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呼吸法の効果【気功】

人は一日に30000回前後、呼吸しています。呼吸に意識を向けて、大きくゆっくりとした呼吸を繰り返すことを、呼吸法と言います。

この記事では、呼吸法の効果について執筆します。呼吸法は、腹式呼吸での深呼吸の繰り返しです。

呼吸法はいつでもどこでも手軽に行うことができ、効果も抜群です。呼吸法を空いている時間に行うことで、心と身体を健康にすることができます。


呼吸法の効果【気功】

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呼吸法の効果を書きます。

①:自律神経が整えられる

②:深層筋が鍛えられる

③:血流が良くなる

④:大きな呼吸が習慣になる

⑤:歌が上手になる

⑥:声が大きくなる

⑦:緊張しなくなる

それでは、順番に解説していきます。


①:自律神経が整えられる

自律神経とは、体の状態を無意識でコントロールしている神経です。汗をかいて体温の調節をしたり、心臓を動かして血液を流したりと、生命活動をコントロールしています。

自律神経のバランスが乱れると、生命活動がうまく行われないため、様々な体調不良が起こります。

自律神経は無意識でコントロールされているため、自分の意思ではコントロールできません。

その自律神経に、唯一自分から働きかけられるのが呼吸です。息を吸うときに交感神経が働き、息を吐くときに副交感神経が働きます。

そのため、呼吸法で自律神経のバランスを整えることができます。息を吸うときよりも、吐くときに長く時間をかけるようにします。

そうすることで、リラックスさせる働きのある、副交感神経が優位になっていきます。すると、ストレスなどで高ぶったままの交感神経が鎮まり、自律神経のバランスが整います。

自律神経のバランスが整うと、体が正常な機能を取り戻します。体の免疫力や自然治癒力も、元の力を取り戻します。

その結果、様々な体調不良が治ります。

呼吸法の基本は、5秒かけて息を吸ったら、倍の10秒以上かけて息を吐くことです。息を吸うときよりも、息を吐くときに、できるだけ時間をかけます。

ゆっくりと少しづつ、長い時間をかけて息を吐くことが大切です。

呼吸は、脳の活動と心臓の鼓動にも影響を与えています。呼吸の速度が、脳の活動と心臓の鼓動と連動しているのです。

つまり、ゆっくりと呼吸をすることで、脳の活動と心臓の鼓動もゆっくりになります。そのため、呼吸を意識して大きくするだけで、体を心身ともにリラックスさせることができます。

②:深層筋が鍛えられる

呼吸法を行うと、呼吸に使われる筋肉が鍛えられます。呼吸に使われる筋肉は、深層筋と呼ばれ、姿勢の維持にも使われています。

そのため、呼吸法で深層筋が鍛えられると、肩こりや腰痛、さらに姿勢の改善に繋がります。

また、深層筋には表層筋よりも毛細血管が多く存在し、酸素がたくさん供給されます。ですので、深層筋は、脂肪を効率よく燃焼して、エネルギーを作り出す筋肉でもあります。

呼吸法で頻繁に深層筋が使われると、深層筋に存在する毛細血管が太くなり本数も増えます。毛細血管がしっかりすると酸素の供給率が上がるので、効率よく脂肪を燃やせる体になります。

呼吸法を行うことで、深層筋が鍛えられ、痩せやすく、疲れにくい体になります。

③:血流が良くなる

いつもより大きく呼吸してたくさんの酸素を取り入れると、体が取り入れた酸素を全身にまわそうとするため、毛細血管が開きます。

毛細血管が開くと血流が良くなります。血流が良くなると、体の隅々まで酸素と栄養が運ばれるので、体調が良くなります。

血流が良いことが認識されると、体は血管を増やそうとします。血流が良い状態を長く保つことで、毛細血管が太くなり本数も増えます。

また、血液が毛細血管を流れるときに起こる波動が気です。血流を良くすると、気が発生します。たくさんの気を発生させて体内の気道に圧力をかけると、気道が太くなります。

気道が太くなると、体内の気の量が増えます。そして、体内の気の流れも良くなります。気は血を運びますので、根底から血流が改善し、体質が改善します。

④:大きな呼吸が習慣になる

呼吸法を続けていると、普段から呼吸が大きくなります。腹式呼吸での深呼吸が、クセとなって身につきます。そのため、無意識で質の高い呼吸をするようになります。

呼吸の大きさは、生命力の状態を表しています。体調の悪い人は、浅く速い呼吸になっています。虫の息という表現もあります。

浅い呼吸は精神面にも悪影響があり、ネガティブな精神状態を作り出します。大きな呼吸が身につけば、元気にポジティブに活動することができるようになります。

⑤:歌が上手になる

呼吸法を行うことで、肺活量が上がります。肺活量が上がると、息継ぎをする箇所が少ない、難しい歌も歌えるようになります。

声とは息です。呼吸法の効果で、声に強弱をつけることも上手くなります。その結果、歌に心を込めることが上手になります。

やはり歌は心だと思います。聞いている人に心を伝えるには、声の強弱が大切です。そのため、呼吸法を行うことで歌が上手になります。

歌っているときは、自然といつもより大きい呼吸になっています。ですので、カラオケには、呼吸法と同じ効果があります。呼吸法と同じ効果があるので、気がたくさん作られる効果もあります。

体の感覚が敏感になると、カラオケをしているだけでチャクラが開くようになります。カラオケは、楽しみながらできる呼吸法であり気功法です。

⑥:声が大きくなる

声の大きさは生命力の強さです。ライオンでさえ、相手の声があまりにも大きいと闘うことを止めます。

人間も、大きな声を出されると萎縮します。本能的に相手の強さを感じて、恐怖で身構えてしまうのです。

私達はライオンじゃないので、声の大きさで相手を威圧する必要はありません。けれども、声が大きいというのは、相手に好印象を与えることができます。

声が小さくて元気が無い人よりも、声が大きくて元気な人の方が、人から好かれます。ですので、声が大きくなるというのも、呼吸法のメリットの一つです。

⑦:緊張しなくなる

呼吸法とは、腹式呼吸での深呼吸です。深呼吸には、体の毛細血管を開き、頭に上がってしまった血液を、体に下げる効果があります。

そのことにより、緊張がほぐれます。しかし、深呼吸をして落ち着いた状態にしても、深呼吸を止めた途端にまた緊張してきます。

ですので、本当に緊張する場面では、深呼吸はあまり効果がありません。


けれども、深呼吸の繰り返しである呼吸法を毎日の日課にすると、緊張しにくくなります。呼吸法を日課にすると、体の毛細血管や気道が太くなるからです。

体の毛細血管や気道が太くなると、血液と気が頭に上がりにくくなります。そのため、以前よりも緊張しなくなるのです。

人は、血液と気が体のどこに集まっているかで、精神状態が変わります。そして、精神的に落ち着きが出てくると、人生が好転します。

物事が上手くいくときは、リラックスして取り組めたときだからです。反対に、上手くいかないときは、緊張してしまったときだからです。

余談ですが、緊張しないようになるには、場数を踏むことが一番です。人間には、慣れるという「順応」(じゅんのう)という働きがあります。

順応とは、同じ刺激を持続的に与えられると、その刺激に対する感度が低下することです。これは生存の為にある能力です。

よくある事に毎回大きく反応していたら、体が疲れてしまいます。そのため、「これは大きく反応する必要はないんだな」と脳が理解していきます。

そのため、緊張には、場数をこなして慣れることが一番です。

まとめ【呼吸法の効果・気功】

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呼吸法の効果は、下記の通りです。

①:自律神経が整えられる
②:深層筋が鍛えられる
③:血流が良くなる
④:大きな呼吸が習慣になる
⑤:歌が上手になる
⑥:声が大きくなる
⑦:緊張しなくなる

人は呼吸をすることで、ミトコンドリアが酸素からエネルギーを作り出し、生命活動を行うことができるようになります。

ご飯は一週間食べなくても平気ですが、呼吸は5分止まると死んでしまいます。呼吸はそれくらい大切です。

また、呼吸法を行うと、体内で気がたくさん作られます。呼吸法だけで気道に圧力をかけ、気道を太くしていく事もできます。

そのため、「呼吸法は気功法でもある」と言われています。それだけ呼吸法というのは、効果の高い健康法なのです。

呼吸法として、しっかりやらなくても大丈夫です。隙間時間に深呼吸をするだけでも、いつもより元気に過ごせるようになります。

有料記事 ・気功のやり方【独学】初心者から極めるまで

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