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2歳半で初めて声を聞いた。

長兄の三女と次兄の長女は
生年月日が同じ。
従姉妹同士とはいえ
同じ日に生まれたのは
凄いなと思っている。


次兄のお嫁さんは初産だったのもあり
入院してからなかなか産まれず
一週間くらいかかったのかなぁ。

そして長兄のお嫁さんの方は
3人目だった事もあり
陣痛がきてその日にすぐ生まれた。

きっと次兄の方の子が
長兄の方の子を待ったのだろう。
「せっかくだから同じ日にしようよ」と。


この間、ハロウィンのお菓子を
両親が送ったので
長兄の三姉妹からお礼の電話が
かかってきた。
その時、私は何もしてないのだが
電話が回ってきて
お礼を言われた。

その時、三女と初めて話した気がした。
隣から「お菓子ありがとうって」という
誘導の言葉も聞こえながら
しっかりと日本語を話していた。
だいたい二歳半過ぎかな。

上の二人はしっかり喋るし
踊るし陽気なので
動画などでよく見ている。


しばらくして
長兄の三女と話したが
次兄の長女とは話していない事に気づいた。

実は次兄とはよくテレビ電話をする。
というか、かかってくる。
荷物のやり取りがあればほぼ必ず。
両親は出たがらないので
結局私がスマホを持つ係になる。
そしてひたすら長女が遊んでいる姿を眺める。
みんなで会話しながら過ごすのだが
長女は喋らない。
切る間際の「バイバイ」も言ったことがない。


なので次兄に聞いてみた。
すると長女は保育園の先生にも「バイバイ」とは言わないらしい。
喋れないわけではないようだが
照れ屋なのだろうか。
保育園の先生に言わないなら
私達に言うのは難しいだろう。


そして今日、次兄からテレビ電話がかかってきた。
お菓子が入った入れ物で遊ぶ長女。
髪の毛フサフサの次女。
二人の姿がメインで映っており
大人たちで色々会話をした。
長兄の三姉妹と話した事も伝えていたので
親たちは何か喋らそうとするのだが
長女は黙ったままだ。
黙々とお菓子の入れ物からお菓子を出して
又入れて蓋をする。
その繰り返しをしている。

親たちは新たな手段を試みて
おもちゃのお人形を出してきた。
長女はどれも自分のものだと言わんばかりに
沢山両手で抱きしめていた。

「ぁんぱんまん」


幼い高い声が聞こえた。
長女が喋ったのだ。

「泣き声以外で初めて聞いた」と言うと
「生まれた時から声は可愛いのよ」と
バカ兄貴が言っていた。

それからは少しずつその可愛い声が
画面の向こうから聞こえるようになった。

「やっと慣れてくれたのかもね」
一同、ホッとした気分もあったのだろう。
「実際に会っても慣れるのに二時間はかかる」
そう言っていたので
会う事があっても話してくれるまでは
まだまだ壁が多そうだ。





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