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収入減って暇になった!フリーランスがやめてはいけない4つのコト

フリーランスは基本的に毎月の給与が決まっていない。稼働時間・稼働日数によって、毎月の収入に幅が出てくる。「え、今月請求書ぜんぜん出してない!」と嘆くこともしばしば。

しかし、嘆いてばかりいても何も始まらない。

とにかく行動をしないと詰む。その行動一つ一つが明日の仕事を生み、クオリティーの向上に繋がる。昨日の自分より、明日の自分が一皮剥けるようにならないといけないのである。

今回は実体験を基に、収入が減っているときこそやめてしまいがちだけど、やめてはいけない4つのコトに絞って綴っていく。


1.インプットの投資はやめてはいけない。確実に。

収入が下がると、単純に稼働時間が減る。要は暇になる。そんな時には積ん読の本などをひたすら読んで時間を過ごそう。Amazonのunlimitedサービスを使えば1000円ちょっとで電子書籍が読み放題なので、そちらに手を伸ばすのも良いだろう。

仕事につながる・つながらない関係なく、「あ、この人と話していると、なんか面白いな。またお話ししたいな」と思ってもらえるのが、一緒に仕事をする信頼貯金の第一歩に繋がる。

過去に読んだ本や作品をもう一度読み返すのも悪くない。数年前に読んだ自分の感想と今の感想が全く違うこともある。

例えば、漫画の美味しんぼ。以前の私はすっかり雁屋哲に毒されて「味の素なんか使っちゃいけないんだ!!」と思っていたが、今ではすっかり洗脳も解け、美味しんぼという漫画は雁屋哲のオナニーを見せつけられただけだったんだとわりかし冷めた目で見ている。

時代も変われば考え方も変わる。そりゃあ日和見主義はいかんけど、どっかの左翼政党の党首みたいに、もう時代が変わって社会主義だの共産主義だの自体が化石なのに、自分の考えを変えたくても変えられないポジションにはならないようにしている。

そうならないために磨かないといけないのは、物事の本質はどこにあるのか。洗脳が解けた美味しんぼだけど、本質を見極めるという部分は大変参考になった。

フリーランスのキャリアを重ねてくると、手を動かすよりも頭を捻って相手に価値を提供するコンサルタントやアドバイザー的な役割が増えてくる。まずはネットやSNSを常にウォッチし、どんなニュースや情報が流れ、どんな反応が生まれているのか、それに対して自分はどう感じているのかを考え続けないといけない。

それが良質なアウトプット、つまり「あ、この人は面白い人だな」と思われることに繋がるのだ。

2.やわらかい姿勢は捨ててはいけない。柔軟に。

フリーランスとして生き残るためには、市場の変化に迅速に対応し、必要に応じて自分のスキルの棚卸しをして、提供するサービスを調整する柔軟性が必要となる。

ここ数年で気づいたことだが、業務委託で企業様から受けた仕事の契約内容がずっと続くと思わないほうが、気持ちが楽になる。"この契約内容だから、僕はこの仕事以外しません"というスタンスを取るフリーランサーに未来はない。その契約期間内で"あれもできます、これもできます、こんなのどうすか?"と常にクライアントとのコミュニケーションを取り続けることが大切だ。

例えば、私が業務委託契約を結んでいるIT企業ではカスタマーサクセスが業務内容で、以前と全く畑違いのポジションである。しかし、その企業には広報ポジションもあり、ライティングスキルを活かせる業務も存在する。元々の業務に加えて"ぜひ、僕を存分に使ってください"という意欲を示せば、クライアントとの信頼関係も深まる。

私もこれまでにいくつかの会社と業務委託契約を交わし、業務に当たってきたが、振り返ってみると1年以上続いている案件は、当初の業務に加えて新しい提案をして、全く違う関わり方をしていることがほとんどだ。

業務委託は、社員でもアルバイトでもない特殊なポジションであり、いつでも契約を切られる可能性がある。結果を常に求められるため、緊張感を持って仕事に取り組む必要がある。

スキルが向上すれば、コンテンツ制作やサービス開発など、新たなフェーズに進むことも可能だ。過去には、1人でウェブメディアを立ち上げ、取材から執筆、編集、公開、サイトデザインまでを手掛けたこともある。それをもっと発展させることもできたかもしれないが、今は次のステップに向けての糧としている。

新しい仕事や業務にチャレンジすることで、フリーランスとしてさらなる飛躍や発展が期待できる。常に新しい業務にアグレッシブに取り組むことをオススメする。

3.人と会う頻度は減らしてはいけない。絶対に。

フリーランスは会社員と違って、黙っていてもお金が入ってこない。コンテンツを販売していて収入が自動化されているなら話は別だが、基本的には人に会わなければ何も進まない。

この点を考えると、交際費の削減は避けるべきだ。仕事の機会のほとんどは人間関係から生まれるので、人との繋がりを大切にすることが不可欠となる。

人と会う機会を自分から作る必要がある。私は独立した当初、ランチをたくさん設けた。自分のスキルや経験がどんな業界で活かせるかをヒアリングし、そこからプロジェクトが生まれ、ビジネスになったこともある。

仕事の話だけじゃなく、普段の思いや趣味の話もぶちまけた。放送作家時代の「恥はかき捨て」精神で、恋愛の修羅場や仕事の失敗談も笑い話に変えて話した。そうやって自分を知ってもらい、信頼貯金を得た。

これが信頼貯金構築になっているとわかったのは、1〜2年経ってからのことだった。当時から知っていれば、業界や会社の課題のヒアリングをして、提案までセットで持っていっただろう。当時はビジネスの何たるかがわかっていなかった。歯がゆい。

夜もなるべく多くの人と交流するために、会食や交流会には積極的に参加した方がいい。全部に参加する必要はないが、直感で「これは」と思ったら行くべきだ。直感で「うーん」と思ったら行かなくてもいい。

行っても仕事の話はしなくてもいい。話の流れで仕事の話になればいいけど、異業種交流会でいきなり自己紹介から商品紹介するようなダメなフリーランサーにはなってはいけない。確実に次から呼んでもらえなくなるし、もし自分が主催だったらそっと交流を絶つ。

リアルが難しいなら、オンラインでの交流もアリだ。久しぶりの人ならZoomやGoogle Meetで話して、その後リアルで会うのもいい。話す理由は何でもいいけど、私は壁打ちやメンタリングで関わりたい人との関係を深めるようにしている。

行きつけの店があるとなお良い。東京ではスナックがあった。お客同士の交流が全く違う世界の人々との繋がりを生んでくれた。福岡に来てからはバーの常連になり、そこでの交流が新しい意見交換・情報交換の場になっている。

フリーランスは「ハブ」である必要がある。人をつなぎ、交流のキッカケを作る。仕事以外でも感謝される幅を広げていく必要があるんだ。だから会社員とは違って人間関係の構築が大変なんだよ、ワトソンくん。

4.凹んでもSNSでの発信を怠らない。誠実に。

例え収入が減って気分が落ち込んでいたとしても、SNSでの発信はやめてはいけない。SNSはただのコミュニケーションツールではなく、自身のブランドを築き、潜在的なクライアントと繋がるための強力なプラットフォームだからだ←さすがChatGPTの文章。お利口なやつ。

私の場合、「SNSで発信、見つけてもらう→リアルを知ってもらう」ではなく、「リアルで会う→SNSで人となりを知ってもらう」なので、SNSの使い方ではマイノリティの部類に入る。

私のメインSNSは中高年お達しでお馴染みのフェイスブック。会った人しか友人承認をしないので、Xの投稿と違って極めてパーソナルな投稿もしている。こんなのXで刺さらんやろという投稿も、フェイスブックなら通用する。人となりを知ってもらうための感情的なポストもするし、普段いいねもコメントもしない方が「きむ兄、いつも投稿見てますよ」と反応くださるので、日々の投稿の積み重ねは非常に大切だ。

投稿を続けることで、鳥の刷り込みの如く木村公洋という人間をみんなの脳内に刷り込ませていき、直接話すことがなくても「きむ兄は面白いやつ」というブランディングに寄与している。「面白いやつ」と思われた次はビジネスや仕事に関する投稿して、「あ、きむ兄はおさえるところはおさえているんだね」と刷り込み作業をしていく。なんとやらしい戦略だろう。

まとめ

人生は基本的にしんどいもの。しんどい時があるからこそ、喜びも幸せもあるものです。収入が減るのは「ひぇー」と不安な気持ちになりますが、シンクロナイズドスイミングの選手のように上半身は美しく、下半身は足でひたすらもがいている。そんな状態を楽しめるようになれば、あなたも真のフリーランサーでしょう。




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また、2023年5月分から投げ銭記事にしました。私が好きな缶コーヒー1本をあげてもいいよという心優しい方の投げ銭もお待ちしております!

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