの待ち時間も、基本無しです。終わったら、そのまま自宅のお風呂場に直行。
 今のところ、それで満足しています。
 スタジオ通いの時は急な残業で予約をキャンセルしなくても良い土日を中心に月に4~5回位でしたが、今は月に多い時は20回位は受講していたりも。平均すると10回位は受講出来ています。私には明らかにオンラインの方がコスパも良く向いていましたね。
 なお、カメラ設定をオンにしていると他の受講者にも姿が見えるのですが、見える範囲内や表示されている名前等からの推測ですが、男性もそこそこ居ますね。スタジオレッスンならインストラクターも生徒も圧倒的に女性なので、男性も受け入れてくれる教室を探すのに苦労していたという男性にとっても良い事だと思いますね。

 経験者ですらコロナを挟んでこんな調子なので、荷物を持ち運び、シャワーの順番待ちをし、場合によっては交通費も掛け、レッスンの合間に摘まむ食事代もかかり・・・それでも対面でやるメリットを強く感じさせてくれるものが無いと、なかなか難しいのではないでしょうか?
 
 この記事の中では「女性へのバイアス?」などとも言われていましたが、インストラクターの大半が男性になったとしても、この状況はあまり変わらないと思います。介護・医療・保育・・・もっと日常生活に密接にかかわる、長らく人手不足が叫ばれているエッセンシャルな業界でもなかなか改善されていないのに、やる必然性は別に無いジャンルの待遇改善なんて、まず望めないと思います。昨今新たに人手不足が叫ばれている業界に運送業界がありますが、会社によって多少の違いはあるでしょうが、ドライバーさんは基本男性比率の高い業界ですよね?
 そもそも。
 対人の仕事なのに通信のみでの授業で資格を取ったところで、即戦力を期待はされないでしょう。それで通用するのは、それこそ有名女優や他のジャンルで既に成功していた人が資格取得して仕事の幅を広げようという場合位だと思いますよ。。

 つーか。
求人情報位は事前に見て、動向の把握とか対策考えましょうよ・・・

③ええ。私も、人様の事は言えないですが。


 こういう資格商法・養成所商法とわかってはいても、それでもやっぱりそれがやりたい場合、取るべき対策はそんなには無いけど、全く無いという訳でも無いとは思います。

 会社勤めなら、会社は絶対に辞めない。定年まで勤めて、本業にはしない。
 
 
卒業生を初めから正規雇用で雇うというスクールもあるようですが、そういうケース以外は会社勤めは辞めるべきではないです。
   
 養成コースも、卒業後の仕事も、(正規採用された場合以外は)掛け持ちでやる。
 幸いヨガなんて設備投資そんなに要らないんだから、最初からお綺麗なスタジオで開校に拘らずに自宅や安く借りられる所でYoutube配信で副収入にする位の感覚でやれば良いのでは? 実力や人の心を掴むのが上手ければ本業以上に稼げるかも知れないけど、それでも本業を手放すのはお勧めはしませんね。私は会社都合退職しか経験が無いのですが、会社と縁を切るのなんて焦らなくても何時でも出来ますよ。会社の方が切り捨ててくれる事もありますし。その場合は、もっと簡単に縁が切れます。余程のブラックという場合も、それを専業にはせずに勤め先を変える方をお勧めします。たとえ少なかったとしても固定収入が先々見込め生活レベルの予測を付けられる立場を、みすみす自ら手放す事は無いです。

 正規雇用で入社して、自分に合う・この業界に骨を埋めるという判断と覚悟が出来たら、今度はひとまずその社内で幹部を目指す。何時までも幾らでも代わりの居るいちプレイヤーに留まっていては駄目です。特に女性は。特に肉体労働系なら。女性には門戸を開いていないと思ったら、そこで初めて独立開業です。

 そこまでの冷静さと忍耐力と計画性もありある種のタレント性や対人スキルもある人がやってみて初めてヨガで独立開業で上手く行くかな・・・という、そういう世界なんだと思います。
 クドい様ですが、大半の日本人にとって日常生活を送るにあたっての必要不可欠なものではないでしょう、ヨガって。好きな人がやる。そういう世界なんですから。

④今日も私はヨガを楽しむ♪

 さて、今日もオンラインヨガのクラスを予約しています。
 画面上では明るい笑顔を振りまいてレッスンを付けてくれるインストラクターさん達の内面や内情も、「癒しのヨガ」で少しは癒されているんでしょうかね・・・


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