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「編集とは」。vol.11...編集長の書き置き。

編集とは。続きです。これまで同様に、月刊誌のさらに情報誌の編集ってことで、具体的な内容になります。

取材で話を聞く際のポイントについて、取材相手の違いに応じて紹介していきます。この辺りからかいつまんで整理していきます。

◆お店(洋品店、雑貨店、美容系ほか)取材の場合...

飲食店や食品系の物販店に比べて、時間経過による商品の劣化が少ない点で撮影含め比較的楽に進められます。店内のディスプレイを含めるか否か、コーディネートはどうするのかなど、また別のセンスが求められるため、専門でやろうとすればするほど、お店の方と同じレベルの知識が必要とされる場合もあるでしょう。

化粧品などの美容ライターさんが重宝されるのも、奥深く旬が目まぐるしく変わるからこそですね。

法律により、エステほかビフォーアフターの見せ方が、広告ではやりにくくなっているので、さらにうまい見せ方が求められているようです。

モデル役の方を用意できる人脈もあると良いかと思います。モデルさんという第三者が加わることで、スケジューリングの苦労があることは理解しておきましょう。

◆お店&教室(ジム、ダンス、語学ほか)取材の場合

教室系は特に、長丁場になりがちです。まずは体験してみてください、といったところも少なくありません。設備やマシン、レッスン内容など、どこを詳しく紹介したいか絞るように心掛けましょう。広告の場合は、他社、他スクールとの一番の違いを見つけることが有効です。

◆お店(家、車などの販売店)取材の場合

高額商品は、写真が命と言っても過言ではありません。文章で読ませるのは機能面などに導くとき。今は動画を別に用意して、QRで飛ばすのが主流です。分厚いカタログやパンフレット類はめっきり見かけなくなりました。Webサイトに詳しく紹介されていますので、そちらを活用しましょう。

雑誌では家なら施工例を載せるケースが多いかなといった印象です。車の場合は新モデルのリリースや、企業イメージアップのための広告が求められているようです。

化粧品同様、詳しい専門知識が必要になりますが、取材先の方から教えてもらう姿勢を崩さないように、丁寧に資料を読み解けば分かる場合が多いです。

◆お店(出張サービス系)取材の場合

お店に来てもらう必要がない分、サービス内容に特化した紹介になることが多いです。ハウスクリーニングや買取サービスなど、ユーザー(お客様)の声を載せるのが王道です。

以上、他にもたくさんありそうですが一旦この辺りで締めまして。

これらで多く登場することになる、ユーザー(お客様)とスタッフの取材の際に気をつけることについて、また明日、ご紹介したいと思います。

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