見出し画像

そこ求めていなかったんだよね。という話

このイラスト見て「あ、これだ!!」って思ってしまった

”そんなに一所懸命やる気もないし、でも、なんとなくこのまんまだと良くない気もするし、あっちの水が甘そうだから飛び込んでみただけなのに・・・
怒られる(注意される)予定は自分の中にまったくなかった。
なのに、毎日、注意される。
元々、本当にやりたいって思っていたんじゃなくて、なんか面白そうって思って「未知」に飛び込んだのに全然面白くない。
だって、これまでだって「褒められてきたのに何で、全く褒められないの。わたし、何か悪いことしました?」
あぁ、もうめんどくさいなぁ・・・・また、どうせ注意されるんでしょう?”

先輩(上司)は、未知(未経験)の人が1年で一人前になるにはちょっと加速しなきゃ、これまでとは全く異なる思考方法を身につけるためにも「Unlearn(学習忘却)」が必要だよと注意しているんだけど、後輩(部下)には全く届かない。
そもそも「Unlearn(学習忘却)」を知らない可能性がある。

「これまでに身につけた思考のクセを取り除く」


”ちょ、ちょっと待って・・・
折角、頑張って学校とかLearningで学んだのに忘れるってどういうこと。これまでの努力は認められないってこと?
じゃ、わたしは未知なんかに飛び込みべきではなかったの?”

新しいことにチャレンジするには、これまでの「思考の癖 AといえばB/1+1=2」のような癖をなくす必要がある。癖は、自分だけではなかなかなくせない。
成功体験って”過去の栄光”に過ぎないんだけど、自分にこびりつく。

未経験領域にチャレンジするということは、過去の方法が通用しないことが多い。だから、先輩(上司)が「変えてみて」と言い続けているんだけど、なかなか通じない。
視点(立場)が変われば、やることも変わるし、ルールも変わる。
同じ土俵ではないことを伝え続けている側も、徐々に疲れてくる。
「こいつ、本当にやる気があるのか?」
もう、めんどくさくなってきたなぁと先輩(上司)も思い始める。

そもそも、なんで「新しい世界」に飛び込みたかったのか。


”なんか楽しそう。今までと違う環境なら「学ぶ」ことができそう。
知識増やしたい。知識増やしたら、もっと新しい世界にいけるよね。”

本当にこれがやってみたくてチャレンジしたのではなくて、「知りたい」という欲求で挑戦したのかもしれない。
だとすれば、この先輩(上司)と後輩(部下)の関係性は一生パラレルで交わることはない。
だって、この先輩(上司)は、”この領域で最短で一人前にする”って思っているんだもの。重なるわけがない。
お互いの利害がクロスするポイントが「活躍(躍動)」の種に繋がるんだけど、並行はどこまで行っても並行。

「学んだら新しい世界にいける?それ、本当?」
学ばないより学んだ方がいいけど、”インプット<>アウトプット”が重要なんだよね。つまり、”学んだから、ハイ満足”ではなくて、どう使いこなせるようになるかってことだよね。
包丁のコレクション増やしても料理人にはなれない。場合によって使いこなせるから”美味しい料理”を提供できる料理人”としての存在価値を提供できる。
つまり、「社会人になって学んだ”理論”や”フレームワーク”」は、使って、研ぎ澄まして(ここがUnlearn)体の一部にすることをどれだけ意識できるかで新しい世界も扉も開けるようになるんじゃないかなぁ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?