見出し画像

貴布禰総本宮 貴船神社(京都市左京区鞍馬貴船町)~かみほとけ巡拝記~

こんにちわ、桔梗之介です。
暑い日が続きますね。こんなときは涼やかな処で時を過ごしたいもの。というわけで七月十一日、京都市左京区鞍馬貴船町の貴船きふね神社へ行ってまいりました。早いもので、もう一週間も前のことに。。。

貴船神社 二の鳥居

京都の洛北にある貴船神社は鴨川の上流に位置し、貴船山と鞍馬山に挟まれた谷間にある。水の神をまつり、全国の貴船社、貴布禰社の総本宮になります。貴船神社の周囲にある料理屋は夏場の川床で知られる。冬場に訪れるとボタン鍋の看板が目立つようになります。

この日は前夜東京から発した夜行バスで早朝の京都駅前に降り立ち、市バスと叡山電鉄を乗り継いで貴船口駅で下車。叡電は途中の市原駅から乗客は桔梗之介ひとりでした。そして貴船口駅からゆるりゆるりと貴船川沿いを歩いていきます。ゆるやかな上りが続く。道は舗装されているので歩くのに苦労しない。神社まで普通に歩けば30分くらいの距離だと思います。

朝の貴船口駅
貴船神社へは貴船川そいに道をすすむ
貴船神社

貴船神社の到着時刻は午前7時30分ごろ。
バスの終点貴船を過ぎ、料理屋などが連なるようになってくると、道の左手に貴船神社の二之鳥居がたつ。青い楓に赤い鳥居は鮮やかです。ここから石階をあがると貴船神社の社殿があります。
参拝客はほとんどいません。もう七夕はすぎていますが、七夕の短冊が境内を飾っていました。

貴船神社 本社境内

貴船神社は午前6時からお参りができます。授与所は午前9時から開きますので、おみくじやお札を買い求めたり、あるいは御祈祷をお願いするわけでもないのなら、参拝客の少ない早朝の参拝はおススメかもしれません。人の多い少ないだけでなく、朝の空地きは清々しくて気持ちがよい。ましてかみほとけの領域ではなおさらでしょう。

でも貴船神社の水占みくじは一度はやってみたいでしょうね。桔梗之介はおみくじはもう何年もひいていません。ある時ある神社で大吉を引いて以来やっていません。ですから永遠に大吉のままです。勝手な解釈です

貴船神社本社拝殿
貴船神社 御神水

貴船神社のご祭神は高龗神たかおかみのかみ。水の神で、降雨や止雨といった水の供給を司る神である。

貴船神社の創建は不詳。太古の丑の年の丑の月の丑の日に天上より貴船山中の鏡岩に貴船明神が降臨したという伝説があるそうです。
貴船で丑とくれば謡曲鉄輪などでもお馴染みの丑の刻参りを想起させる。これは貴船明神降臨の丑年丑月丑日、そしておそらく丑の刻に大願成就を願った参詣が、悪しき方向に及んだ結果かもしれません。

朝日のあたる貴船神社拝殿

また、桓武天皇の時代である平安初期の延暦十五年(796)に藤原伊勢人が貴船明神の夢告により鞍馬寺を建立したという逸話がある。これは『今昔物語集』にも載る。
ということは、たんなる水の神というだけではなく、貴船鞍馬周辺の地主神の性格もすでに持っていたと思われる。

平安京遷都以降、貴船神社の場所は賀茂川の上流に位置しているため、都の水源を握る神として信仰を集めていったのでしょう。延喜式の神名帳には、名神大社として載っているし、二十二社のひとつでもある。

貴船神社 本社本殿

永承元年(1046)七月の水害で奥宮の地にあった社殿が被災し、天喜三年(1055)に現在地へ社殿を移す。平安時代末期には賀茂別雷神社(上賀茂神社)の摂社となっていたようです。明治になって上賀茂社から独立。旧官幣中社。例祭日六月一日。

貴船神社境内 本社北側にある滝

さて貴船神社は本社、結社、奥宮の三社が、貴船川に沿うように下流からあります。ということで次は奥宮へ参ります。近日中に投稿する予定です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?