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0223|裏木曽日記|加子母

昨晩、雨が降ったけど今日はまた晴れた。夜中、熱くて汗かいたりでよく眠れず。途中、何度か目覚めたが最終的に起きたのは明るくなってから。「ハッシーすっきりしたやろう」ほんと、身体はなんだかすっきりしている。そしてなぜか朝から大量のデトックス祭り。のちにチャーハンとシチューをいただいた。今いるのは、岐阜県の旧・加子母村の北部。東濃の北部で飛騨の下呂温泉まで近いところ。現在は中津川市になる。

午前、作業が進んだような進んでいないような。お昼にベトナミーズなライスヌードル、初めて作ったメニューだそう。これもつまり時空を変えるアイテム。いつも昼休みの散歩は決まったルートを二周だけど、散歩コースも変えてみた。

この辺りは加子母村の中でも「小郷」と書いて「おご」と読む。まさに小さい郷の閉塞感を感じていたけれど、今日の空気感か、自分の気持ちの現れなのか、新規ルートだからなのか…いつもと違って少しだけ広く見えた。

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主な産業は林業と畜産(飛騨牛)。寒暖の差を生かしてビニールハウスでのトマト栽培も盛ん

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加子母の大杉と延命地蔵尊

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賽銭箱は金属製だけど、引き出しは木製。近所の人が作ったのだろうか。

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乳子が池から北の方の山並みを望む。御嶽方面と聞いている。

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お庭が綺麗な近所のお宅。れんぎょうが咲いていた

今日は予定の作業終えるまであと少し、のところで「ホームセンターに材料買いに行くし、ご飯も食べ行くか」。ちょうど先週出したプリンターの修理の受け取りにも行きたかったところでグッドタイミング、やっぱり時空が変わった。軽トラの助手席に乗って下呂方面へ。

話題はまた「鏡の法則」のワークのことと「父性」。昨晩、まず最初の書き出しをしたが最後まで進めていない。「いくら考えたところで解決しない」「わかってる、行動でしょ」

ホームセンターと電気屋のあと、わたしにとっては初めての、すき家。食べながら、自分の家族や昔のことの振り返り。小さい頃、食事中も話し続けていたわたしに父が「あなたはまったく、口から生まれたの?静かにしなさい」と言ったのを思い出した。それから父とあまり話さなくなってしまったのかもしれない。楽しかったのは、父とふたりでプールに行ったこと。プールよりもプールの後の休憩で、わたしはリボンシトロンという炭酸ジュース、父が飲んでいたのはブルーのカクテル。缶詰の赤いさくらんぼとパラソル型のピックがのっていたのを今でも覚えている。

帰り道もまたその続き。「その年まで一人でさ。家の引越や転校、受験や進路のブランド・エリート圧力。両親やそのまた両親の影響、嫉妬。すごいよなぁ、でもその大変なのを選んで生まれてきたんやぞ」「うん、知ってる。それ全部乗り越えるって決めてきたのかもね」「わざわざ岐阜くんだりで。でも一人やったら多分できなんだなぁ」「ほんと〜ありがとうございます」「どっちにしろ、もう少しや」


昔、バイクに乗りたくて中免だけ取った。あるとき、クルマとバイクメーカーの広告をつくる!と閃いてAT限定免許を取りに行った。少しして希望する仕事に就いたあと、在職中に限定解除してマニュアル免許にした。その後はしばらくクルマを運転する機会がなかったけど次に転職した大阪の会社で、大雪の北陸に一ヶ月研修行った時に生活に使うための社用車がマニュアルだった。ほぼ初めてのマニュアル運転実地が大雪、しかも北陸でも普段は雪少なく除雪不慣れなエリア…それからまた数年して白馬に移住して最初のクルマが壊れ、車種を指定して探してもらって買ったクルマがマニュアルだった。今、運転しているのもマニュアルの軽バン。最近はこれで信州←→岐阜往復はもちろん、関東帰省もするようになった。

映画みたいに、時間が未来から流れているのなら、わたしが今この場所にいるのはその先の未来を感じとって意図している自分もいるからなんだ。

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