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果物【ブドウ】の英単語・漢字・特徴の紹介

果物のブドウは意外な魚介類とも関連性がある果物なんですよ。その魚介類のことを知りたくないですか。

今回からは果物に関する英単語系シリーズで記事をアップしていきたいと思います。果物と野菜で区別しにくいことがありますが、ここでは一般的に果物として知られているものを取り扱っていきます。

さっそくですが、第一弾はブドウから始めたいと思います。ブドウに関する英単語・漢字・特徴などを紹介していきます。

ブドウに関する情報

ブドウはブドウ科のつる性落葉低木もしくはその果実のことを指します。
ここからは果実のブドウのことをメインに説明していきますね。

ブドウの由来

ブドウはギリシャ語などの言葉が中国に伝わって漢字になり、日本に伝えられたと言われています。

歴史的には、紀元前8000年頃(今から約10000年前)に、シリアの遺跡からブドウが果実酒として検出されています。
紀元前3500年(今から約5500年前)にはメソポタミア文明のシュメール人によってブドウを意味する言葉が楔文字(くさびもじ)で残されていたそうです。このころからブドウが果実として食べられていたそうです。

日本にブドウが伝わったのは今から約1300年前の奈良時代になります。中国のシルクロードを経て日本に入ってくることになり、山梨県甲州市で育てられたと言われています。そして鎌倉時代になると甲州市の農家でブドウが育てられるようになり、江戸時代になると甲州で作られたブドウが評価されるようになりました。

日本でワインが作られ始めたのは1874年なのですが、この頃は和食がメインだったので、あまり受け入れられませんでした。その後、海外から洋食が取り入れられ、日本での洋食化が進んだことから、日本でもワインの生産量が増えることにつながったんですよ。

ブドウの漢字

ブドウは漢字で「葡萄」です。ブドウという果物は古代ペルシャ語から由来しています。ペルシャ帝国では「ブーダウ」と呼ばれる品種が持ち込まれることになりました。「ブーダウ」の音感から「葡萄」の字が当てられるようになったとされています。

ブドウの英単語

ブドウは英語で grape です。日本語ぽく読むと「グレープ」です。この読み方をするジュースなどはいっぱいあるので、よくわかりやすいですね。

one of a number of small round green or purple fruits that grow together on a vine. Grapes are often used for making wine
木の蔓(つる)に集合して成長する小さくて丸い緑色もしくは紫色の果物の中の一つ。ブドウはワインを作るときによく使われる。
引用元:grape(ロングマン英英辞典)

このgrapeは、昔は「柔らかくて果肉がつぶれやすい果物」という意味もあったそうです。これはberryにもあてはまるんですよ。

英語版のWikipediaでは、grapeは次のように書かれています。この英語からも、grapeはberryの仲間ということがわかりますね。

A grape is a fruit, botanically a berry,...(以後は省略)
「grapeは果物で、植物学的にはberryであり、...(以後は省略)」
引用元:grape(Wikipedia、英語版)

漢字の「葡萄」は他の読み方もある?

ブドウの漢字「葡萄」は他の読み方もあるんですよ。どんな読み方をすると思いますか。この読み方を見たらきっとびっくりすると思います。

日本では昔からブドウのことを「エビヅル」や「エビカズラ」と言われていました。そして、熟した果実や果汁の濃い赤紫色をエビ色としていたそうです。

このことから、「葡萄」は「エビ」と読まれていたんですよ。この「エビ」って言葉は魚介類の「海老(エビ)」のことを表しているんですよ。海老を焼くとブドウのような色に近づくことから「葡萄」が「エビ」とも読まれるようにつながったんですね。

魚介類のエビに関する記事も読んでいただければ嬉しいです。

ワインのコンテスト

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ブドウを使った飲み物として、ワインが有名ですよね。世界的にもワインのコンテストが行われているんですよ。

その中で有名なものの一つとして、インターナショナル・ワイン・チャレンジ(International Wine Challenge)と言われるワイン審査会が開催されています。

その他にも世界・日本でワインのコンテストがあるので、世界各国でいいワインを作ろうと努力しているわけなんですね。

まとめ

果物としても好かれ、ワインや葡萄酒として世界中で食べられているブドウはいろんな歴史を重ねて魚介類の「エビ(海老)」とも読まれることがあって、ワインと同じように歴史を深めることになる面白い果物ですね。

次回も果物の英単語を元に深堀した記事をアップしたいと思います。

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