【夫婦散歩】涼をもとめて
連日36℃越えの猛暑日が続く名古屋県で休日を過ごすことに耐えかねた我々。
「川の近くだったら、なんとなく涼しいのでは?」「よし、川行こう川」
川に行くことが決定。で、どこの川行くよ?
とりあえず関市の山の方や郡上方面に行けば綺麗な川がいくらかあるかと思い、自宅から北上。
まずは美濃の道の駅にわか茶屋で休憩。
いつ来ても繁盛してる道の駅ですね。
朴葉寿司を買いたかったのだけど、売ってなかったので夕飯用に「油揚げ」と道の駅ホットスナックをついつい購入しちゃう。
妻が川の近くでパンを食べたいと仰るので、Google先生に近くのパン屋の所在を聞く。
道の駅から20分ほど車を走らせた所、美並苅安という所にこじんまりとしたパン屋さんを発見しました。
サクサク美味しそうなクロワッサンやパンオショコラ、メロンパンとあんぱんを購入。
よくみると売り切れたパンのメニュー札が片付けられていた。もう少し早く来れればもっといろいろ選べれたかな。
パン屋さんから山の方面に進み、粥川バンガロー村(キャンプ場)のあたりへ。
キャンプ場敷地の横に川が流れてるようで、そこでパンを食べるのがいいかなと思ったが、夏休みともあって、デイキャンプか家族連れの車でいっぱい…
もう少し落ち着いたら所でゆっくりしたいよね、ということで少し先の円空の森水あたりで車を停め、川に近づける場所を探す。
さすが清流の近くで森の中ともあって涼しい….下界の夏もこれくらいの気温であってくれ…
この川は粥川と言う川で、瓢ヶ岳を源流とし長良川に注いでいます。
粥川はウナギ生息地らしいですが、天然記念物に指定されているので捕獲禁止。捕まえると文化財保護法違反でお縄になります。
川までは意外と絶壁続きで降りれる所がない。
しばらく歩いていると…
なんか雰囲気ある鳥居ですこと…!
「矢納ケ淵」といい、一応ここから川に降りられるっぽい。
ここまで見事な青色の水面を見たのは、数年前に静岡の柿田川湧水を見て以来。
ちょっと膝下くらいまで足をつけたくなりましたが、河童か神的な何かに引き摺り込まれそうなのでやめておく。
矢納ケ淵の名前の由来は、藤原高光という平安時代の貴族が「さるとらへび」という魔物を退治した際の矢を奉納した所から来ているとのこと。さるとらへび……?
魔物退治の際に道案内をしたのが、粥川に住んでいたウナギであるとのこと。ウナギが…道案内…?
結局川には降りられず、腰掛けてパンを食べることが無理だったので、諦めて林道脇を流れる水路にサンダルごと足をつけてみる。
冷たくて気持ちがよい(満足)
矢納ケ淵から、駐車場の方面へ引き返すと、星の宮神社という立派な社殿の神社がありました。ここの創建も藤原高光が関わっており、修験道・山岳信仰の本拠地であったとか。
星の宮神社の鳥居の前にカフェがあったので、入ることに。(あれ?パンは?)
私はAドリンクセットでアイスコーヒーとシフォンケーキを、妻はあんみつ姫を注文。
あんみつに姫がついているだと?
豪華なお重に「あんみつ」が入って出てきました。お重にウナギ以外が入ってるのを初めて見たかも。もしかして道案内するウナギとかけているのか…?
シフォンケーキおいしかったです。
店内はなんとエアコンレス。川の方から涼しい風が吹き込んできてなんとも居心地がよい。
浴衣を着た店員のマダムが扇風機を持ってきてくれましたが、正直不要なくらい涼しかったです。ここに住みたい。
お店の外では、川から汲んだ水が掛け流し状態で、野菜が冷やされていました。夏ですね。
あ、パンは帰りの車の中で食べました。どうやらカフェの近くから川に降りられたようなので、もう少し観察すればよかったかな。
川の水も汲んで帰りたかったし、今度はポリタンク持参で遊びにきたいです。
おわり
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