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牛乳でクスリを飲んだらどうなるの?|クスリのアウトプット#30

きむっちです。

一度はクスリを牛乳で飲んだことありませんか。
牛乳で飲むときには注意が必要になります。

この記事ではクスリを牛乳で飲んだ時に起こりうる影響について解説していきます。

この記事を読んでいただくことで牛乳がどのように作用するのかわかっていただけますよ。

【この記事を読んでいただく前に】

この記事を読んでいただく前に
前回の記事(#29)を読んでいただくことでさらに面白く読んでいただけます。


牛乳で飲んだ時の影響

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今回の記事では牛乳でクスリを飲むときに起こりうることとして、次の2点で書いていきます。

● カルシウムの影響
● 脂質の影響

それぞれ見ていきましょう。

【カルシウムの影響】

牛乳にはカルシウムが含まれています。

カルシウムの影響でクスリの成分が変化がでることがあるのです。また、クスリの効果を低下させる場合もあります。

意外かもしれないですが、骨の病気の骨粗しょう症のクスリでも牛乳のカルシウムと結合するのです。

【脂質の影響】

牛乳には脂質も含まれています。

腸では脂溶性が高いものを吸収しやすい特徴があることから、牛乳でクスリを飲んでしまうと吸収が促進されることがあります。

これだけを聴くとクスリの効果を上げるから良い作用を起こすように思われるかもしれないですね。

実際には吸収が促進されることで血中濃度が上昇しやすくなる可能性があるのです。

それだけでなく、胃酸の影響も出てしまいます。

胃の中は酸性が強いことから、腸に作用させるクスリでは酸性の条件化では溶けないように設計されています。

牛乳でクスリを飲んでしまった場合、胃液のpHが中和されて弱酸性~中性になってしまいます。

そのため、胃の中で溶けてしまって分解されてしまうことにつながり、腸のクスリとして作用しない結果につながるリスクがあるのです。

最後に

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牛乳はカルシウムが多く含まれていることから、子どもの頃から飲んできた飲み物なのではないでしょうか。

一方で、牛乳と一緒に飲むことで目的とは違う作用が起こってしまう可能性があるというのも不思議なもんです。

牛乳と一緒にクスリを飲んでいいものかどうか、処方箋のときに薬剤師に聴いてみるのもいいでしょう。

次回のお知らせ

次回はお酒と一緒に飲んだときの影響について解説していきます。
アルコールとの付き合い方によっても変わるんですよ。

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最後までお読みいただきありがとうございます。

もっと詳しく知りたい方はこちらの本を参考にしてみてください。
図解で説明されているから、さらに理解しやすくなります。

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<きむっちの自己紹介の記事はこちら>


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