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再就職を目指す方に向けて、時間の作り方

こんにちは。女性向け再就職コンサルタントのきくりんです。前回は、「時間がない」と少々焦っている今の私の取組を書きましたが、

今回は、再就職を目指している方に向けて、時間の作り方について書いてみようと思います。

お子さんがいらっしゃる方の場合、毎日お子さんやご家族のことに多くの時間を使われていて、自分のことは後回し、という方も多いのではないでしょうか。

私も、子どもが小さかったころは、子どものやりたいことを思う存分やらせることを優先していました。そのころのことは、こちらの記事に書いています。

再就職を目指すにあたり、いろいろ考える時間が必要になります。私は、ママ友が再就職をしていくのを見て、焦りながらも何もできない期間が続いていました。考える時間を作り、次のステップに進もうという気持ちも固まっていませんでしたし、それまでと同じ毎日を送る方が楽だったということもあったと思います。

最近、時間の作り方のヒントになる本を読んだので、ご紹介しますね。

2012年に出た本ですが、今でも購入することができます。働き始めるにあたっての準備として役立てていただけるのではないかと思います。

この本では、まず、身の回りの環境や自分の体調を整えることから入っていきます。私も、今でも少し忙しくなってくると、身の回りの整理が行き届かなくなって、探し物が増えたりして、それがストレスになることがあります。また、疲れもたまり、体調が今一つの状態だと、考え方もついネガティブになることがあります。私も、ちょうど最近たまった本や資料を整理して、気持ちをリセットしたところです。

具体的な時間の使い方については、まず朝起きてから夜寝るまでの過ごし方を書き出してみます。さらに、1つずつの具体的な「作業」の形で書いていきます。

ワーキングマザーの作業は、重要さと緊急さで分類する(参考:「7つの習慣」)と、「重要で緊急」「重要ではないが緊急」の、緊急性の高いものが多くなります。この本では、こうした作業の効率化を説いています。

今度は、作業を「じっくり度」によって仕分けをします。慣れていて、じっくり考えなくても進められる作業は「慣れっこ作業」、そのときどきで違った対応や考え方が必要で、じっくり考える時間をかけることで結果が得られる作業が「じっくり作業」です。さらに、作業の中で、自分が実際には動いていない「待ち時間」があるかどうかで「待ちアリ作業」「待ちナシ作業」に分類します。これらを掛け合わせることによって作業は4つに分類されます。効率化するための優先順位のつけ方や組み合わせ方が本の中で紹介されています。

今の私が持っている作業も、この4つに分類することができます。客先への提案などは「じっくり作業」ですので、集中しやすい午前中にやるのが効果的です。さらに、それに上司の承認が必要な場合は、「待ちアリ作業」になるので、「待ちナシ作業」より優先する必要があります。

仕事だけでなく、家事や育児に関する作業も、4つの分類をあてはめることができると思います。これを意識していれば、子育て中だった当時の私も、少しずつ自分のことを考える時間が取れたのではないかと思います。

働く女性の時間確保は、自分だけでは完結しません。仕事は周りとの協力があってはじめてスムーズに進みます。ときには、突然仕事を休まなければならないことも発生しますが、普段から周りの役に立つよう心掛けて信頼関係を築いておくことで、そういうときにも快くサポートしてもらえます。この本では、そうしたコミュニケーションの工夫についても知ることができます。

私も、子どもが3歳違いでしたので、娘の高校卒業・大学入学と息子の中学校卒業・高校入学が同じ年にやってきました。予定は早いタイミングで職場に伝えましたし、それまでの間できることをやっておき、自分の仕事の状況も見えるようにしておきました。

今回ご紹介した本、もっと早く出会いたかったと思います。これからも折に触れ、読み返したいと思います。再就職を目指す方にも、参考にしていただければ幸いです。

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