見出し画像

工具【ドライバー】の英単語・雑学|和製英語なの?

きむっちです。

工具のドライバーでは
プラスドライバー、マイナスドライバーがよく使われますね。

この2つの言葉が和製英語なのかどうか、知りたくないですか。

この記事では、
工具のドライバーについて
英単語・漢字・雑学を紹介します。

この記事を読むことで、工具のドライバーの歴史や英語について知ることができますよ。

【この記事を読んでいただく前に】

この記事を読んでいただく前に
ネジのことを知っておくとさらに面白く読むことができます。

ネジの記事はこちら


工具のドライバーとは

工具のドライバーは
ネジを締めるときに使うものになります。

ドライバーという言葉だけで見ると
車などの運転者、ゴルフ用のドライバーなどがありますが、ここでは工具に限定して書いていきますね。

ドライバーの歴史

工具のドライバーは18世紀に入ってからフランスで使用されていたと言われています。

1870年になると、
イギリスの「ウィリアム・メープルズ&サンズ」社の工具カタログでドライバーが紹介されることになったんですよ。

ここで、16世紀にはすでにネジが使われていたということも書かれている資料があります。

つまり、ネジよりも遅れて広まった工具になるんですね。

その後、ドライバーが多様化して、1939年には現在フィリップスねじと呼ばれるネジに対応したものが作られるようになっています。


ドライバーの種類

工具のドライバーとして
いろいろな種類があります。

● プラスドライバー
● マイナスドライバー
● 六角ドライバー
● 星型ドライバー

ここで、ドライバーとしてよく使われているのが
プラスドライバーとマイナスドライバーです。

プラスドライバーとマイナスドライバーも細かく見ればいろいろあるんですが、大まかに見ていきます。

まず、世の中にネジが出回ったときにはマイナス(ー)が最初でした。

【マイナスドライバーでは欠点があった】


ここで、マイナスドライバーではネジの頭からドライバーが外れやすい問題があったのです。

この問題を解決するためにマイナスドライバーで見直されることになりました。

 【プラスドライバーが作られることに】

マイナスドライバーの問題点を解決するためにプラスドライバーが作られることになりました。

プラスドライバーが作られらのは1935年のことで、ドライバーよりも先にネジが着目されることになったんですね。

先ほどの歴史のところで紹介したフィリップス社のネジとは、プラス型のネジなのです。

この流れからプラスドライバーが作られることになりました。そして、プラスドライバーが多くの場面で使われることに。

今でもほとんどのホームセンターではプラスのネジをメインで扱っています。

さらにプラスドライバーは中心に合わせるとネジ穴に収まることから作業効率アップとしても適しているネジと言えます。

このようなことから、プラスネジが主流になったことがよくわかる流れですえ。

【マイナスのネジはどれくらいあるの?】

そうなると、マイナスのネジがどれくらい扱われているのか、気になるかもしれません。

実は、マイナスのネジは全体の1~2割程度にとどまっています。

【どうしてマイナスのネジが残っているの?】

では、どうして需要の少ないマイナスネジが残っているのか、気になりませんか。

プラスネジにも欠点があって、プラスのくぼみに水がたまると錆びてしまってネジとして使いものにならなくなることがあります。

また、ドライバーによって削られてしまうことも。その点、マイナスドライバーならドライバーによる摩耗がほとんど起こりません。

このようなことから、特に雨や風にさらされる場所ではマイナスネジが使われることが多いのです。

それに伴って、マイナスドライバーも存在しているんですね。

ドライバーの英単語

ここからは
工具のドライバーの英単語を解説していきますね。

工具のドライバーは
英語で”screwdriver"です。

日本語ぽく表すと
「スクリュードライバー」です。

【screwdriverの語源】

ここで、
screwdriverにはドライバー(ねじ回し)でかき混ぜて作ったことが由来しています。

screw”は「ねじ」でしたよね。
driver"には「せかして先に進ませるもの」という意味があります。

つまり、
”screwdriver"で「ネジをせかして進ませるもの」ということにつながるんですね。

【プラスドライバーとマイナスドライバーの英単語】

ここで、
「プラスドライバー」と「マイナスドライバー」では異なる英語表現をすることになります。

ここからさらに解説していきますね。

● プラスドライバー

まず、プラスドライバーについて
解説していきますね。

さきほどまで説明しましたが、
プラスネジはフィリップスとも言われていました。

このことから、
「プラスネジ」は
英語で”Philips screwdriver"と言われます。

● マイナスドライバー

一方で、
マイナスドライバーはネジがまっすぐですよね。

このことから、
「マイナスネジ」は
英語で”Straight screwdriver"と言います。

【プラスドライバーも
 マイナスドライバーも和製英語】

つまり、
日用品として使う
「プラスドライバー」や「マイナスドライバー」と言った言葉は
和製英語にあたります。

【screwdriverの英英の意味】

ネットの英英辞典では、
”screwdriver"は次のように表されています。

a tool with a narrow blade at one end that you use for turning screws
「尖った刃が先端にあり、ネジを回すために使われる道具」
引用元:screwdriver(ロングマン英英辞典)

最後に

ネジよりも後にできたドライバー。
プラスネジとプラスドライバーができてまだ100年くらいしか経っていないと思うと、歴史の発展の速さを感じます。

英語でも通じそうなものが通じるパターンと通じないパターンがあって、和製英語との違いが区別しにくいこの頃です笑

工具のドライバーを使ってネジで深く掘るような記事を作っていきます。

ーーー

最後までお読みいただきありがとうございます。

この記事が良かったとおもっていただけたら、
「スキ」を押してくださいね。

コメントもめっちゃ嬉しいです。

<きむっちの自己紹介の記事はこちら>





この記事が参加している募集

名前の由来

スキしてみて

記事を読んでいただくだけでも大変嬉しいことではありますが、宜しければサポートいただけますとさらに嬉しいです。よろしくお願いいたします。