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『働く女性と罪悪感』出版記念セッション

12月12日のTTCは
前半は、元AREA編集長で、
現在はBusiness insider JAPAN統括編集長であり、
『働く女性と罪悪感』を出版された
浜田 敬子さんと
Panasonic・ONE JAPAN共同発起人・代表の
濱松誠さんをお招きし、
一時間限定で特別公開セッションをしました。

後半は、OECD 2030 educationに関する英文。
少人数班で各自読み込んできた内容の
アウトプットとこれからの教育についての
議論を交わしました。
その後、教室形式のゼミが最後になる
四年生全員からこれまでの振り返りの一言を
頂きました。
涙を流しながら話す先輩もいて、
これほど「全力で取り組んできたんだ」
と熱い思いを感じました。

働くこととキャリア観

前半のお二人の話を聞いて、
印象に残ったことを7つまとめました。

①キャリアの難しさ
女性の考え方として、早期に結婚、出産し、
生活に安定させたのち、
ビジネス上のキャリアの積み立てていきたいという思考がある。
働くために、生活面の判断を急いでは良くない。
生き急がなくてもいい。キャリアプランに縛られないで
もう少しゆるく考えていいと思う。
②ロールモデルについて
全部完璧で、なんでもできるスーパーマンはいない。
一人の理想像に依存してしまうと、崩れた時の反動が大きくなる。
そのため、いろんな人のいろんな側面を見ながら、
いいとこ取りをして、自分で理想像を組み立てるべき。
③やってみよう
やりたいこと=得意なことではない。
予想外の分野が得意だったというパターンもある。
食わず嫌いせず、やってみる。
新しい自分の価値観であったり、やりがいが見えてくる。
④頼れる人を作っておく。
同世代、横のつながりを大事にするべき。
心折れそうな時、助けてくれる存在は重要。
自分の理解者を作っておくと支えになる。
⑤家庭と仕事の両立について
働きたい女性が子育て、家事を
両親、親戚に頼るのも選択肢の一つではある。
だが、居住地の距離がある場合などは
ベビーシッターや家政婦のような存在を
雇う選択肢もとっていい。
自分への投資として、考えてみるべき。
⑥昨日の友は今日の敵?
同じ企業で働いていた人が、転職したとしても、
迎合し、関係性は保つべき。
勉強してまた戻ってくるかもしれない。(留学的な?)
社外の知識を持ち込んでくれるリソースになるかも。
⑦一歩立ち止まるのも勇気
介護や子育てにより生活が圧迫された時、
一歩立ち止まって、一度やめる。
課題に専念しつつ再起プランも持つ。
充電期間を経て、より意欲的に取り組める。

女性総合職で働く同志が少ない中、
長きにわたって、前のめりで取り組まれてきた浜田さん。
だからこそ、重みを持つ言葉が多く、
「働くこと」について考えるヒントになりました。
また、浜田さんが今まで超えられてきたハードルの高さから、
私たちも超えられる、超えなくてはいけないんだと
勇気をもらいました。
そして、いつか浜田さんのように
原体験として、次世代に適した形で
語れるような人間になりたいと思いました。

濱松さんは、
男性の心構えや男女の関係性の角度から、
コメントを頂き、内容理解が深まりました。

1時間限られた時間でしたが、濃いものになりました。


未来型教育について

本日の英文は
「OECD 2030 education」についてでした。
激動する社会において、今後の教育について
少ない時間ではありましたが、
少数班編成で議論をしました。
現代の社会事情だけでなく、
将来を見据えた教育カリキュラムの
必要性とその難しさを感じました。
教育指針は、現場とのギャップが大きくなる
傾向があり、実際の現場レベルまで
どう落とし込むのか、
目まぐるしく変化する社会情勢において
適宜対応できるものでなくてはならない
課題は多く、ハードルの高さを感じました。

四年生の思い

前回のゼミで、
最後の授業となった四年生全員から
これまでの経験談と後輩たちへのアドバイスを頂きました。
涙を流しながら話し、同期の話を涙を流しながら聞く姿を見て、
ここまで全力で前のめりに取り組んできたのかと感動しました。
今の四年生の存在が私たちとって大きく、
ゼミ全体の空気感を形成してくださっていたんだと
改めて思いました。
先輩たちが作り続けた「熱狂」を継承し、
より発展させる責務があると感じ、
次世代をどう作り上げていくのか、また一つ
大きな課題であると感じました。

まとめ

挑戦してみることの大切さと、
やりきることの重要性を再認識した1日でした。


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