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0215|裏木曽日記|この頃

昨日、西側の窓周りの内装・装飾ができて、少しずつ終わりが見えてきた。なんとなく、終わってしまうのがちょっとさびしくも感じている。

一月はじめのお休みから二月第一週のお休みまで一ヶ月間、休みなしで毎日作業。一月後半からは内装工事。木材(ほとんどが廃材)を加工して前述の壁面窓周りに取り付ける、お化粧みたいなこと。

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これの前段階、石膏ボード貼り作業後半から作業の分担が分かれて、わたしはわたしで毎日作業をすることになった。特に内装に入ってから、久しぶりに一人でものづくりに集中するのが楽しい!

広義でいえば、一人で画面とにらめっこするグラフィックの仕事もものづくりだろうけど。たいして集中できてなかったし楽しんでいなかったと気づく…自分には立体系はできない、向いてないと思いこんで、学生時代は平面系を選んだ。だいぶ後になってショップで働いてみたら、お客さんから「今着てるのどれですか?」やディスプレイしたマネキンコーディネート全部買いとか、どうやら実際に立体や空間的なもの、身体を動かしてつくるものの方が向いているように感じてもいた。

作業の合間にふと「不完全自活マニュアル」と称して学生時代につくった、自活・生活を茶化してまとめたzineを思い出した。平面だけど印字以外はほぼアナログ的に切り貼り、紙一枚の中に世界をつくることに没頭した。友人と一緒につくったつもりだったけど彼女曰く、手伝っただけ、と。

昔、広告制作会社やメーカー企画部で働いていたとき一番楽しかったのはブレスト。それぞれが持ちよったアイディアで起きる化学反応。

それもいいけど、今はひとりで静かに集中してつくるのもいいなって感じてる。ここではないどこか外へ外へ、と拡大していた意識の方向が毎日目の前で少しずつ作り続けることによって変わってきたみたい。

見出し写真は今月はじめに長距離移動したとき、途中同乗した友人が撮ってくれたもの。今までは楽しかった海辺の街も今回はなんだか全然違うように感じた。「宣言下」の空気感もあるかもしれないけど。もう充分に移動しつくして外の世界は満喫したのかもしれない。



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