夢占い、冬が来る

今日はいつもと同じ8時に起床。寝覚めはいつもより悪かった。悪夢を見たからだ。すごい血が出る夢を見た。たぶん現実には妊娠していないのになぜか流産する夢だった。

気になる夢を見るといつも癖でやってしまうのが、「夢 ○○」という検索。どうしたって占いなんて興味ないぜ的なスタンスでいたい自分が、ここで明らかに崩れ去るのだが、まぁ女子はほとんどがそうなのでは?と思って開き直っている。夢占いほど不毛なものもないと思っているが、どうしても気になる夢の場合、吉か凶かよりどういう意味付けなのかが気になって調べてしまう。なんの根拠もなく、どこの誰が書いているのかもわからず、そんな情報になんの価値もないのは重々承知なのだが。。。自分の無意識下で起こっていることなんて、意味なんかないし、ただ情報をランダムに処理しているだけなんだろうと思いつつも、夢に何か意味を付けたくなる。一応、無意識ではあるけれど、「見た」ものであるからそこに意味を見出したくなるのは人間ぽいことなのかもしれない。サルだったら、夢占いしないだろうなぁ。

今回見た流産の夢を調べてみると「健康運の低下」と一番最初に出てきた。ふむ、なんかそれっぽい。けど、ありきたりな感じもする。もう一つ出てきたのは、「何か新たなチャレンジやスタートには不向きな時期、今はまだ準備期間と捉えるのがよい」とのこと。これはさっきの健康運よりも具体的に何か自分の生活のことを言っているような気がして、当たっている?と思わせられる。「判断力の低下、新しいことへの挑戦は控える、充電期間」など、なるほどこの時期に私が思っていることと被るなぁと思わずうなずいてしまう。これがたぶんどの時期であっても、そうかそうか当てはまるぞと喜々としてしまうのはおバカな人間だからなのかもしれない。利口なサルになりたい。とにかく、調べたことをまとめると、体調に気をつけることと無理して何か新しいことを始めるのではなく、今までやってきたこと、リズムを崩さず、次に備える期間であるようだ。季節の変わり目だし、この忠告が完全に無視できるほど自分を律していないところが寂しい。占いのよくある忠告にああそうかといつまでも胸を打たれているとは、いつまで女子やってんだろうかと自分で呆れると同時に愛おしくもある。

よく見る夢の種類の中に「裸のままうろうろ」している夢というのがある。これも気になって調べてみると「裸=社会の常識を脱ぎ捨てている状態」と捉えるらしく(?)裸の夢は、社会的な常識、普通にできることが普通にできない自分への嫌悪感として意味付けられていて、云々。。。書いていて自分でもはてなだらけだけれど、とにかくあまり良い意味ではないようで、でも良い意味の場合もあったり、まさに占いの不毛さにどっぷりと浸かってしまった。占いが誰かを救う力になったりするのは理解しているつもりでも、どこか自分はなんて不毛な話なんだろうと耳をふさぎたくなる。しかし、たまに「しいたけ占い」を見たり、こうして夢占いをこつこつ調べてメモったり、立派に占いを利用している一人の阿保人間であることは間違いない。阿保は言い過ぎか。可愛くいうと、迷える子羊である。頭の片隅にある「占いだから真剣に捉えなくてもいいだろう」という思いがかえって、占いへすぐに飛びつく切っ掛けみたいなものにもどこかでつながっていて、変なのーと思う。

夢にこんなにもこだわるようになったのは、「自分」のことに意識が向き過ぎているだけのようにも思える。もっと自分以外の外こと、社会で起こっていることに目を向けなければと思いながらも、どこかおっくうに感じている。夢は完全に自分しか見ていない自分の脳内で生成された「現実」で、誰かにとっては本当にどうでもいい。この夢占いの話も正直どうでもいい話ランキング堂々の1位である。ただ、今の自分にとっては夢占いの無意味さに浸ることでしか、満足できることがないのも事実だ。最近、どっと疲れが出ていて、1週間ほとんどをうだうだ寝てやり過ごしたからか、無意識に自分を責めるような気持ちになっているのは否めない。夢に何かしらの意味を与えることで、自己満足できるのならそれはそれでいいのかなとも思える。疲れの理由ははっきりしていて、今はその元凶がないからだんだん疲れもとれてきているが、なんだかすっきりしない感じはある。気候のせいという単純な理由もある。寒くなったり、急に真夏日になったり、気温が不安定だと、よく体調を崩しがち。こういう経験を何度も繰り返しているので、さすがにこういうシーズンに突入したのだなと冷静に思えるくらいにはなった。一年の中でいうと、2月、6月、11月、12月が体調を崩すポイントの時期。大体冬場だ。沖縄の冬は油断していると、身体がさーっとすぐ冷えてすぐ風邪をひいてしまうので私にとっては要注意の時期だ。ローペースでゆっくりやること。頑張りすぎない。しゃかりきにならない。休み休み。ちょっと休み過ぎたかなと思うくらい休む。とか、心がけていないとすぐ突っ走る癖があるので、本当に何度も何度も日記に同じことを書いている。「がんばらない」「ゆっくりやる」「休む」この3つは私の永遠のテーマと言っても過言ではない。

先週、頭が過覚醒状態になってぐるぐるしていたのは、病院で先生に相談し、投薬してもらえて少し落ち着いた。かかりつけの先生曰く「冬を乗り越えましょうね」とのこと。そう、毎年このシーズンが来るとどっと疲れが出て体調を崩す私にとって「乗り越える」というのは本当にぴったりの表現で、さすが先生だなと思ったりした。何とか乗り越えたい気持ちと、多少もしも体調が悪くなっても焦らずゆっくり休めば何とかなるという気持ち。あとは、クマみたいに冬眠の時期だと思って、そんなに動き回らないように心がけようと思う。冬は苦手だけれど、もこもこのセーターやぐるぐるストールで出かけられると思うと少しは気持ちも晴れてくる。せっかく買った秋色の服が着たくて仕方ないのに、沖縄はまだ夏日。体調のことを考えると寒くなって欲しくないのだが、やっぱり秋冬の渋い色味の服に身を包んでひんやりとした空気の中を歩きたい気持ちもあってソワソワする。矛盾しているけれど、どこか冬を待ちわびている感覚もあって、それはそんなに冬が厳しくない沖縄県民ならではなのかなとも思った。だって、まだビーサンの子どもが外で遊んでいるのを見ると、おいおい11月!と思ってしまうのだ。。。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?