今日という日こそ『未来の話をしよう』

NHKで本日放送されたドラマ『太陽の子』
ドラマ内での三浦春馬さんのセリフです。

三浦春馬さんの事があったので
今回の『太陽の子』はドラマだけではなく
主演の柳楽優弥さん有村架純さん達が出演されていた
土曜スタジオパークやメイキングなども拝見しました。
ですがまだドラマは観てません。
食事時だった事もあり
ゆっくりと落ち着いてしっかりと観たかったので
録画してこれから観ようと思っています。

今までは戦争もののドラマ・映画はよっぽど心惹かれなければ避けてきました。
それは小学生時代、広島で過ごし
その期間に沢山の戦争作品に触れた為
もう十分だと思ってしまっているからです。
又、私自身とても引き込まれやすい所があるので
今観るときっと心が崩れてしまって辛くなってしまうのではという不安もあります。

生粋の嵐ファンですが未だに『硫黄島からの手紙』も観ておらず
『蛍の光』に至っては避けて生きてきました。

最近だと『アルキメデスの大戦』を観ました。
これは数学という視点から描かれており
軍の中のお話でもあったので
自分と切り離して観ることが出来ました。
素晴らしい作品です。
(自分の感想などはまだ改めて記事にしたいと思っています)

なので私の中で『太陽の子』を観ようと思った事は大きな事でした。

先週の土曜スタジオパーク
こちらは昨日拝見しました。
柳楽さんが涙を堪えながら話されている所は心が痛くなりました。
まるでこうなる事が分かっていたかのように
三浦春馬さんが共演の柳楽さん、有村さんについて語っている姿は
とても美しく凛々しくて
その姿がもう存在していないとは思えない程です。
「春馬くんの分も僕達がこの作品を届けなければ」
それを聞き、受け取りたいと思いました。

戦時中でも「未来の話をしよう」と語り合う姿
三浦春馬さんが軍隊に戻る前夜
三人で話をします。
男二人は戦時中の事について考えますが
唯一の女性、有村さんが「戦争が終わった後どうするんだ」と提起し
戦争が終わった後は子ども達に勉強を教える人が必要だし
この国を動かしていく大人が必要なのだから
みんな生きなければいけないと話していました。
そして三浦さんが言います。
『そうだね、もっともっと未来の話をしよう』

あなたにそう言われるとたまらない。
そのキラキラした眼で
まるで未来には希望しかないような顔をしているのだから…。
生きて三人でこの作品を伝えて頂きたかった。

『太陽の子』は科学者の視点から戦争を描いています。
日本も核爆弾を作っていたのだと恥ずかしながら初めて知りました。

この話をした時、父は
「完成しなかったからよかったんだ」と言ったのです。
完成していたらあの時の日本軍ならどこに核爆弾を落としたか分からない。
それこそ本土決戦になっていたら今頃植民地だっただろうと。

私も完成しなくて良かったと思いました。
完成していたら間違いなく終戦は伸びたでしょう。
軍人さんも大変だけど
国で普通に暮らし続けている人たちはもっと大変だったと思うから。
負けてもそれでよかったと言える世の中になっていますよと
戦争に命をかけてくださった方達に伝えたい。

でも、韓国やどこかの国では今日は勝利の日です。
それを賑やかに祝われたりすると少しイラッとしてしまう
キャパの狭い自分も確かに存在します。


毎年この日を迎える時
初めて知る事に出逢うのです。

今年は日本も核爆弾を作ろうとしていた事。
そして、沖縄の守礼門の焼け跡から未研究の地下道のようなものが発見された事。
守礼門は守るんだと沖縄の方達は戦った事などを知りました。
あまり沖縄戦には詳しくない為、情報が間違っていたらすみません。

未来の話をしよう
そんな人達が一人でも多くいてくれたなら。
そう願います。
そしてこれは今の状況にもピッタリです。
新しい日常に変化する今、未来の話をしよう
そして一人でも未来に光が見えて欲しい。
見えるような世の中にしていかなければいけない。


私には正直、過去の戦争が正しかったのかどうかといった事はわかりません。
ですが、正しくなくとも歩んできた道をもっと知るべきだと思います。

だって毎年、陛下があんなに謝意を述べて下さっているのだから。

過去の遺産にしてしまうのではなく

気をつけないとこれから起こりうる未来にもなるという事を忘れずにいたいです。

義務教育でも近代史は簡単に終わってしまいます。
別に中国や韓国ほど、この辺を重点的にとは言いませんが
最後の戦争について、自分は何も知らないと思ったまま大人になってしまいました。
自ら学ぶ事をしないといけなかったと思うのです。

敗戦だからとか間違っていた戦争だからとか
そういった事は一旦置いておいて
実際にあった出来事を客観的に学んでいく事は
戦争が身近ではなくなってしまった世代のやるべき事だと感じますし
過去から学べなければいい未来は生まれない
そう信じています。

直接、戦争の悲惨さを聞く事は出来なくても
映像に残す事が出来る。
そんな大掛かりな事ではなくとも
自分が祖父母から聞いた戦争の時の話。
それを子ども達に話すだけでいいと思います。
きっと伝え続けるだろうけど
伝えようとしなければ、伝わる質や量は変わってしまう
そう思っているので私は自分の知っている事を姪っ子や甥っ子に伝えていきたいです。

終戦75周年
こんな日だからこそ『未来の話をしよう』

仮にサポートを頂けましたら大変貴重ですので大事に宝箱にしまいます。そして宝箱を見て自分頑張ってるねと褒めてあげます(〃ω〃) ♪