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気功で冷え性が改善する

気功を続けることで体質が変わり、冷え性が改善します。私が気功を教えていた生徒さんに、物凄い冷え性な30代の男性がいました。

彼はスポーツが好きで、サッカー歴20年でした。さらに、体も鍛えており、筋肉の量もあきらかに普通の人よりも多かったです。

それなのに、彼は物凄い冷え性でした。冬になると手足の指先が紫色になっていました。

私はかつて、これほどの冷え性を見たことがありませんでした。けれども、スポーツを20年やっても治らなかった冷え性が、気功を続けることで治りました。

冷え性には、気功がとても効果的です。冷え性の改善について、私の経験にもとづき執筆します。


冷え性を改善するには?【気功】

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冷え性を治すには、お腹の毛細血管を増やすことです。大事な臓器がたくさんあるお腹が温まらないと、末端である手足に血液が送られません。

ですので、お腹を温まりやすくすることで、手足の冷えが改善されます。


基本的に、冷え性を治すのは大変です。効果的な対策としては、食べ物、飲み物、運動、サプリメントが有効と言われています。

しかし、どれも一時的に体が温まるだけで、根本的な解決にはいたりません。色々試したけれども、改善しなかったという方も多いと思います。

冷え性を治すのは、それほどに大変です。


冷え性の原因は、「自律神経の乱れ」「女性ホルモンの乱れ」「筋肉量が少ないから」と、言われています。けれども、どれも当てはまらない人にも、冷え性の症状が見られます。

つまり、明確な原因はまだ分かっていません。私が考える冷え性の原因は、お腹が温まらないからです。

お腹が温まらないから、末端である手足にまで血液が送られないのです。

脳が一番大事にしている臓器は腸です。腸は消化・吸収・排出すべてを行う、生命維持のために最重要な消化器官です。

そのため、まずは腸がある下腹が温まらないと、手足にまで血液が送られません。

お腹がしっかり温まっていないと、脳はお腹を温めるために、気や熱、血液がお腹に集まるように、手足の気道や毛細血管を閉じてしまうからです。

ですので、手足が冷えている時は、お腹を温めるのが一番効果的です。


気は、血液が毛細血管を通るときの振動・波動です。そして、毛細血管が一番多く張り巡らされているのが小腸です。

小腸を中心とした、お腹周りの毛細血管が増えることで、気がたくさん作られるようになります

気は遠赤外線でもあるので温かいです。そして、気は血を運びます。気功を行うことで、気道が太くなり、体内の気の量が増えます。

その結果、血流が良くなります。

毛細血管は、血流が良くなっているのを感じると、さらに新しい毛細血管を作ろうとします。ですから、気功を行って血流を良くすると、毛細血管が増えます。

要するに、気功を行うことで体の血流が良くなり、毛細血管が増えます。その結果、冷え性が治ります。

また、気功だけではなく、すべての健康法に毛細血管を増やす力があります。食事・運動・睡眠を規則正しく行うことでも、毛細血管は増えます。

ですので、生活習慣を改善するだけで、冷え性が治る方もいます。けれども、かなりの冷え性の場合は、生活習慣を改善するだけでは治りません。

気功や呼吸法などの、健康法を取り入れることが必要です。

気功で冷え性が改善する【実例】

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重度の冷え性の場合でも、気功をやると治ります。気功には、根底から血流を改善し、体質を変える力があります。

もちろん、すぐにではありません。かなりの冷え性を治すには、年単位の時間がかかります。一番ひどい冷え性の男性が治るまでには、5年かかりました。

その男性をAさんと呼ばせていただきます。Aさんの場合は、下腹のチャクラ(丹田)が開いても、冷え性は治りませんでした。

平均して、1年~2年気功を続けると丹田が開きます。丹田は一番気が作られる場所です。丹田が活性化すると、体内の気の量が大きく増加します。

そのため、体調不良が治ったり、精神的にも落ち着きが出ます。けれども、Aさんの冷え性は、丹田が活性化しても治りませんでした。

以前みたいに、冬に手足の指先が紫色になる事はなくなっていました。ですので、改善はされていましたが、指先は冷たいままでした。

気功は魔法ではありません。体質改善ができるとは言いましても、元の体質というものがあります。「このあたりが限界かな」と私は思いました。

けれども、Aさんは気功の不思議な感覚に魅了されたようで、その後も独自に気功を続けていました。

そして、久しぶりに連絡が来てお会いしました。すると、冷え性が治っていたのです。治っているどころか、血の巡りの良い、とても元気な人になっていました。

冷え性だと末端で冷やされた血液が体を巡るので、体が冷やされます。体温が下がると免疫力が下がるので、様々な体調不良が起こります。

肩こりや腰痛の原因にもなります。そのため、冷え性が治ると大きく体調が改善され、元気な人になります。

また、頭や胴体に集まりすぎていた血液が、脳から一番遠い手足にも行くようになります。その結果、頭に血液が上がり過ぎてパニックになったり、胸に集まり過ぎて極度に緊張するような事がなくなります。

精神的にも落ち着いてくるので、性格も変わります。Aさんは気功に出会う前に、サッカー以外にも、筋力トレーニング、ジョギング、ストレッチを5年以上も続けていました。

それでも治らなかった冷え性が、気功で治ったのです。私はAさんと会って、改めて気功は凄いなと思いました。

しかし、気功は凄いと言いましても、重度の冷え性の場合、治るまでに5年かかりました。ですので、即効性はありません。

さらに、5年間続ける事は簡単ではないので、こちらから強くお勧めする事はできません。5年間時間をかければ、おそらく大抵の事はできるようになります。

難しい資格を取得したり、新しい技術を身に付ける事もできます。ですので、色々な時間の使い方があります。

けれども、気功に時間を費やすのも悪くはないです。気功をコツコツと続けたときに得られる、体力と精神力の向上には、人生を好転させる力があるからです。

まとめ【気功で冷え性が改善する】

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冷え性は気功で治ります。冷え性の原因は、お腹が温まらないからです。お腹が温まらないと、手足に熱や血液が送られません。

人間の体で一番重要なのは、消化・吸収・排出をすべてこなす腸です。ですので、体が冷えている時、脳は腸を中心とした下腹を温める事を第一に行います。

お腹が温まるまでは、お腹に気や血液が集まるように、手足の気道や毛細血管を閉じます。そのため、手足に熱や血液が行くようにするには、お腹を温めなくてはいけません。

気功で冷え性が治るのは、気功を行うことにより、お腹周りの気道や毛細血管がしっかりするからです。

気功を行うと、気道が太くなり体内の気の量が増えます。また、気功を行うことで、毛細血管の血流が良くなり、新しい毛細血管が作られます。

お腹の気道と毛細血管がしっかりすると、お腹が温まりやすくなります。その結果、お腹がしっかりと温まり、余った気や熱、血液が、末端の手足にまで送られるようになります。

冷え性だと体温が下がり、免疫力も下がります。冷え性は、様々な体調不良の原因となります。そのため、冷え性が治ると、大きく体質が改善されます。

また、脳から一番遠い部位である手足に血液がしっかりと通うようになるので、精神的にも落ち着きが出てきます。

以前よりも人前で緊張しなくなるので、ストレスも減ります。


基本的に、冷え性を治すのは大変です。重度の場合、年単位での努力が必要です。けれども、かなり重度な冷え性でも、気功を継続して行えば治ります。

気功には、それくらい大きく体質を改善する力があります。

有料記事 ・気功のやり方【独学】初心者から極めるまで

最後まで読んでいただき、ありがとうございます(^人^)  感謝致します。