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気功で人を倒すことはできるのか?

「気功で人を倒すのを見たことがある」
「でも自分の弟子は倒していたが、他の人では失敗していた」
「真実なのかやらせなのか、どっちなんだろう?」

こういった疑問にお答えします。この記事を書いている私は気功歴12年です。気で人を倒したり、倒されたりした経験をもとに執筆します。

気功で人を倒すことはできるのか?

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結論は、気で人を倒せます。倒せるどころか飛ばせます。しかしこれは、相手も気が分かることが条件です。

ですので、誰でも倒せるわけではないので、格闘技などでは使えません。

気の力で人が倒れる、もしくは飛ぶというのは、自分の体が気でいっぱいのときに、さらに強い気を受けると、体が無意識に逃げようとするからです。

よく「自分の足で後ろに飛んでいるじゃないか」と言われますが、その通りです。気の力で飛んでいるのではなく、自分の力で飛んでいるのです。

けれども、体の無意識の反応ですので、わざとではないです。やらせとかではなく、熱い物を触ったときに無意識に手を引っ込めるのと同じです。

無意識でやっていることなので、本人の意志ではどうにもできないです。持っている気の量が少ない方、弱い方が、気の強い方に操作され倒されます。もしくは飛ばされます。

特に不思議なことではなく、それほど高レベルなことでもありません。それなりの気功教室ではよく見かける光景です。

気功仲間がいましたら、気功の練習をした後で、手をかざして気をぶつけ合えば起こる現象です。

飛びやすい人は、後ろにゴロゴロと転がったりします。自分の意志では止まれません。危険を避けるために、広い場所や、畳の部屋、クッションの用意などが必要です。

特に役には立ちませんが、気で人を飛ばすというのは、気の存在を信じさせるときに有効です。また、息抜きの遊びや、どちらのが方が気が強いか、きちんと気道が育っているかを確認するときに使えます。

一番不思議なのは、気功をやっていない素人が、気で飛ばされていることだと思います。あれは、話をしているフリをして時間をかけている間に、相手に気を送って、自分の気で相手の気道を満たしているのです。

そして、相手の気道が自分の気で満たされたところで、さらに自分の気をぶつけて相手を飛ばします。高度な技ですが、やはり格闘技では使えません。

相手の協力も必要だからです。相手にも、こちらの気を受けるよう意識してもらわなくてはいけません。気功師が格闘技の大会に出ていないのが、その証です。

・硬気功

「格闘技では使えません」で思い出しました。硬気功という、体の一部を固くする気功があります。

気は意識した場所に集まります。例えば、腕に意識を集中して固くなるイメージをします。そして、固くなったかどうか、板や石を叩いて確かめます。

そういった練習を繰り返して、腕を固くすることを向上させていきます。熟練すると、石よりも腕が固くなり、腕で石が割れます。

これは、意識で気を一箇所に集中することにより固くなっているので、逆に他の部位は普段よりヘナヘナです。

ですから、どこに攻撃が飛んでくるか分からない格闘技では使えません。やはりこれも、意識の集中や、気功の練習の成果を見るためのものです。

私は、弟子に急所を蹴らしている先生の映像を見たことがあります。「万が一完璧に集中できていなかったらどうするのだろう」と、私は不安な気持ちで見ていました。

結果は、お弟子さんは手加減無しで強烈に蹴り上げていましたが、蹴られた先生は平然としていました。場所が場所なだけに、絶対の自信がないとできません。

何の役に立つのかはともかく、カメラがまわっている中で物凄い集中力です。


それほどの意識の集中は達人じゃないと無理ですが、人は誰でも意識によって自分を守っています。

格闘技でも、見えている攻撃では中々人は倒れません。人は意識できていれば、多少の攻撃は耐えられます。それほどに、意識の力というのは大きいのです。

反対に、視覚外からの見えない攻撃では、人は簡単に倒されます。つまり、意識できていない攻撃です。そのため、突然の後ろからの膝カックンなども、危険極まりない行為となります。

まとめ【気功で人を倒す】

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気功で人は倒せます。手を触れずに気の力で倒せます。しかしこれは、体内の気道が気でいっぱいになっている状態で、さらに外から強い気を受けたときに体が起こす、無意識の反応です。

ですので、正確に言うと気の力で倒れているのではなく、自分で倒れています。自分で倒れているといいましても、無意識の体の反応なので、やらせとかではないです。


そして、この現象が起きるには条件があります。
気を受けて倒れるのは、気が分かる人だけです。そのため、格闘技では使えません。

また、気や念(意識)の力で物質は動かせません。漫画のように念(意識)で物質を動かせたら大変です。誰もが気功を練習して、自分の身を守らなくてはいけなくなってしまいます。

繰り返しになりますが、「気で人を倒す、飛ばす」というのは、嘘ではなく事実です。

気功をやっている者同士であれば、それほど珍しい現象ではありません。気功の練習の成果を確認するためなどに行われます。

有料記事 ・気功のやり方【独学】初心者から極めるまで

最後まで読んでいただき、ありがとうございます(^人^)  感謝致します。