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餃子がきっかけで会計の本を読んだ話

こんばんは。ラーメン屋で餃子と飲み物だけを頼んだら渋い顔されました。きょん です。

先日ふと目に留まった本があったので、購入して読みました。

「餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?」林 總(はやしあつむ)著。
https://www.amazon.co.jp/dp/447847088X/ref=cm_sw_r_li_dp_U_9nW6CbNQFC3FJ
単行本と文庫本があります。初版2006年。

本まで餃子かいっ!!
という声が聞こえてきそうなので自ら言います。笑

公認会計士・税理士である筆者が管理会計入門に特化して書いた本書。

タイトルに餃子という単語がなければ、手に取ることはきっとなかっただろうな思います。
会計は、これまでの自分の人生の中で全くといっていいほど馴染みのない分野でした。

会計が、管理会計と財務会計と2つあることも初めて知りました。

・管理会計:経営に必要な情報を提供するための会計
・財務会計:外部の利害関係者(株主・銀行や取引先、国や地方公共団体など)に対して、会社の業績を報告するための会計

本書では主に管理会計について書かれています。

専門書ではなく、物語仕立てなので読みやすかったです。
章ごとのトピックが、本書のタイトルであったり、”大トロはなぜ儲からないか?”、”シャネルはなぜ高い?”など興味をそそる内容なので、学びながら読みました。

正直、会計の内容はきっと10%も理解できていないと思うけれど、
餃子屋と高級フレンチではビジネスの方法が全く違うため比較できないこと、
お金の動きや中国進出の意味をはじめ、会計のことについてほんの少し知ることができたような気がします。
理解を深めるために1回で終わらず何回も読んでいきます。

2006年初版なので、日産自動車(ゴーン会長)が1999年-2000年の業績回復した件について触れています。
その仕組みについてなんとなくわかったと同時に、逮捕されている今、本書を読んだことでその理由はなんだろうと気になって調べるきっかけになりました。

ちなみに今から遡ること12年、2007年ベストセラーランキングの単行本-ビジネス本 で第8位でした。
http://econte.co.jp/c/bestseller/#year=2007
2007年といえば、女性の品格やホームレス中学生が総合TOPを争っていたようです。
あと携帯小説が大流行して全盛期の頃。自分も読んだなあ。
ビジネス本だと今でもよく読まれている野口嘉則氏の”鏡の法則”や井上裕之氏の”心のブレーキの外し方”が上位にランクイン。
そんなこともあったなあと思い出しました。

その後、漫画化したり、不正会計編や”コハダと大トロ”などシリーズで刊行されています。
会計の本を読むきっかけが、餃子とは我ながらなかなか面白いなあと思うし、
何がきっかけになっても良いし、何事も何がきっかけになるかもわからないものだなあと改めて感じました。

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