ファンタジーの主人公と同じくらい御都合主義だったらいいのに。 #20181010

よく何かに没頭してしまう癖があるんだけど、今回はちょっとやりすぎた。

『転生したらスライムだった件』というアニメの1話を見たら、続きが気になってその日のうちにコミックスを全巻読破して、それでも足りずに原作のweb小説にまで手を伸ばしてしまったのだ。
 で、5日くらいかけて原作を全部読破してしまい、読み切った達成感と感慨に浸りながらこの日記を書いているので、ちょっと文体が影響されているのは許してほしい。

課題の期日が迫ってくると、娯楽がとっても魅力的に見えるのはよくある話だと思うんだけど、月曜どころか水曜日になってしまったので、先延ばしにしていた金曜日までの課題が一気に目の前にやってきた。
2日足らずで、5日分の進捗を穴埋めしなければならないのだ。
もしも『思考加速(スキル)』があったなら、、、なんてファンタジーの話は考えても仕方ないので、この日記を書き終わったらあとはやらねばならないことに邁進するしかない。ここがファンタジーの世界じゃなくて非常に残念だ。


そんなに切羽詰まっているのに、なんでこの日記を書いているかというと、理由は主に2つ。

1つは、インプットに対して何かしらアウトプットをする癖を身に付けること。「目的のないインプットはオ○ニーと同じ」って言葉をネットで見かけたからなのだけど、ただただ消費するのではなく生産に結びつけることが、将来的に自分の人生において役にたつと思うのだ。どんな形であれ、それをまずは定着させることが大事なので、ひとまず5日間かけて読んだ、壮大な物語に対する自分の思いをアウトプットすることにした。目的は後付けでも構わない。
もう1つは単純で、まだ頭の整理ができていないから。
課題をやるにしても切り替えができていない状態で手をつけては全く進まないことは目に見えているので、5日間蓄えた頭の中の膨大な情報を片付ける。それからまた、課題に向けてスイッチを入れて頑張る。そんな作戦なのだ。

物語の感想、といってもネタバレしたくない(というか事細かにネタバレするほど詳細に書いてしまったら疲れちゃう)ので、大筋にサクッと触れつつ、自分の思ったことを中心につらつら書きます。批評とかし始めたらきりがないのでやりません。

ひとことで言うと、「御都合主義って最高」でした。
いや、決してディスってるわけじゃなくて、まずこれだけの世界観と設定、飽きることなくテンポよく展開される物語、そして魅力的なキャラクターたちを描ける時点ですごいし、たぶん自分で同じことをやろうとしてもそんな上手く描けると思えないし、まず続かない。書くのに飽きる自信がある。

それでも、振り返ってみると、ファンタジーはたとえどんな物語でも御都合主義だと思う。この物語も例外ではなく。
作中のバトルシーンでは、敵や味方の様々な策略や思惑が飛び交うんだけど、結局誰かが勝って誰かが負けることで、物語の大筋は進んで行く。最終的にその結末にたどり着くまで、とても都合良く。

それをわかっていても、ストーリー展開が気になってしまい、世界観の魅力に取り憑かれたように、勝手にページを捲る手が進んで行き、いつの間にか読んでいて楽しくなるのがファンタジーだ。
作家の掌の上で踊らされていても、それでもやっぱり楽しくなってしまうから、御都合主義って最高なのだ。

それに比べて現実はちっとも甘くない。
理不尽なことはファンタジーと同じくらい多いのに、ピンチになっても能力はパワーアップしないし、アンラッキーなことがあっても復活できないし、失敗したら取り返しのつかないことばかりに見える。実際そうかもしれない。

結局愚直に続けて行くしかないのだ。理不尽なことが起こるならそれに備えるとか、叶えたい夢があったらそれに向けて邁進するとか。

魔王でも勇者でもない僕たちは、残機は1人だし、寿命って制限時間はあるし、寝ないといけないし、分身できないし、食料を食べなかったら死ぬ。

ファンタジーの主人公と同じくらい御都合主義だったらいいのになぁって思いながら、やりたいことを見つめなおして、それを叶えるために今日も生きるのだ。

幸いにも、魔王とか世界征服を目論む邪悪な存在とかは、たぶんこの世界ではこの先100年くらいはいないと思われるので、平和になってしまった世界で、自分の人生の幸福度を高めるべく生きていこう。

というわけで、やりたくないけど、課題に手をつけます。。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?