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「聞く」が深まっている

2023年4月よりスタートした「聞く人ラジオ」。この文章を書いている11月10日現在で、56人の方にお話しを伺いました。

皆さん、お話をいただく際、まず最初は対話のチューニング時間があります。だいたい20分~30分程度。そこからご自身の奥にある、言葉以前の思いに入り込んでいき、30分~40分あたりで、いわゆる「タイトル」になるようなキーワードを発されます。それはその人自身が大切な・大事な・その方の芯のあたりにある言葉です。

その言葉に至ると、話されている方自身に気付きが生まれます。そうか、自分はそういうことを思っていたんだな、と。
そういう言葉を、聞いてみたい。

ところで50人を超えたあたりから、自分の「聞く」が深まった、という実感があります。そのせいなのか、お話をいただく時間が1時間を超えてくることが増えました。

だいたい皆さん、わーっとひといきで30分程度はお話しくださいます。最近はそこからの時間が伸びてきました。それはおそらく、自分が対話の内容以外のこと、その人そのものに耳を傾ける、その人自身を聞く、ということを意識するようになったから、だと思います。

共感したり、驚いたり、発見したりと、その方がお持ちのお話しはその人にしか語ることのできないお話しで、加えてお会いした時、その瞬間に発される言葉は、その時にしか出会えない。

きっと数か月後には違うことを言っているだろうし、だからこそその瞬間の即興性に身を任せて、その人自身を聞く。それは「聞く」を続けてきたからこその気づきであり、まだまだ「聞く」を続けていくばかりです。

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