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ジャッジをしない|半日リトリートから

「セッション始めなよー」
えこちゃんにそう言ってもらったのは2月後半なのだけど、なかなか踏み出せてなくって、やっと4月4日から仲間うちではじめています。(…遅い)

どんなセッションなのか、そのやり方もわたし自身手探りではありますが、セッションや、そのやりとりの中で感じたことをシェアしていきます。


「セッション」といったものの、やり方は手探りで、それと同時に「リトリート」もやっていきたい。
わたしが考えるリトリートは、その人がその人の自然を取り戻す場所、その人らしさを見つけるきっかけ、となるもの。

今回も、えこちゃんの講座の同窓生の麻衣子さんと交換セッションすることになった。
麻衣子さんはちょうど、八ヶ岳の別荘に来る際に松本の先輩のところに遊びに行く、というのでそれでは信州で会いましょう、となったのだった。

あらかじめ「どんな景色に見たいか、出会いたいか。どんなことを感じたいか」と麻衣子さんに訊いてみると
「美しい山々が見えて、色とりどりのお花が咲きみだれ、小鳥のさえずりが聴こえたり…深く呼吸のできる緑溢れる豊かな場所🌿
想い描いていたら、安曇野ちひろ美術館が出てきました。
その風を感じる場所が、いまの『わたし』を感じられるところみたい。
食べたいもの…手作りの優しい味を感じたい。って、出てきました🌸」
との返信。

安曇野ちひろ美術館を含めた、半日リトリート。テーマは決まった。
ちひろ美術館は、実は北アルプスの山裾近い場所にあるので山並みはあまり見えない。友人に教えてもらった安曇野の自然食・ビーガンのお店はちょうどお休み。天気次第だけど公園でお弁当食べるのもいいかもしれないな、と思いながらも飲食店調べ等あんまり進まないまま前日…

「明日はお天気も良さそうなのでお昼、お弁当かおにぎりを買って、公園で食べるでも、近くのお店に入るでも大丈夫ですので」と麻衣子さん。
わー、天使!そう、わたしは色々知っている方だし調べるのも好きな方で、整理や仕組みづくり好きといわれる太陽・乙女座だけど、最近そういう能力が著しく衰えている。人のためにあらかじめ色々考えて準備する、というのがもう、あんまりできなくなっている(じゃあ、リトリート来る人いないじゃん、ってツッコミが!?)。
いえいえ、逆にだからこそ、当日・その場で一緒になったときに合わせるっていう即興性とシンクロを大事にしたいって思っているこの頃なのだ。そしてあらかじめ決めすぎない。それが、その方が逆にうまく行くとも感じている。

そして当日。午前中にbe with カウンセリングファシリテーション仲間とのオンライン練習会があって遅れてしまった。これは予想できたことだったので事前にお伝えしていたのだけど、ちょうどその間に穂高神社にお参りしてきた、とのことでホッとした。
お昼はDELI DELIというお弁当屋さんでそれぞれ買うことにした。以前から店の前を通ったことはあるけど買ったことはなくて、事前にgoogleマップでエリアを見ていたら目に留まったお店。計り売りのおかずの種類はたくさんあって楽しいし美味しかった!店内にはマクロビ系の調味料から大手メーカーの、多分化学調味料が入ったフツーによく見かけそうなものまで置いてあるような、なんだかそんな感じがいいなと思えるお店だった(そういえば穂高神社脇の自然食料品のお店は定休日だった)。

麻衣子さんとは初めまして、なのだけど共通の友人もいる同窓生なのもあってか、会って早々に話しが弾んだ。お弁当を持って池田町のあづみのクラフトパークに着く頃には、麻衣子さんの話がわたしの午前中の友人との練習会で感じたこととリンクしていることに気づいてびっくりした。

クラフトパーク 麻衣子さん撮影

それは「ジャッジをしない」こと。
いい、悪いと決めないこと。相手の話をいい、悪いと判断して受け取らない、いい悪いで判断しないでただ、きいていること。相手がどう受け取るか、自分で勝手に判断しないこと。相手にどう思われるか考えて、行動しないこと。相手がどう思うかは自分の範疇ではないのだから。

そうなんだよね。
ちょうど天気は下り坂。高台で展望の良いクラフトパークで北アルプスを見ながらお弁当を広げるつもりが、なかなかの強風の中、それでも色々話した。麻衣子さんの話すことは彼女自身の話だけど、わたしの話でもある。わたしが話すことは、また彼女の話でもあるようだ。お互いの話すことが自分の鏡でもあるようで、そのシンクロ具合にまたびっくりするのだった。

その後、安曇野ちひろ美術館へ。この美術館は、なんというか地に足が着いた感じの場所だ。「おらおら、ここは美術館なんだぞー。えっへん!」という圧があまり感じられない、気負わない感じの印象がある。あくまで私感だけど。

まずは展示を見る。ちひろの描く、あどけない表情のこどもたち。こどもたちを見守るちひろの優しい眼差しを感じる。閉館ギリギリまで見て、お庭から外に出た。ちょうど緑の体に赤い顔、雄のキジがいるのが一瞬、見れた。

ちひろ美術館のお庭

お庭にある桜の木の蔭にこどもサイズの椅子が置いてあるので腰掛けた。時間なのか地形なのか、この場所では先ほどのクラフトパークほど、風は強くなかった。「セッション」というセッションはしていない。フルート奏者の麻衣子さんはフルートを用意してくれていて、それでわたしから感じたものを即興で吹いてくれるということだった。けれど気がつくともう、帰る時間になっていた。それでもいいような気もした。

リトリートでは、そのときその場でその人が感じることを大事にしたい。何かを得ようとか、学ぼうというよりも、自分で感じる、気がつくことが大切だなと思っている。
数日経ち、たくさん話したことの内容はいくらか、わたし自身も忘れているのだけど、それは何か具体的に覚えていても、いなくてもいい。
強風に吹きさらされたクラフトパーク。ちひろ美術館に移ってきたらほとんど風がなくって、そのときに感じた対比や不思議な感覚(無駄な抵抗をしない、とか個人的には意味づけしてたけど)。ちひろの描くこどもたちの表情、水彩のいろどり。展示室の暗さとそこから出たときの外の明るさ。靴と靴下を脱いで芝生の上で裸足になったこと。弱い風といっても、ちひろ美術館の庭に咲いていた桜の花びらが風で散って飛ばされていたのを見たこと。西側の山に沈む日の光とその輝き。少し体感的なものが何か残っていることがあったら、その方がいいなと思っている。

西の山に落ちる日 麻衣子さん撮影
転がるわたし 麻衣子さん撮影

↑目が回ったし、服は芝だらけになった。でも、こんなことってあんまりやらないでしょう?(フツーの大人なら当たり前か)
ちひろの描くこどもたちを見て、ジャッジしない、こどもの感覚になんだか触発された。月・牡牛座はマドモアゼル愛先生によれば所有と五感の欠損(月が意味するのは7歳まで、とか)…それなら、こども感覚でいいんじゃない?それでいいよね。

メッセージは受け取っても受け取らなくても、何かの感覚が残っていたらいいな。


答えはその人自身の中にある。
わたしができるのはそのお手伝い、だけだから。

「ハートでつながる、ほんとのコミュニケーション」セッションモニター受付中です。オンライン・リアルどちらでも。
半日または日帰りリトリートは信州・鎌倉周辺・神戸などで。飲食・交通費実費。
いずれも下記からお問い合わせください。

@quicucoto on Instagram: "\モニター募集中/ 先週から主に同窓の人たちと交換セッションを始めています。 気になっていること、ぐるぐるしていること、やりたいことetc 話すことは放す、離すこと きくこと話す、をきっかけに、ほんとはどうしたいの?どう感じているの? 「ハートでつながる、ほんとのコミュニケーション」がコンセプト。直感を使った対話セッション、モニター募集中です。 4月中は平日のみ、オンライン・リアルどちらでも。 1時間程で考えています。当面無料ですが感想をお願いします。ドネーションは大歓迎w 下記はセッションやそのやりとりで感じたことを書いています↓ https://note.com/kikukoto/n/n2a09c050a8fe あるいは@quicucotoからnoteのリンクへ!" 6 likes, 0 comments - @quicucoto on Instagram: "\モニター募集中/ 先週 instagram.com

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