専業主婦から社労士になったときのこと①
こんにちは。キャリアにブランクがある方の再就職・キャリアアップのサポーターきくりんです。今日は、私が社会保険労務士になったときのことを、「こうすればよかった」という反省を含めて書いてみたいと思います。
自己紹介にも書いた通り、私は専業主婦として15年過ごした後、社会保険労務士の資格を取って再就職しました。
1.なぜ資格を取ろうと思ったか
再就職を本格的に意識したのが娘が小6、息子が小3のとき。すでに10年以上ブランクがあり、このままでは採用されるのは難しいと考えました。そこで考えたのが資格取得。今考えれば、資格さえ取れば何とかなるというほど簡単なものでは決してないのですが、当時の私にはそれ以外思いつきませんでした。
2.どの資格を目指すか
そこで、いろいろな資格を調べました。最初に考えたのがファイナンシャルプランナー。自分の生活と関係が深く、取り組みやすいと考えました。そこで資格の学校の説明会に申し込みました。しばらくしてその学校の担当者から連絡があり、私のそのときの状況についていくつか質問された後、次のようなアドバイスを受けました。「ファイナンシャルプランナーはどこかの組織に採用されて活かすのは難しく、専業主婦から目指すのはおすすめできない」と。
このようなアドバイスをしてもらえることは多くはないと思います。「資格取得後」のことまで考えてアドバイスをしてもらえたのは本当にありがたかったと思っています。
そのほかの資格についてもいろいろ調べた結果、新卒時に4年弱働いた会社の研修でほんの少しだけ労働法をかじったことがあり、仕事でも就業規則や社会保険に関することを扱うことがあって一番なじみやすかったことから、社会保険労務士試験を目指すことにしました。
このように、資格を取って何をするかを考えていたわけではなく、「資格を持っていれば少しは採用されやすいだろう」という考えだけで資格を目指して勉強を始めました。
3.資格を取ってどうするか
勉強中、新卒時の会社の同期の友人と話をする機会がありました。そのとき、「再就職のために社労士試験の勉強をしている」と話したところ、その友人が、「資格よりも、まず経験を積んだら?働きながらでも資格は目指せると思うよ」と言ってくれました。その友人は、すでに最初の会社は退職し、私と同じくらいの年齢のお子さんがいましたが、ほぼ切れ目なくキャリアを積んできていました。
今思えば、その友人の「現場感覚」は的確だったと思います。早めに何らかの形で「社会復帰」を考えてもよかったのかな、と思います。
社労士試験の準備でお世話になった学校の先生が、合格後おっしゃったことがあります。「合格後3年間何もしなければタダの人」と。もうひとつ、「PCスキルは必須、簿記の勉強もしておくといい」というアドバイスも受けました。そこで、同じ学校で開講していたPCの講習を受けつつ、就職活動を始めることになります。
今日はここまでにして、続きはまた書いていきますね。
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