我々はメンヘラの謎を解き明かすべくTwitterの奥地へと向かった。
「まだ日本にこんなところが存在したのか…」思わず口を滑らせてしまった。

ODをしたのか焦点の合っていない瞳、そこらじゅうに散乱した薬のシートや空き瓶、
ヤンデレ、独占、共依存、監視、不登校、OD、ニート、死にたい、愛されたい、などの様々な言葉が飛び交っているタグ。
そして彼らは余所者で手首にリスカのない我々を監視する様に見詰めている。

ついにメンヘラを見つけることに成功した我々は、深淵を覗くつもりで病み文化とやらを覗いてみた。

だが底はからっぽだった。
何も見えずただ暗闇だけが広がっている。

ああ、世のメンヘラたちよ。なんと悲しいのだろう。

家や学校、現実に居場所がないからインターネットにハマる。
最初はただ”ハマった”だけかもしれない。
ハマったからリアルより何よりインターネットに触れる。
インターネットには私の全てを理解してくれる人がいて、
優しくしてくれる人がいて、幸せな気持ちになれるのかもしれない。

だがそれは間違いだ。
その距離感ではいつかネットが”絶対に必要”になってしまうだろう。
ないと不安なのだ、悲しくなるのだ、私の全てはそこにある。そんな風に思うかもしれない。

しかし所詮はインターネット。
垢消ししてしまえば、時間が過ぎてしまえば、今まで仲がよかった人が”本当の幸せ”を見つけてしまったら…
ほんの小さなことで大切にしていた関係が消えてしまう。


でも私は居なくならないよ！！！！！！！！！！！！！！！！！！！
安心して！！！！！！！さあ、みんなで海を見にいこうね！！！！！！！！！！！