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「編集とは」。vol.18...編集長の書き置き。

編集とは。続きです。これまで同様に、月刊誌のさらに情報誌の編集ってことで、具体的な内容になります。

昨日からの続きで、ネタ集めについてご案内します。

昨日、いつも大したことのないニュースリリースをいただく先と辛辣な言い方をしてしまいましたが、決してニュースリリースそのものが悪いとかではありません。

ただ、ニュースとしてはどうかと思うような、定例会のお知らせといった類のものまで、何でもかんでもリリースとして送ってくる先は確かにあります。

受け取るこちら側も、またかとなって、本当に注目に値するものを見つけづらくしてしまいます。さまつな話ですが、頻繁にFAXで来るのでこちらの資源が減る感覚にもなって、正直なところ印象もあまり良くなくなるんですよね。

乱発すればいいというものでは決してないのがニュースリリースですね。

価値がある、と媒体側が思うものとは何かと問われれば、①世界・全国規模の表彰や活躍、②地域や業界で初、③地域貢献活動、④地域を活性化することに繋がる活動、⑤異業種コラボ、⑥大規模なイベント、⑦それまであまり知られていなかった偉業などがあがります。

これも、弊誌が地域情報誌であるからであって、媒体が変われば欲しいニュースリリースも変わってきます。

一般的なニュースリリースは、各社に一斉に送るのが普通なので、媒体ごとに文面や切り口を変えたリリースがあったら、どうでしょうかね。私は広報側のご苦労についてはほとんど知らないので、勝手な思い付きとでも受け取ってください。

営利目的が全てダメかというと、100%そうとも言い切れないのですが、逆の立場になって考えてみていただければなとも思います。

たくさんある営利目的・営業絡みのお知らせがあって、なぜその一つを有料でなく無料で紹介する必要があるのか。

やはり、普通に考えたら出す(有料)が先で、もらう(無料)は後、ではないかと思ってしまいます。ま、何回も言いますが、私が広告や営業寄りの考えを持っているからではありますが。

賢いやり方の一つとしては、読者プレゼントを提供する代わりに、ちょっとした紹介記事を書いてもらえないか、というバーターのやり方ですね。

弊誌は特にコロナ禍以降、読者プレゼントに力を入れていたので、そういった申し出にはのるようにしていました。

他の媒体がどうしているかは分かりませんが、弊誌ではそれくらいしか営利目的の商材の記事を、広告より先に無料で書くことはないように思います。

媒体側の言い分に偏ってしまったかもしれませんね。

明日はようやく、取材したメモをもとに、原稿やレイアウト用紙に書き起こす際のポイントについて、書きたいと思います。

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