聞く人ノート

話をお聞きすることで、あなたが持っている「大切なこと」に気づいてもらう。 それが僕の仕…

聞く人ノート

話をお聞きすることで、あなたが持っている「大切なこと」に気づいてもらう。 それが僕の仕事です。 https://yuinawa.com/ ポッドキャスト「聞く人ラジオ」配信中 https://podcasters.spotify.com/pod/show/kikuhito

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館山市のみなさんを紹介するサイトを作りました

「聞く人ラジオ」を続けていく中で、故郷である千葉県館山市にゆかりある方に、多くご出演いただきました。 そんな皆さんをまとめて紹介できないか?と思い、Webページを制作。ご出演いただいたみなさんに連絡し、写真も提供いただいて、一覧できるようになっています。 改めて、沢山のみなさんにお話を聞いたなあ!と。 みなさんおひとりおひとりに聞いた場面が思い起こされます。 この頃思うのは、「聞くこと」は「出会うこと」なのだ、ということ。 しっかりとお相手の話を聞くことは、その方としっ

    • 「聞く人ラジオ」はポッドキャストで配信中

      様々な方にお会いし、「お仕事」「好きなこと」をテーマにお話を聞くポッドキャスト「聞く人ラジオ」。 スタートから1年が過ぎ、2024年4月下旬で91人の方にご出演いただいています。 中には2度、ご出演いただいた方もいらっしゃいます。 また、環境音の収録にもトライ。 この回は結構好評をいただいています。 ただ蝉が鳴いているだけ、とかなんですけど。 収録時は当たり前に鳴いていた蝉、いま4月だと不思議な響きに聞こえます。 また、「聞く人」である私自身が「聞かれる」こともやりま

      • 「なんで聞く人をはじめたんですか?」

        最近の「聞く人」でお会いする皆さんは、ほとんどが初対面、あるいはどこかで一度挨拶をさせていただき、改めてお会いする、という方が増えてきました。 最初の頃は元々知っている知人・友人に聞いていたので、その頃に比べて、ずいぶん違う! たくさんの新しい方に出会っている、聞く人です。 そんな中で、この頃よく聞かれる質問の第一位がこちら。 「なんで聞く人をはじめたんですか?」 やっぱり、皆さん気になるのだろうなと思います。 確かに僕も、そう思います。 「なんで、はじめたの?」 「ゆ

        • 「聞く人」はどこで収録しているか

          収録する場所は、基本的には相手の方に指定してもらいます。 なぜかと言えば、話をする方の「ホーム/アウェイ」でいうところの「ホーム」であることが大事、と考えているからです。ホームである方が、その方がリラックスでき、より話しやすいと思います。 たいていがお相手の自宅や事務所、あるいはカフェ。陽気が良ければ公園。農業関係の方に聞いた時は、その方の畑。他にも飲み屋さんや大学、保育園でお話を聞いたこともありました。 今まで聞いてきた方の顔を思い浮かべると同時に、その場所を思い起こ

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        館山市のみなさんを紹介するサイトを作りました

          聞く人1年。

          1年前の2023年3月28日、「聞く人」の1回目として、カフェ店長のシノサキさんにお話をお聞きしました。そのお話を配信をしたのが4月10日。ぐるっと回って1年間。おかげさまで聞き続けることができています。 「聞く人ラジオ」は毎週2回、月・木曜日に配信。2024年3月30日時点で86名の方にお聞きしています。最初は友人・知人に聞きながら、そのうちご紹介いただく方が増えてきて、今では多くの初対面の方に出会い、聞いています。 最初にスタートした時は、そんな風になっていくとは思い

          空気、素直さ、好奇心→対話が紡がれる

          話を聞く際、相槌、頷きをするのですが、その作用としては「話しやすい空気を醸成する/場を構築する」ことになると思います。 対話の際、変な間、なんか嫌だなと感じる空気(沈黙など)が訪れると、対話が詰まり、流れが滞り、話がしづらくなります。そこを、自然な相槌や頷きでつないでいく。つなぐというか、流れを通す。 相手の話に波乗りするように、心地よいダンスをするように、相槌、頷き、笑い、驚き、相手の話を素直に受けて、反応することで、対話の空気が積み重なっていき、話しやすい空気が作られ

          空気、素直さ、好奇心→対話が紡がれる

          記憶に耳を澄ませてみたら

          かつて20代の頃に友人たちと共同生活(今でいうシェアハウス)をしていた街、阿佐ヶ谷にて聞く人の収録を行いました。 待ち合わせの30分ほど前に到着して、ぐるっと街をひとまわり。かつて住んでいた家、よく行った飲み屋、喫茶店がそのままあったりして、いわゆる「エモい」状態が身体に沸き上がり。 その場所に来るまですっかり忘れていたことを、場所が覚えている。もう会うこともない誰かしらとの時間が蘇ってくる。 住んでいたのは20年も前で、でも街のいたるところに記憶が宿っており、ただ歩きな

          記憶に耳を澄ませてみたら

          夢のさなかが過ぎてから

          最近聞きながら気付いたことがある。 相手の話を夢中になって聞けるのは幸せなことだ。 それだけといえばそれだけなんだけど、その「夢中」は意図しては訪れない。どこかでうわの空になる。メタの自分が客観視している。その時は夢中とは言えない。 相手の話を聞きながらの夢中は、相手の話すグルーヴと、それを受け取る聞き手の循環が、見事に合致して訪れる。相手の話の面白さはもちろんだが、その面白さに至る助走や、話の導きや、その導きによって引き出された「ここだけの話」や、互いの循環や、対話をし

          夢のさなかが過ぎてから

          前職を辞めて1年

          2024年3月1日、前職を辞めてちょうど1年となりました。 去年の今頃は「聞く人」はまだ始めておらず、辞めたばかりの覚束ない心地だったことを覚えています。 その後、聞く人として「聞く人ラジオ」をスタートし、コツコツとみなさんにお話を聞き続け、あっという間に一年が経ちました。 おそらくは生涯においても、たくさんの出会いがあった一年でした。 聞き続けることで様々な気づきがあり、聞くことそれ自体について考えることも増えています。思えば「聞く」に特化した一年でもありました。 そん

          前職を辞めて1年

          「どんなジャンルの人に話を聞きたいですか?」

          聞く人にてお話を聞いたのち、お相手の方に「どなたかご紹介いただける方いらっしゃいますか?」とお伝えします。その方のOKがあったうえでお繋ぎいただき、その後、日時や場所を合わせてお会いする、という形になります。 最初は知人友人に聞き始めたところから始まった「聞く人」は、そうやってご縁が紡がれ、今までお会いしたことのない方に出会っています。 最近、何人かの方に「どんな人・どんなジャンルの人に話を聞きたいですか?」と言われることが続きました。僕自身はいろいろな方にお話を聞きたい

          「どんなジャンルの人に話を聞きたいですか?」

          「聞く人ラジオ」はさらに進化する

          1月下旬に続けて5人の方にお話をお聞きしました。お聞きする、ということはその分編集もする、ということで、その後は集中しての編集モードに入っていきます。 その中でお聞きした方に「ラジオの途中でいったんユイナワの解説を入れると、もっとそれっぽくなるよ」とアドバイスいただきました。「それっぽい」とは、「プロっぽい」ということ。 早速アドバイスいただいたように、番組途中での解説を入れてみました。そのための内容は考えていかねばなのですが、確かに視聴者にも優しい。番組っぽさが増します

          「聞く人ラジオ」はさらに進化する

          『PERFECT DAYS』

          この文章を書いている今日、ほんの数時間前に鑑賞してきた。 派手ではない、どちらかというと淡々とした内容だが、そのせいかじっくりと、時間が経つにつれて響きが増してくる。 映画館に入る前/映画館から出た後で、景色が変わったような気がした。劇的にではなく、静かに。この感触は、明日になったらどのようなものになるだろう。とりあえずは空を見上げてみたくなり、見上げてみるだろう。 映画とは、こういうものかもしれない。映画のチカラとは、本来こういう映画から醸されるものなのだ。現代は表現が

          『PERFECT DAYS』

          聞けば聞くほど、その人が見えてくる

          1/25〜1/30の日程で5人の方にお話を聞きました。 皆さん様々なお話をしてくださり、いま思い描くことをお聞かせくださいました。 建築家 印刷会社社長 画家 写真家 VFX superviser みなさんそれぞれ、その方だけにしか歩めない道を進み、今の職業に就いています。それは自らの意思、ご縁と行動があってこその道です。 その道を進んできた過程における出来事が、また新たな出会いを紡ぎ、次の展開を呼んできます。あるいは呼ばれて、導かれていきます。 それは思い通りにいく

          聞けば聞くほど、その人が見えてくる

          リスナーはどんなことを聞きたいだろう?

          聞く人ラジオを聞いている方から、「〇〇さんのあの話は、もう少し聞きたかった」とご意見いただいた。 収録時には気づけなかった視点をいただけたことにまず感謝。 そして「確かにそうだな!」と思いまして。 今までの「聞く」は、基本自然な流れを心がけていたが、ひとつプラスして考えるべきと思ったのが「リスナーは次に何を聞きたいだろう」を心に留めながら聞く、ということ。 目の前にいる方の話を聞きながらなので難しいといえば難しいのだけれど、きっと聞くことを重ねていけば、少しはできるように

          リスナーはどんなことを聞きたいだろう?

          これからも・間違いなく・間違える

          先日、聞く人・動画制作者のお仕事として、インタビュー動画の撮影をしてきました。 とある雑居ビルの一室で撮影をしたのですが、カメラを覗いたら「フリッカー現象」が発生! 肉眼では気づかないのですが、カメラ側のモニターでは「ちらちら」と画面が明滅。録画テストして確認したところ、ちらつきは消えません。 初めての体験だったので焦りました。 うおお、これはどうすればいいんだ!?と。 蛍光灯を消したり、蛍光灯自体がちらついてるんじゃないかと外したり、背景になる白壁の面積が少なくなる

          これからも・間違いなく・間違える

          自然の音に耳を澄ませる

          「聞く人ラジオ」は、時に「人以外」に耳を澄ませることもあります。 こちらは夏の庭園で蝉の声を聞きながらの散歩です。 これは秋の終わりの海岸の散歩の様子。 これは年の瀬の都会の雑踏をうろうろした際に収録しました。 このシリーズ、意外と好評で、「よかったですよ」と何人かの方に言っていただきました。実験的にやったことですが、引き続き耳を澄ませてみたいなと思っています。 ですが、次は何の音がいいだろう。。。 それをいつも探しています。 「こんな自然音、おもしろいのでは?」

          自然の音に耳を澄ませる