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【感想】いだてん(随時更新)

概要

本文はキムラが2019年の大河ドラマいだてんを見た感想です。1話見るたびに更新していく予定です。

最終回

いろいろぐちゃぐちゃに混ざり合う最終回でした。
ちょうどまさに1964の東京オリンピックの閉会式みたいに。
たとえば構成からしてもそうだと思うんですよね。
あのずーっと流れてたオープニングの映像がドラマの1シーンとして流れるのとか。
そのための観測者として、ドキュメンタリーをとる市川崑さんが登場してたんですね。
彼のドキュメンタリーをとるって観点から金栗さん周りやらまーちゃん周りが描かれたりしたのはお見事した。
そこまで見て五りんはどうなった?って思わせておいてからの富久なんですよね。
あと、宮藤さんが志ん生を送るタクシードライバーとして登場してたのも虚実が混じってよかったです。
それから、閉会式に独立した国のエピソード拾ってきたのがさすがだなって思ったんですよね。
そのために国旗の吹浦さんがいたんですね。
あとは知恵ちゃんの出産のシーンも実際の役者さんご自身の妊娠出産と混ざるシーンでしたよね。
虚実の入り混じる象徴といてはマリーさんもすごいいい味出してましたよね。
学徒出陣の雨のシーンは開会式の日の晴れとの対比に使われたのはさすがだなって思いました。
そして、金栗さんの実際の言葉がドラマのさげになるシーンと最後の志ん生さんのふざけたポーズ。
あれ、志ん生の半身麻痺だったのをたけし(さん)が演じてましたっていいオチだと思うんですよね。
一年間、すごい面白かったです。
視聴率は振るわなかったようですが、それもドラマのテーマ「敗者の目線で見る歴史」にあっていたような気がします。金栗四三さんよろしく近代史の大河ドラマ化という黎明の鐘を鳴らした宮藤さんはじめ、関係者の皆様、楽しませていただき、ありがとうございました。

第46回

すごいなこの回。
まず三谷幸喜さんでばーんと来て、コンゴの2人のエピソードを通じて三島と金栗の2人を思い出させる演出がたまんなかったですね。
以前にも記載したと思うのですが、大河ドラマについては河上から何かやってきて、それに主人公たちが接して、川下に流していくっていう構造なんだろうなって理解してます。
その主人公たちが接してきた「オリンピックって伝統を根付かせること」をコンゴとか文化的に少しだけ後ろ側にいる人たちに流していくってのをやってるって言うのが素晴らしいんですよね。
この回は実写をうまく使ってドキュメントっぽい回なのかなと思いきや、五りんのエピソードのフィクション側も強くてそちらも印象に残った回です。知恵ちゃんの妊娠はグレーゾーンですが。
東龍さんと田畑の和解がすごくよかったんですよね、単に松重さんが好きって言うのもありますが。あとブルーインパルスのパイロットさん。彼もいい味出してますよね。空軍の集まってるシーンがかつての天狗くらぶの集まりっぽくてよかったです。
それから今回は酒井君がいい味出してたんですよね。
国を背負うのはいいけれど、背負わされるのは良くないってメッセージが印象的でした。
個と国(団体)との関係性に疑問を発してるのがいいんですよね。
政治関係について、描き方難しかったと思いますし、何描いても多分全員が納得いくお話になり得ないとは思うのですが、それでも自分はあの描かれ方が最適解だったと思ってます。
金栗さん、今回聖火ランナーに選ばれず、「負け」てしまったわけですが、「負け」からの心のありよう、救いっていうのがこのドラマの核なので、最後も救いがあると信じてます、五りんくんのエピソードとともに何かあるんだろうなって予想してます。
次回最終回ですか…。

第45回

火の鳥だけに復活編。
それは田畑のメンタルであったり、あるいは東洋の魔女であったり、それから軽く志ん生の復活にもかけてるんですかね?
この回、田畑が役職をやめたことにより、家族側が描かれているんですよね。娘さん初登場したりとか。菊枝さん田畑と結婚するまで喋らない人だったのに、今回結構なセリフ量でしたね。
鬼の大松さんのシーンがすごい印象的でしたね。このドラマ、回ごとに都度主役の回っていうのがあるので、大松さんがこの回はほぼ主役をになってましたね。家族との兼ね合いっていうのが田畑家族と相似形で描かれるのが印象的でした。田畑にバレーボールぶつけるシーンは昔のバラエティーみたいでしたね。あのシーン本当にめちゃくちゃ暑そうでしたね。
それから聖火リレーのコース決めるところで全国津々浦々走ろうって決めたシーンがなんか時事的でよかったです。
そしてこの回さらっと印象的だったのが、コンパニオンの件。低身長で落とされるっていうエピソードを入れた後に人見絹枝さんのエピソードがあったのが印象的でした。価値観は変わるんですね。あと、身長の件で突っぱねられた大河原さん、この後別件で活躍されるんですね。
あと、日本酒飲んで佇んでいる東龍さんの姿がよかったです。
次回は密かに期待している三谷市川崑さんが出てくるらしく楽しみです。

第44回

田畑辞任編。
大会の失敗責任追求で田畑辞任。
なんか1人の人がヒロイックに浮き沈みする話があんまり好きじゃないのと、また替わり目かよって思ってしまった点が少しだけ残念です。
ただ、テーマが「失敗」なわけで、田畑がいつ失敗したか?
思い返すと若い自分がスポーツの政治利用って行ったとこスタートじゃんってこととか、志ん生が昔お酒でやらかした失敗とか、志ん生が羽織り袴を質に出すって失敗を五りんがあえてやるってところとかがかかっていることをすごくテーマに沿ったいい回だったと思ってます。
落語も替わり目のよって悪態つく、悪態をついた相手がいなくなったあとに褒める、悪態をついた相手がまだいるって構成が使い勝手が万能なので、いだてんすごい使われてるんですよね。
飛ばしでみてるのなら感動できる回なんでしょうけど、各回熱心に見すぎてなんというかミリオンヒット出した歌手が、同じコード進行のそこそこヒットにしてきたようなイメージになってしまったんですよね。
歴史的なこと知らないのですが、多分、このまま田畑は辞任しっぱなしになるんじゃないですかね? それがこのドラマの「敗者に光を」ってテーマに通じるんだろうなって思ってます。

あと、川島役の浅野さんのインタビューよかったです。

なおこの回、もう一度見てみたのですが、リピートの演出が何度も出てきているのが効果的なんですよね。


第43回

東京オリンピック準備編。史実に基づいてきちんと東京オリンピックが盛り上がってなかったことを伝えるのが好印象なんですよね。
(こちらも東京ブラックホールで知った情報ですが)
最初に五りんくんの話。彼が各エピソードのハブになっていくのね。話していた二人会についても終盤に向けて絡むのですかね?
勝手に予想すると、五りんくんがフィクション的な存在ゆえに二人会開催されないんじゃないかって思ってます。
そしてアジア大会編。
こういう大事業において意思決定めちゃくちゃ大変なのはわかりますし、それによって強欲であったり、強い意思を持っている人が強いんですよね、その象徴が川島さんなわけで。
川島が政治、そして、田畑がスポーツの象徴で彼らがうまいこと調和することが1つのゴールなんだろうなと思いつつ、なんか後半すごい利害関係が複雑になってしまっている気がするんですよね、多少展開が急ぎ足なのもあるとは思うのですが。前半の四三が「オリンピック走りたいばい」って話からすると「アジア大会に参加する/しない」の対立に対して、田畑と川島がどう対立してるのっていうのがごちゃついてしまっている気がするんですよね。
アジア大会に参加すると、IOCが認めてないので、西側諸国がボイコットしてそれでオリンピック中止になる、でも、参加しないと、インドネシアの国民が許さないとかそういう対立なんですかね?
本筋については十分に理解できたとは言えないのですが(ちょっとだけ年配者がいだてんを懸念してた理由がいま少しだけわかりました)、今回ちょいちょい挟まってたギャグもよかったんですよね、「お前ともだちいないだろう」の天丼とか。
「あれだよあれ」に対して反応する通訳のアレンとか。
このドラマ、ポイントで一瞬だけ主役級に活躍する役柄が素晴らしいのも魅力の1つで、ロサンゼルス五輪のプール管理人とか、あと、日系2世の女の子とか。
アレンさんも素晴らしかったですね。
政治についてはいろいろ来週までに調べておきます。


第42回

オリンピックの下準備について。
世論的に折れざる前回のバレーボールのエピソードを頭の方に持ってきて、そこからからの選手村問題での一悶着。
このドラマの基本テーマの1つ政治とスポーツは別というテーマと真正面からぶつかり合うお題。
田畑に対してのお題。

Q.選手ファーストを実現するために代々木に選手村を置きたい。それには、今後に残るものが必要。さてそれは何?
A.NHK

これをNHKでやるのが、痛快でした。NHKでNHKの成り立ちについて描いている手腕がお見事なんですよね。
それから、「埼玉で開催するなら埼玉オリンピックじゃんね」みたいなセリフがあったと思うのですが、これもまさに札幌に舞台を変えて起ころうとしているって適切にリアルな描写。

ただ、以降はちょっとだけ不満点を述べますが、五りんと四三の出会いのシーンがさらーっとしすぎてた気はしてます。
ここもうちょい尺使ってドラマチックに描かれるのかなと思っていたので少しだけ残念です(ただ、今後もう少し描写されるのかもしれませんが)。ここで円谷幸三さんも登場しているんですよね。アベベも前回出てきたのでがっつり描かれるんでしょうか?

しかし、このドラマ「俺のオリンピック」と言いつつ、タクシー運転手から調査団になった森西さんについてもフォーカスの当たりづらい人にもきちんと光が当たってるんですよね。

その路線は最後まで続くようなので引き続き楽しみにしたいです。

第41回

最終章の始まり。そして、東京五輪編。
東京五輪関係の新キャラたちがたくさん登場しましたね。ただ、よりによってサブタイトルのセリフをいう人がまさかのスキャンダルで不在。バレーボールって単語が出てきた瞬間視聴している側に変な緊張が走りましたからね。そのせいかなんか、変なとこ気にして不完全燃焼というかあんまり楽しめなかったんですよね。
なんか落語を監修されている菊之丞さんがおっしゃってますが、もう少し落語パートと本編との絡みもあったはずなんですよね。それから、柔道から閃いた回転レシーブだってもっと印象的だったでしょうに。インスタで
ただいいところにいろいろ目を向けると、黒沢さんだったりデザイナーさんの面々だったりが出てきたのはよかったですよね。
あと強烈な田畑のライバル役、川島さんが登場しましたね。
近代で敵役を作るのってなかなか配慮必要で大変だと思うのですが、その辺のバランス感覚には注目してみたいと思ってます。ドラマそんなに見ないので浅野さん、タモリ倶楽部での個展紹介の回依頼なのですがいい感じのヒールっぽさが出ているのはよかったです。声もあれ、意図的に低くしてるんですよね?
多分いろいろ考慮すると、田畑側に思考を引っ張られて一時的かもしれないけれど和解してエンディングになるのかなって思ってます。
あと、政治のシーンは河野さん別に出てこないんですかね?
加えて、治五郎さんは声になってまで出てくるんですね。子息の方に許可とったんですかね? 不思議な演出でちょっと驚いてました。完全なる憶測なのですが、最初のテロップで嘉納治五郎(声)となっていたのにロス五輪のところで出演されてたのであの辺尺足しをしたのかなって思いました。
あとは岩ちんって実際そんなあだ名だったんですね。バレーボールのほうもあだ名だったんですよね? 多分。それから、東京ブラックホール2で知っていたのですが、ドラマでは「ウェーイオリンピック盛り上がってる」ではないところを描いててよかったです。
最後、五りんが師匠の稽古していた神社を巡ってたのがグッときました。予告編によると四三と出会うっぽいのでその辺も大注目です。

第40回

最終章。終わりの始まりの回。
終戦から1964年までの流れで、田畑が平沢にスピーチ参加を説得するっていうのがメイン。
ちゃんと時間軸が混乱しないように左手にきちんと年表を出して。
そしてわかる人にはわかるように前回の志ん生の占いのシーンの別視点として田畑がオリンピック開催を宣言するシーンでしたね。
どうしても駆け足だったのが気になっちゃいましたが、それも重点は東京五輪に置きたからなのかなって思ってます。
今回、ギャグが冴えてて、たとえば、反対する平沢に対して全員で治五郎のなくなった当時のオリンピック賛成の紀行文読み上げたりとか、「違うそう誰?」って発言とかそれから、神宮競技場の築37年とか発言とか。
あとは東さん役の松重さんでかいので、どうフレームおさめるのかって気になっちゃいました。
それから、フィリピン大会か何かの時に「日本人は何かと自重しがちだけど、俺たちは面白いことしたいんだ」って話と、以降キーパーソンになりうるチュートリアル徳井さんの話がリンクしてなんとも言えない気分になりました。
あのセリフは宮藤さんからピエールさんへの応援のメッセージだと思うんですけどね。なんでこんなにキャスト運がこのドラマよくないんですかね?

第39回

志ん生満州編。
いろんなパートが交わる回でしたね。
落語パートとマラソンパート、それから現代の落語パート、ちょっとだけ政治パート。
今回ドラマの一番最初に謎とされてきた五りんの手紙の謎がついに明らかになるって回でした。
L時に台風速報が流れていて、それが妙にドラマの中での戦時中の緊張感を思わせたんですよね。
このドラマに期待していたことは、古典落語とドラマの中での出来事の融合なのですが、富久はもちろんのこと、居残り佐兵衛も含めてそこを味わえたのはよかったな。
ちょっとでも判断間違えたらすぐ死ぬ情勢での振る舞いってめちゃくちゃ大変だったと思うんですよね。
そんな中で、「走りたい」って業にどこまでも忠実だった小松くんの最後はとても悲しかったです。
あと、小松くんの上官がグループ魂のバイトくんで気付いた時ちょっと驚きました。それから森重久彌さんもさらっと登場してましたね。
この直前にテレ東のドラマ「2つの祖国」を見たり、NHKの「フランケンシュタインの誘惑」の水爆の回を見ていたので、原爆については大きく描かれるのかなと勝手に思い込んでいたのですが、割とあっさりしてましたね、志ん生の観点から見ると遠い異国の話だったのでそれはそうかと。
この回、圓生の役割がすごく良くて、戦地ではしっかり志ん生とついを成す形で冷静にいて、最後、昏睡状態を偽っていた志ん生の状態を一瞬で察して起こすって役割がかっこよかったです。
あと志ん生がウオッカ飲んでの自殺未遂で水を浴びせかけるところでひゃーっていう四三を思わせるシーンがよかったです。
ここからが最終章ですか。
五りんの謎が解けたのですが知恵ちゃんの行動がわからなくてまだなんかびっくりさせる仕掛け持ってるんじゃないかって思いながら、最終回まで楽しみたいと思います。
あと末廣亭の中ああいう感じなんですね。


第38回

オリンピック中止編。
久々の治五郎ファミリーの可児さん、肋木先生、それから野口くんやら志ん生周りの人々、升野さんも再登場。
それから、圓生、喜美子と新キャラクターが登場したりしましたね。新キャラは東龍太郎さんが気になってます。今のところ「残念です」しか言ってないですが。
あとは小松とりくが結婚したり、それから五りんの本名があきらかになったりと終わりの始まりとなる回でしたね。
志ん生も圓生の一言で落語家辞めなくなったりと丸くなってるシーンが印象的でした。
りくちゃんの動揺が止まらないミシンだったり、自転車だったりでお母さんの遺伝子引き継いでいるなって思いながら見てました。
あと、「国立競技場、結局8万人入れたじゃないか」ってセリフに批判性があってロックな感じで好きでした。
治五郎死後・戦争勃発・老人志ん生が倒れるなど、ともすればとんでもなく暗くなってしまう回だったのですが、要所にギャグが挟まることで緩和されてたのも素晴らしかったです。即席麺について時間測るのにうっかり治五郎さんのストップウォッチを止めるシーンが好きでした。あのカップ麺、多分日清のやつですよね。商品名きっと出せないんですよね。
そして、ドラマ影テーマがシニフィアンとシニフィエの分離と一致なのかなと今回も万歳を見て思ってまして。難しく言いましたが、言ってることとその意味合いのが違うよね? って話でして。
例えば人見絹枝さんのバケモノ、前畑さんの頑張れ、で今回の万歳もそうなのかなって思ってました。
最後にこのドラマのオンタイムの最後に志ん生が倒れた時に活躍されてた金田さんが亡くなられまして、それもまた巡り合わせですね。
このドラマでもっとも中核の謎、五りんの手紙の謎がついに明らかになりそうで、これが明らかになるとこのドラマ終わっちゃうんだなって思うと悲しいですが楽しみです。
ついでにまた、美川くん出んの?

第37回

さよなら、治五郎編。
稚拙ながらも大河ドラマについて少しだけ語らせてもらいますが、概して、大河ドラマっていうのはさながら大きな河なわけで師匠から受け継いだ大きな荷物をどんぶらこっこと後陣に引き継ぐ、そんな役割を担っているっていうのが主人公な役割な訳で、主人公が然るべき何かを受け取った後の師匠のフェイドアウトというのは1つの重大なポイントだと思うんですよ。
ましていだてんってドラマは特殊で、四三と田畑って2人の主人公がいるわけでしょう?
そいつらの川上にいる人物となったら相当魅力的な人物でないとならないわけでそんな役割を役所さんが演じる欠点もものすごいけれどその何倍も魅了的な人物が担ってきたのです。そんな彼が死んでしまうのがこの回なんですよ。
この回の重要さわかってもらえます?
ドラマとしてはオリンピックやんのやんないの?
田畑はやんねーって主張なんですが、治五郎さんはやるって主張なわけでそれも彼が生きていたら通った可能性もあったわけですよ。
でもね、そんな治五郎さん亡くなってしまいました。
最後にね、一番楽しみだったこと聞かれてそれまでを語った後で、最終的に東京五輪だって語った治五郎さんが。
(この時の平沢さんの回答があんまりだったんですがそれは史実なんですかね?)
時代は太平洋戦争に向かっていきます。
そして志ん生も倒れるってトリプルに憂鬱な展開なわけですが、この幾重にも重ねた手腕が宮藤さんすげーなってとことん思うわけです。
シーンでいうと田畑と奥様の朝食のシーンが面白かったです。あと、治五郎さん最後に平沢にもバトンを渡したんですよね。
次回以降も憂鬱な展開は続くと思いますが、それが晴れたころには素晴らしい展開が待ち受けてると信じてます。
あと次回以降志ん生パートの動きもいろいろありそうで楽しみです。


第36回

前畑編。
プレッシャーと頑張れって言葉の両面性について。
頑張れって言う方はリスクなくスッキリするんですが、言われる方はわざわざ受け止めなくちゃいけないって一方的な言葉なんですよね、東関東大震災とかもそうでしたしね。
前畑さんが紙飲んだりしてましたが、あれ、神経やられてたんじゃないですかね?
四三が電報送ったのと前畑が四三を知らなかったのも全部史実なんですかね?
プレッシャーがかかっているといえば、治五郎さんについても。オリンピックなんのためにやんの? その方向性間違ってるよね? って1964のオリンピックにつなげるための展開なんでしょうが、ユダヤ人のこととか、オリンピックを軍主導でやることとかこの回、憂鬱な展開で見ていて辛い...。
ただ、救いとしては五りんの成長と小松とりくの恋愛模様ですよね。
脚本の意図なんでしょうけど、すごいもやもやする終わり方でした。
治五郎さん次でさようならなんですかね?
このドラマで序盤から登場してた最高に魅力的な主人公2人の師匠なので寂しくなりそうですよね。

第35回

ベルリン五輪編。
時間と空間が様々に交わる今回みたいなストーリー好きです。
視聴率の悪さの原因とされるリテラシーを要する演出なのかもしれないですが。
テレビもこの頃登場したとのことなのでそういう空間の超越的な演出がいいのかなって思ってます。
この回あたりの政治的な描き方すごい神経使って描かないと難しい箇所だと思うんですよね。ナチスの書き方とか、もともと韓国の選手だったのに日本人として出場していたマラソン選手の方々とか。
それをドラマ序盤からの楽しむことこそがスポーツの意義だってスタンスと、純粋にマラソンをする人を応援したいだけの四三だったり、足袋を使ってくれた人を応援したい播磨屋さんとか、オリンピアを賞賛する五りん、対して、批判的な志ん生、登場人物のスタンスできちんと描いているところがすごくいいと思うんですよね(田畑も政治的にはナチスに批判的だったんですかね?)。
細かなストーリーについては、りくちゃんがドーンと初っ端に登場しましたね、小松くんとのラブストーリーはりくちゃんが魅力的なので一向に気にくわないのですが、そうしないと五りんが生まれないので致し方ないのかなって思ってます。
シマちゃんリクちゃん関係でいうと、増野さん役の方が夫婦役のあとに親子役を演じるの急に切り替えられるのかなって思いました。東野圭吾さんの娘さんの体に母親の魂が乗り移る秘密って小説思い出しましたよ。
あとは前半の招致合戦、この頃の国際情勢もきちんと描かれてましたね、もともとアメリカが敵国でなかったりとか。中国には敵視されてたけれど、スポーツは中立だから日本支持とか。
加えて、どこかのタイミングで治五郎さんが勝海舟に自身をなぞらえていたシーンがあったと思うのですが、あの時着てたコート、勝さんから譲り受けたものなんですかね?
次回まではオリンピックムードなんですかね?
流石にネタバレではないとは思うのですがそのあとのオリンピック中止での落ち込みのシーンが描かれると陰鬱な気持ちになってます、とはいえ、そこでの落ち込みからの復活がグランドフィナーレに繋がっていくとは思うのですが。
あと当時の映像さらっと使われててびっくりしました、えっ、今回とったんじゃないのって。加えて、四三兄の時の予告編は盛大にネタバレしてたのですが、今回予告編みてもいろいろ驚けたのがよかったです。

第34回

オリンピック招致編。
この回はあんまり好きじゃないなって印象がどうもあります。
多分、シリアスでアツいシーンが多かったのと落語の絡みが中途半端だったのがその理由です。
このドラマ見る前に226を見てみたのですが流石に映画に比べたらあっさりと描かれてたなって印象はあります。確かに遺作になってしまったとはいえ、ショーケンさんのカットがやけに多いなっていうのも気にはなっちゃいました。
ただ、田畑夫妻の件はすごくよかったんですよね。
タバコ何度もなぜか燃えてる方を外に置く田畑に対して何度も次に吸いやすいようにしてあげてたりとか。
あと、四三が久々に出てきたのもよかったです。家で結局なかったことになって正攻法で東京に向かうことになって、幾江さんの思いが吐露されるシーンとかドラマ前半を思い出させるようなシーンでよかったです。
目黒のさんまが落語で絡む演目だったのですが、ドラマのサゲと下町を歩いた時にちょこちょこ絡んだだったのが不満でした。
下町のところで、ラトゥール箸使えるんだって思ってたんですが、柔道やってるんだから多分使えるんですよね?
加藤さんについては今回で最後なんですかね? 田畑と対立し合ってたので最後ねぎらうシーンは印象的でしたね。
次回、このドラマの大きな仕掛け、五りんの父親が明らかになりそうでそちらも楽しみです。




第33回

オリンピック招致編。
治五郎さん一命は取り止められて良かったです。
この辺から純粋なスポーツからだんだん政治の道具になっていくのが痛々しいですよね。どんどん誰を信じていいのかわからなくなっていく感じがスポーツ精神と真反対な感じです。
脚本としてはオリンピックは運動の祭典であって完全に独立したものってスタンスなんですよね。
うがった見方をするならば、このドラマも政治的なプロパガンダはなくてただの純粋なエンターテイメントだよって立ち位置なのかなって思ってます。
今回、杉村さんの器用さが裏目に出ているのが痛々しくて下手くそでも本質にアプローチしているのが強いのかななんて見てました。
そして治五郎さんに日本の魅力が属人化しちゃってるのがなんかカリスマ社長のいる会社に見え始めちゃいました(アップルとか)。
ティムクック的に杉村さんが足掻いているんだけどどこか届かないもどかしさってすごいわかるんですよね。それを田畑が引き継いでいくのもこのドラマの見所の1つなんですよね。杉村さん不憫ですよね。
あと、北野武にヤクザな駆け引きさせるとアウトレイジっぽくなりますね一気に。志ん生さんと弟子2人が頭下げて終わるシーンとかコントっぽくてよかったです。
それから美川くんひさびさに出ましたね。
それで四三くんが悪巧みし始める感じ。
所帯持ってるのに物足りなくて冒険したくなるっていうのもわかるんですよね。
まして動くのが好きな四三くんだから落ち着くと気持ち悪いって感じなんでしょうね?
今回から政治的なすごくシビアでシリアスな場面が特にたくさん登場すると思うんですよね。
それと対をなすように登場する美川くんはやっぱりどうしても必要な存在なんですよね。美川くんは多分、小松くんを満州に連れて行って志ん生やらりくちゃんと出会わせる任務も担っていると思ってます。
そして、このドラマ常に落語パート不要論がありますが、政治的にすごくシリアスな場面をうまく緩和するって意味で絶対に必要なパートだと考えてます。
五りん「...一抹の不安...」
知恵「やだ下ネタ」
今松「一物じゃねーよ」
とかしょうもないセリフの欧州ですごい好きなシーンでした。
志ん生は生活向きが楽になってきたのに次回226事件ですか?
すごく描くの難しい箇所をどう描くのが興味深いです。


第32回

前半の永田市長の事件から前畑の奮起の流れの流れがあんまり好きじゃなかったんですよね。露骨な悪役を作ってそれに対して長広舌って流れがあんまり好きじゃなくて。今回は岸さんの回ってことなのかもしれない、うどんの伸びた顔って表現面白いって思いながら見てました、あと永田さんの別れ際のシーンはせめてものフォローなのかなって、多分もう出てこなさそうですよね、永田さん。
写真本当に片方だけ二重でそっから宮藤さんがイメージ膨らませたんですかね? それをメイクで表現するのもすごいなって思いながら見てました。
全体的に今までと比べると圧倒的にスポーツのシーン少なかったですね。
久々の三四くん登場で、小松くんって新キャラが登場したんですが、彼が五りんくんのお父さんなんですかね? 小松くんの尊敬している四三くんが水浴びをしているのを体験してそれを父親から受け継いだって流れなのかな?
でも、五りんくん架空のキャラで小松くんは実在の方なんですよね? 多分。それが気になってます。
あと猛スピードで田畑結婚しましたね。日本の表記問題は最初のオリンピックの時の四三くんもこだわったところでそこ意識されたのかなって思いながら見てました。
そういえば志ん生も主人公と絡むようになってて。朝ドラのなつぞらもそうですけど、黎明期にメディアに携われた人って強いんですよねって志ん生見ながら思ってました。
来週は美川くんがひさびさに登場ですか? そしてツイッターのトレンドに入る美川くん。
そして治五郎さんもぼちぼちフェイドアウトしちゃうんですかね?
美川くんはともかくとしていろいろ悲しい展開が待ち受けてそうですよね。



第31回

ロス五輪編終了。水泳シーンすごかったな、選手目線やら水中で空気の粒を撒き散らしながらの映像はなかなかない映像でしたね。このドラマ、プールの監視員の黒人の方も、それからキュカンバーのおねーさんの件もそうですが応援することにフォーカスが当たってるのがいいですよね。あとすごい前の回で日本泳法をバカにされたって件があったんですよね、確か。それがこの回で絶賛されて浄化されたのかなって思いました。「一種目も失うな」って参加前に貼り付けた紙の裏に「参加することに意義がある」って言葉が出てきたの素敵な仕掛けでしたよね。
そのあとの所属している国に対しての気持ちの描き方、難しいだろうなとは思ったのですがいろいろと配慮しながら素敵なシーンだったのはよかったなと思ってます、とはいえ、このスタンスの延長線上に第二次世界大戦があるんだなって他の方のツイッターでの感想読んで気づきました。
治五郎さんも相変わらずでしたね。
そして、酒井さん初めてしゃべりましたね、田畑が落ち込んでいるところの慰めが最初の言葉になりましたね。そして早くも次週には結婚になるんですかね? そんな急な展開も田畑が粗忽者だから飲み込めるっていうのがなかなかですよね。
そういえば、鶴田さんが習字で「敬天愛人」って飾ってあったの前々からなんですかね? 史実なのかはわからないですが、前年の大河ドラマ思い出してニヤッとしたんですよね。
次回からオリンピック招致編になりそうです。その前に前畑の次の大会に対しての事件がまずはありそうですが。

第30回

ロス五輪本番。
やっぱりオリンピックの勝利への執着がそのあとの戦争に対してのメタファかなと思いながら見てしまってます。
高畑についてもね、出しても出さなくても後悔される健気な役どころですよね。先日、宮藤官九郎さんのラジオ聞いて、彼も部活動でプレイングマネージャーだったらしく、高畑にはなみなみならぬ思いがあると語ってたのが印象的でした。どこかで救いはあると思うんですよね。
あと、大横田くんお腹壊したのは史実ですよね?
多分、虫はフンコロガシですよね?
落語パートについて、いだてんは落語とオリンピックの話がオーバーラップするところがすごい好きなんですよね。今回の疝気の虫もそのパターンで好きでした。なかなか大河で落語やっている人の背景に場面が映し出されることってないと思うんですよね。
そして、久々の治五郎登場、アメリカだと人気なんですね。
彼の果たせなかったオリンピック招致の思いを田畑が引き継ぐんですよね。大河ドラマは師匠キャラの良さで出来が決まるって勝手に思っているのですが2人の主人公の師匠役を担う役所さんすごいかっこいい...。
来週は女子水泳について。「前畑頑張れ」って名台詞聞けるんですよね?
あと前畑の頑張りが、日系二世のナオミにどう影響を与えるのか楽しみ。ところで酒井さんはいつしゃべるんですかね?

追記で後日、宮藤官九郎さんがラジオで喋ってたことをメモとして書いておきます。
この回、疝気の虫が落語の方のテーマだったので、下の話多めだったのですが、宮藤さん、たけしさんのラジオにネタを送ってたらしいです。

第29回

ロス五輪予選編。
田畑の振る舞いが四三の最初の時とだいぶ違うのがいいですよね。
選手選考と開催地選考。
この2つが向こうしばらくの軸なのですね。そこに日系二世や人種差別などを絡めたドラマがあるんでしょうね。
サングラスした鶴さんが港カヲルにしか見えてたんですよ。
あと、今回は高石の選考が主でしょうね、どうやって気持ちに折り合いつけるか。高石、感情的になると関西弁になるっぽいですね、どっかのセリフで関西弁が悪いことみたいなニュアンスのセリフがあって関西人じゃないのですが、なんかモヤっとしたり。関西弁といえば、高石さんを演じる斎藤さんは関西の方なんですかね? トータスさんが標準語なのでどうなんだろうって思ったり。あと、夜のシーン息白かったのですが、結構温度差激しいんですかね? カリフォルニア。
そして今回のMVPはプールの監視員の黒人のおじさんだと思うんですよね。
最初嫌な感じでしたが、最終的に高石応援したりね 、板尾さんのお医者さんもそうだけれど最初嫌な役だけどそのあといい人みたいなパターン好きなんですよね。
あと、張り紙破りが鶴さんだったりね、史実なんですかね? 注意の件は多分そうですよね。
ただ、きゅうりの天ぷらは多分創作じゃないですかね?
あと日系レストランにいたナオミちゃん、ちょい役なのかなと思ったらなんか結構しっかり今後も出てきそうなのかもとcast表みて思いました。
落語パートも噂のナメクジ艦隊出たりして、五りんが志ん生の家にきた理由について改めて思い出させてみたり。最初の知恵と今松のやりとりが聞き取れなかったんですが、あれ何て言ってたんですかね?
五りんが真打になるところで終わるとは思うのですが、どういう結末になることか?
そして多分太平洋戦争については再来週ぐらいになにか描かれるんじゃないかなと思ってます、時期的に、かなりシビアに。

第28回

すごいシリアスな回でしたね。主たるドラマの出来事は515事件。
そのあとに日本が進む誤った道筋と田畑の方向性が今一緒なんですよね。勝ちこそが全てっていう。対して亡くなってしまった犬飼さんのスタンス「話せばわかる」ってスタンスだったわけで。田畑がどこかで改めて行くっていうのが今後の物語の主題だとは思ってます。
あとさらっと恋愛パートもいろいろあって前畑さんが鶴田さんを見てスランプ脱出したりしたじゃないですか。あと田畑の結婚相手の酒井さんも登場しましたよね。自分の記憶が正しいなら彼女一言もこの回喋ってないですよね? ただ、「あれ」「これ」っていうのだけできちんと理解して行動するってそれだけしかしてないんですが、そこが印象的でした。彼らの恋愛についてはオリンピックのエピソード終わってからなんですかね?
そして、今回、シリアスな場面がすごい多かったのですが、それなりに中和するようなギャグパートもありましたよね。男子全裸水泳とか。股間隠すようなアングルを無理やり作るってなんか面白いんですよね。あと、鶴さんが出るとそれはそれでコメディなんですよね。あとは序盤のヒゲのやり取りとかね。本人はブチギレているのにセリフは変っていうのが面白かったんですよ。あと河野さんやめたりとかね。
この回は落語パートが少ないのが不満ではありましたが、そこは仕方のないところなのかなって思ってます。
ちなみに犬飼さんのひ孫が安藤サクラさんだそうで、その旦那さんが柄本佑さん、このドラマでいうと増野さんでいろいろ現代にも繋がってんだなって思いました。

第27回

田畑がスポーツを盛り上げるべく奮闘するのと並行して四三がゆっくりとフェイドアウトしていく回。
替わり目って主人公のバトンタッチと落語の演目の「替わり目」って演目のオチをうまく取り入れた構造がすごいんですよ。

この回は、水泳の面々が明らかになったり、田畑が政治的な目論見をいろいろと画策していく回でしたね、水連のメンバー発表の時のテロップの遊び方が大河ドラマっぽくなくてよかったです。
田畑・一鶴のチームグループ魂の掛け合いがやっぱり面白くて彼らが絡む掛け合い面白いんですよね、またビンタ食らってましたし。
対して面白い掛け合いだった実次・幾江のやりとりももうみられないと思うと残念です。実次が挨拶しにいったってエピソードをみんな嘘だと思うのだけれど本当だったって展開もいいんですよね。あと、リトル三四くんの子役が息子役として登場してたのがよかったですね。
登場といえば、河西三省さん初登場でしたね、ウルフルズ好きなので楽しみにしてたのですが、なんか三省さんは東京出身のようなのでアクセント気をつけてるのかなって思うと苦労してそうだなって思ってしましました。
落語も「替わり目」の展開そのまま使ってるわけですが、この夫婦もいいですよね。
田畑が粗忽者なので展開が多少急でもある程度許せるんですよね、これって怒涛の昭和を語るのに実は最適な人物像なのかなって思い始めてます。




第26回

いい回でしたよ。原則は人見絹枝さんが主役の回。
彼女、あんまり演技うまくないなっていうのは先の回でも感想として述べた通りなのですが、それだけが口下手さとか退けられてきた感とかにうまい具合に作用してるんですよね。
トクヨさんも最初はヒール役として登場してたのですがこの回だけですが絹枝の師匠役になっていたのがいいんですよね。そんなに見てないのに語るのもおこがましいですが、大河ドラマは師匠役の魅力が大きいと思うんです、前の世代から何か受け継ぐって大河の意味合いで。
連続してみている人なら絹枝のプレッシャーについて四三だったり三島くんの件で痛いぐらいにわかっているわけで、あと、シマさんののぞみとか。
あと落語側も志ん生から五りん君に引き継ぐみたいな件もありましたよね。その観点で言うと増野さんの存在もいいんですよね。
予告編とタイトル見る限り、次回で四三はフェイドアウトするんですかね?
悲しいな。


第25回

粗忽者田畑編スタート。
オープニングから早速色々変えてきてるなって印象を与えてきて、そして徐々に四三はフェイドアウトしていくんですね。
田畑くん、四三に慣れてしまっているからなのかいまいち好きになれないんですよね、落語で割り込むとかします?
でも、喋りながら「ちがう、そう」って相槌は好きでしたよ。
周辺人物も顔見せって感じで徐々に新キャラも出てきそうですね。基本的には水泳対陸上って対立させつつ、最後に和解して田畑編の盛り上がりを見せる感じですかね? 
落語もね、火焔太鼓が出てきて、こちらは落語ディーパーで知見があったので、どんな話なのかしっかりわかってたので、お金出してびっくりするシーンとかこういう話だったんだなって楽しみながらみました。ヤング志ん生。さらっと子供増えてましたね。
この話さらっと五りんのファミリーヒストリーってストーリーラインも走っているのでお父さんも関係者か何かなんですかね?
次回まだ全ては回収できてない女子スポーツの話を巻き取っていく回になりそうですよね。
(なお、大根さんのツイート曰く自信作だそうです)

https://twitter.com/hitoshione/status/1145341324930899968

田畑編、近代政治史のいい勉強になりそうだなって思いながらみてます。
なお体協の面々やっぱり好きだな。
可児さんとか野口くんとか、岸さんとか。
加納先生がシリアスなシーンなのに「ケツに火を灯す」って言って野口くんが「爪では」って突っ込んで、そこに田畑がこの話の中身で散々登場した火焔太鼓と重ねる構成でお金を持ってくるシーン。
この構成お見事ですよね。
田畑がザ・粗忽者なので、粗忽者出てくる落語とすごい相性は良さそうですよね。その辺の構成は大いに期待してます。


第24回

四三編は終了。
地震からの復活のための運動会がメインのイベント。早めに小梅の無事が確認できてよかったです、あれ? 美川くんどこで何してるんですかね?(きっちりツイッターのトレンドに「美川くん」が入っていたのには笑いました)
中締めのため、それまでの第一部のメインキャストがわんさか出てきてましたね。大森さんの伝えたバレーボールを女性たちとともにアニ子さんが楽しむ姿がすごい印象的だったです、あとフライングを制す肋木先生とか、四三が話している時に新聞音読する子供とか。
あとね、人見絹枝さんの出てきたシーンとか。
彼女、そういう演技なのか精一杯なのかはわかりかねますが、喋り方がたどたどしくて、でもそれが絹枝の性質とマッチしているのかすごくいい雰囲気なんですよね。そして、彼女に陸上を勧めたシマちゃん。空想上の結果とはいえ残念でしたね。
地震の時は不安でデマもたくさん発生するっていうのは今も昔も変わらないんですね。
ただ、前回からの期待値が高すぎたのと中締めって位置付けの難しさからもっと見せてほしいというのが本音でした、シマちゃん問題が今回のメインなんでしょうが、登場人物の多さから、とっちらかっている印象が強かったです。本当の最終回ならあのとっちらかった感じもいいとは思うんですよ。ただ、まだ後半戦があるので、どういう意図なのか運動会でゴール破って突き抜けるとか、急に会場に顔を出す大人志ん生とか、そんな散らかしちゃう?って思っちゃってました。
でもね、いだてんについての真の意味が明らかになったり、地震で傷心してた人たちが運動会によって慰められたりいい最終回でしたよ。
最後に余談ですが、はじめてリアルタイムで見たので、そのあとのニュースで映像が切れないのに驚いたり、うっかり停止ボタン押したりでした。
録画ではツイッターで話題だったものの見逃してた増野さんの表情に注目してみます。
次回からも当然楽しみです。予告編で嘉納先生苦しんでましたね。


第23回

大震災の回。前回の教室デモからどのタイミングで地震を入れてくるのか?
っていうのを予想しながら見てました。
前半はお父さんとの富江さんの対決、この後に地震があるとなるとそりゃそんなに時間割けないですよね。お父さんの時間を確かめて「時計がない」っていうのはアドリブだったのでしょうかね?
そして、黒板に9月1日と書かれた時点で悲しい気持ちになり始めてました。
リクちゃんの泣き声それと時間経過を示すために時計が随所に入ってくるのが印象的でしたね。シマちゃんにもりもりたつ死亡フラグ。
直前に「おやすみ日本」って番組でシマちゃんが出ててホストの宮藤官九郎さんが次の回について口ごもってたんですよね。それがめちゃくちゃ印象的でした(余談ですが、この番組生放送のため、女子アナが発した「トイレについているビデってなんですかね?」ってシーンも印象的だったのですが)。
そして明かされる五りん君、何回かに分けて伏線はっての大技でしたね(シマちゃんの話題だとずっと五りん君が語り手になるってところとか)。死をどう伝えるかってすごい難しいなって思いながら、五りん君の正体を明かすと共に伝えるって手法が悲しいですがお見事でしたね。
あと、増野さん。すごかったですよ。ご飯のセリフ。夫婦でずっと一緒に入れると思ってたから苦言を呈したのにまさかそのあとで離れ離れになるとは思わないですよね。
対して、志ん生・おりん夫婦もドラマチックでしたね。引っ越したり、妊娠が発覚したり。ちなみにドラマに出てきたのは厩火事って落語だそうで、歌丸さんのをドラマ録画を一時停止してダウンロードしてみました。
(ただちょっと気になってたのですが震災当日の天気ってどうだったんですかね? スタジアムの四三たちは晴れ渡っていて、でも志ん生たちの家ではおそろしく雨が降っていて、語りの中で天気がころころ変わっていたっていってましたけど)
浅草凌雲閣はそれまでドラマに何度も登場してきたわけでそれがポッキリおれてしまうっていうのはとても象徴的でしたね。
それからドラマ内で地震の中で他国の人を排除するための自警団がいたっていうのに触れるあたりもすごい印象的なんですよね、政治的なところあまりわかってないですがそこに触れるってだけでもなかなかなことなんじゃないですかね? あと、このシーンでさらっと富江パパの印象が変わりました。
次回震災からの復興を描くのでしょうけれど、志ん生が改心したりとかいろいろ希望に満ちたらいいなと思ってます。
悲しいけれど、ドラマティックな回でした。
そして、次回四三編は最終回とのこと、むむむ。



第22回

女子体育揺籃編。
天狗倶楽部がいた頃の男むささは記憶の彼方に。
一番最初のおりんさん結婚話、今回のまんまだったらおりんちゃんすごいかわいそうなんだけれど、そこは流石に志ん生さん心改めてくれるんでしょ?
そして、シマちゃんの妊娠であったり、あるいは人見絹枝さんのコンプレックスだったりあと靴下脱いだことによる波紋だったりそういった女性特有の抑圧だったり悩みが今回多く描かれてましたね。男性側で唯一描かれた抑圧は絹江の金的ぐらいですかね?
四三、なんか女子大でめちゃくちゃ人気になってますね。あらすじの映像での長ゼリフだけ聞くと冷めた感じで見てしまいそうだなと懸念してたのですが、前提があってそれからちゃんとあのセリフだったのですごく心に響きましたよ。第一ピークがシマちゃんの妊娠報告、第二回ピークが長ゼリフです。このシーン、「まず記録出せたことに褒めてあげて」って内容が特にグッときたんですよ。
あと、細かい点をいくつか。
トクヨさんのカツラってあれ史実なんですかね?(ツイッター曰く史実のようです) 
おりんさんの若い時のお顔現在と対比させても結構似てますよね。
落語演技指導の菊之丞さん、謙遜してちょっとだけ出ていると宣伝してましたが結構がっつり出てましたね。
志ん生の万朝さんと増野さん、ご兄弟で同じドラマ出演されてるんですね。多分ドラマ内で二人の血縁関係はないはず。
美川くん、今回もさらっと出てましたね。
あと、五りんくんが「シマちゃんの場面になるあたくしが語る」って言ってたのはどういうことなんでしょう? 先週の涙ぐみから「五りんは小梅と清さんの血縁者では?」ってツイッターで出てた説を強く押しているので気にしなくていいんですかね?
次回、関東大震災ってめちゃくちゃ重いテーマ、そのあとに戦争も終戦記念日あたりにピークになるようにぶつけてくるんですかね?
なんか今までにないドラマの引きで割と驚いてました。あと、次回予告が四三の髪型を茶化すような回とは違っていることに驚いてます。増野さんへたり込んでいたのですが、えっ、シマちゃんどうにかなってしまうんですかね?





第21回

女子スポーツ編。ブリッジとしてラブストーリーが絡まる。別にラブストーリーは特には好きではないけれど、この回、すごい好きです。
最初に四三がドイツを訪れて、そこで戦争に対しての遣る瀬無い憤りを解消するためにスポーツに励む女子に出会う。日本でも普及させねばってことで女子校に就任。ここで序盤から登場してたシマちゃんとともに体育を広めようとするが持ち前のマラソンバカっぷりを発揮してしまう...。この回シマちゃんすごい感情むき出しで怒鳴るシーン多かったですよね。序盤は静かな女の子って印象でしたが。そう、この回怒りとその解放みたいなシーンが印象的でしたね。スヤさんも熊本帰れなくて怒ってましたし。そして、やり投げで「コンチクショー」ってドイツの選手同様叫んでましたし。あと、水泳についても日本のやり方通用しないことに対して田畑くんも憤ってましたし。
関係ないですが「臀部がデーン」ってセリフまた聞かされるとは思わなかったです。
四三のね、校庭でのやり投げ後の語りのシーンとかすげーなって思いましたもん(当時の流行の単語たくさん出てきてましたね。あれも興味深かったです)
シマちゃんの結婚相手、なつぞらで言う所の倉田先生、最近、柄本明さんの息子さんだって知りました。別に七光りとかなんとかいうつもりは毛頭ないですが言われてみたら目元確かに似てますよね。ウェディング写真をとる時の仲人と花婿花嫁のヒソヒソ話のシーンがねすごくよかったんですよ。
シマと四三は接点めちゃくちゃあるからセリフ想像ついたのですが、スヤさん側接点のあるシーンなかったはずなのでどうするんだろって思ってました。でも、「マラソンランナーは逃げ足速い」って東京行っちゃった四三を思い出すようなセリフでちゃんと対照的になってるのが興味深かったです。
これについて語る落語パートで五りん君涙ぐんでたのはなんでなんでしょう。お母さんがシマさんなんですかね? 増野については少なくともオリジナルキャラだそうですし、五りんも聞くところによるとオリジナルなので可能性ありそうですね。
それから、小梅と清さんも結婚しましたね。相変わらずの視聴者に爪痕を残すけれどドラマ内での存在感は希薄な美川くんと小梅の別れのシーンもねよかったです。食べ物系もね、黒豆(おせちパートで散々たけし志ん生が欲してた)とかわにらとかそれまでの流れ全部を踏襲してるのすごかったです。
治五郎さんもなこれは序盤に星野源さん役がおっしゃってたのですが、ドラマ内でなくなってしまうんでしょ?
悲しいなと思いつつ、今回初登場だった女性たちの詳細がどんどん明らかになるのが楽しみです。


第20回

アントワープオリンピック編。今回は会自体はさらっと描かれましたね。
オリンピックに参加し、そのあとにダイジェストとしての報告会の大枠の流れもお見事だし、途中の船の中を四三が走りながら、それぞれの選手のダイジェストをみていくって構成とか、すごい凝ってていいんですよね、この回。ツイッターでの感想見て気づいたのですが、競技シーンが出ずに結果だけで揶揄するシーンとか。
可児さんが監督やるのかなって思ったら新キャラが監督勤めていて本当に「誰?」って視聴者と一緒になったりと。
あとはやり投げの野口くんと撃ち抜かれるトクヨさんとか。ドーナツをオリンピックマークに見立てるとか。
あと、世代交代で去っていく加納さん永井さんの肋木懸垂シーンもよかったな。役所さんの困惑しながらの質問とか威厳を一切見せないでお茶目に振る舞いとか本当に会社の上司になってくれないかなと思いながら見てましたよ。
この体協の重役2人もそうなのですが、四三も世代交代を強いられるっていうのがなんか共感しちゃいましたよ。
三島君と前回のオリンピックを思い出しながら人数が増えたって語り合うシーンとか立ち上げたばかりの事業部か大きくなったのを見る中間管理職の視点ですごいよかったんですよ。あのまま、負けてフェイドアウトして主人公交代するってパターンなのかな、負けてフェイドアウトって去年の西郷どんみたいに王道じゃないかって思ってたのですがそんなことはないんですね。
今回感動方向だけじゃなくて、ギャグパートもよかったんですよね、というか美川君が出てきた時点で外れない気がします。心はアントワープだけど手紙は東京とか。
落語パートがほぼ出てこないのが残念でしたが、前の回で散々出てきてたんでバランスはちょうどよかったのかなって思いますね。
そして、この回やけに「50年後、100年後」って聴くなって思ってたんですが、アントワープ五輪がちょうど1920年なので、だいたい50年後の初回の東京オリンピックと次回の東京オリンピックと引っ掛けてるのかなって思いました。
今回さらっとなつぞらでいうところの「倉田先生」が登場してましたが、いだてんにも出演されるんですね、それも楽しみ。
最後に田畑の青年期の役者さん少しだけしか出てませんでしたけどすごいいい味出てましたよね。







第19回

箱根駅伝編。オープニング、また微妙に変えてましたね。
四三がアメリカ横断したいなんて走ることに熱狂してそれがどんどん周りに伝わって行くって構成がいいですね。
あとね、箱根駅伝のゴールのところ、競争じゃなくて応援こそがマラソンって感じですごい良かったんですよね。
リレー落語の今回構成テロップがわざわざ箱根駅伝編を意識しててそれも良かったです。
ただ、森山未來さん演じる息子2人の登場、(こちらが鈍感なだけかもしれないですが)ようやくわかるタスキの色の意味、おめでたい川栄さんなど注意引くものが多すぎてなんともな回でした。
来週はついに三島天狗再登場なんですね。

で、2回目みたのですが、この回は落語パートにだいぶ注目が集まっちゃってましたが、岸さんの心変わりって観点からみると素敵な回だなって見直して思いました。




第18回

金栗暴走編。
久々に戻ってきた志ん生に襲いかかる小梅問題で久々の美川くん登場。最初にシマさんに声をかけた時はイラっとしましたが、スヤに日記の内容を伝えるシーンとかいい感じに軽薄さが素晴らしいですよね、役を演じている勝地さんの声がいいんですよね。
加えて今回印象的だったのが足袋屋の黒坂さん、果たして自分の作っているものは足袋なのかって悩んで、最終的に四三のゴム底案を受けていれたりとかね、そのタイミングで和装から洋装に変わるのも印象的でした。あとはスヤの妊娠を知った時の演技とか絶妙な間でした、役者さん変わってしまったのですが三宅さんのほうが自分はしっくりきちゃってます。女子体育でのチュニック提案からの播磨屋に受注、プレゼントで妊娠を知るって綺麗な流れで感心しました。
そして女子体育を巡る面々。二階堂対永井。
紅白のリボンでのダンス中に口論する二人という絵がなかなか見かけない絵で面白かったです。
そして、そこに可児さん参戦。あれ、親族見ていたら怒られないですかね?
「骨盤がバーン! 臀部がデーン!」って今回のキラーフレーズでした。
そして落語パートの人々、たけし志ん生のプライベートパートの面々もいいんですよね。久々に今松さんが話してるの聞いた気がします。あと、森山志ん生の方の男の友情編も熱かったですね。
この回1つだけ不可解な点を申せば、四三の夢再現で三島くんが登場しなかったこと、もう三島くんは回想シーン以外登場しないんですかね?
そんなこと考えながら少しずつ登場シーンが減る四三、少しずつ登場シーンが増えていくシマさんと女子体育の面々。
オープニングもマイナーアップデートしてスヤさんが引っ込んで女性の団体の映像が加わったようです。
どんどん女子体育関係の話に入っていくんですかね?
あとそうだ、偏見かと思いますが、次回の紹介ムービーの最後のナレーション「何これ泣ける」って視聴率対策のすごい白々しく聞こえちゃったんですよ。




第17回

オリンピック中止後の四三たちについて。落ち込んでスヤさん来て立ち直って駅伝を開催するにいたってというのが今回の流れ。浅草の清さん・志ん生をハブに思想から物語はシマや田畑に徐々にシフトしていく流れ。志ん生の語りから田畑にバトンタッチする流れは好きです。ただ、四三50人の演出は好きじゃなかったんですよね。
序盤のいきなり団子を口に含みながら無言でスヤさんの問いかけを否定する四三とかさ。
あと、序盤の治五郎さんのカッコつけて全部持って行こうとする流れとかいいなぁ。でも田畑編にバトンタッチするあたりでお亡くなりになるって初回あたりに明らかになっていたはず。師匠キャラクターの悲しい定めですよね。明治神宮の近くにスタジアム建設を目指すって目標を立てたりもう一波乱ありそうですけどね。
あと、今回は落ち込む四三くんに対して、清さんが励ました後に水をかけるスヤさんとかね。立ってばっかりだった四三くんが座ることを提案して、治五郎さんに駅伝のたたき台持っていくシーン良かったな。
今回天狗倶楽部のヤジ将軍再登場。三島君はこの頃何してたんでしょう? お話に絡んでも良さそうなのに、海外に行ってたりしたんですかね?
最後にスヤご懐妊の方。そう、幾江の到来と怯える実次って組み合わせが好きです。今まで怯えていたのが最後グッドニュースだったんですよね。
次回から女子スポーツ編へ。
シマさんがマラソン始めるみたいで、序盤の男むさかったドラマが華やかになっていきそう。スヤさんの妊娠も絡めて「女性の幸福」もテーマ担っていくんですかね? とか考えてます。
幾江がドラマの最初に問いかけていた「マラソンと私どっちが大事か聞いてみ?」っていうのは来週以降のドラマに繋がるんでしょうかね?
楽しみ。

(あと駅伝で他に活躍していた日比野さんへのフォローも紀行でしていたのは優しい展開でしたね)



第16回

四三のトレーニング回。
播磨屋さんの役者交代をはじめいろんなところにスイッチしていく回だなって思いながら、見てました。
そう、浜名湖のまーちゃん、ツイッターで見てると第二の主人公ってネタバラされちゃってましたけど、これが本当に見事な構成だと思っているんですよ。誰かの成人期は誰かの幼少期なわけでそれを時間軸を少しずらして複数平行に走らせている大河ドラマって今まであったんですかね?
少なくとも初体験なのですげーって思っているんですが。あとシマさん、トクヨ再登場とか。トクヨのシーンで肋木先生が執拗に抱きしめていたのは歴史的な背景があるんですかね?
この回は治五郎さんの長ゼリフが素晴らしくて、あのシーンに入るときに顔に光当たるんですよね、どういう天気なんだろう? と思いつつ見てました。加えて、幾江さんの存在感もすごいなって思って見てました。
あと、そう、山の話も。「富士山?」を否定されるってくだりはそれこそ次回の箱根駅伝に絡んできそうな気がしてます。
そして落語パート、「飲み屋でお金なくて先輩先に帰す」って確か落語で似たような話があったはず(あとで調べておきます)。それから文七元結も一回通しで聞いてみるとより深く理解できるかも。
牢屋主の前で師匠思い出しながら泣く志ん生のシーンもよかったです。それにしてもなんでバナナあったんですかね?(これも史実?)
水しぶき走法であったり、スヤを途中で追い出したりって四三のよくも悪くも無邪気さが出ている回でもありました。
そういえば、オープニングもいつの間にスヤさんが加わってましたね。



第15回

四三のスヤさんとの結婚と進路決定編。
それまで、不評だったとこ訂正してるのかなってドラマの展開がちらほら。スヤさんの水浴びシーンはもともとカットとして入る予定だったんですかね? 別にどちらでもいいのですが気になってます。あと、志ん生(北野武)の滑舌が悪いっていうのを受けた上で、五りんにナレーション任せたのかなって思ったり。
今まで四三くんは比較的好意的に見てたけど、なんかスヤさんがいろいろ不憫でなんかストレスを感じ始めてます(予告編も結構ひどいですし)。とはいえ、スヤさんの困惑顔もなかなか可愛らしかったです。
あとね、初夜のシーンで今まで散々聞いてきた呼吸音がこんな使われ方するのかって少し笑ってしまいました。
あと、永井さんのテニスシーンとか、あれ、ナレーションだけでよくない? 若き日の本人の再現シーンいらなくない? すごく面白かったです。永井さん、見た目怖いので、ギャップですぐ面白いんですよね、会議室かなんかに飾ってある肋木にぶら下がってる写真とかもね、いいんですよ。
あとね、大河ドラマにおいて、師匠キャラって重要だと思うんです。去年の西郷隆盛における島津斉彬とか。今年の治五郎さんも靴脱ぐシーン見て、素敵だなって思いました。
あと、志ん生パートで第三のオリンピック選手って話出たりとかね、あれいい煽りだと思うんですよね、出てきたメガネの彼なんですかね?
そして、今回出てきた付き馬、これもドラマとシンクロする感じなんですかね?

第14回 新世界

オープニングちょっと変わった? 失敗シーンの挿入は少なくとも今までなかったはず。
四三、三島、治五郎、アニ子夫人などが帰国。まさに新世界な展開。
その前の週は放送が休みだったために元号発表後一発目の放送だったのですがドラマもそれに合わせて、元号が大正から明治への移り変わりを描いていました。
ドッジボールはミスタークラブさんの紹介だったのですね(しかもドラマ終わりの紀行録で「ヨーロッパでは流行っていない」ってオチをつける展開は斬新でした)。あと、天狗クラブも今回でさよならですか。
そして、志ん生も旅立ってましたね。列車での別れってドラマティックだと思うのですが、ドラマの中で何度もやられるとお腹いっぱいになりそうじゃないですか?
志ん生と円喬の関係性から、四三、三島と違った別れかたをしていたのが本当によかったです。ちょっとかけていたのが、「文七元結」でした。知らないでちょっと調べてみたのですが、この話、餞別の件とかけてたんですかね?
円喬に「なんだ馬鹿野郎」ってたけしのモノマネをさせて誰がなんの役なのかよくわからなくなる楽しさもありました。
駿河屋さんのページも変わってましたね(キャッシュが残っているのか記載時はピエールさんが出てますが)。
あと、東京師範学校って筑波大だったんですね。知らなかった...。
二階堂さんの登場やら、スヤさんの再登場やらでまた面白い展開が待っていそうです。


第13回 復活

ストックホルム編完結。四三の全集の道のりを改めて振り返る。そして、ラザロの死を知る四三。あの分かれ道はちゃんと四三が迷ったから助かった運命の分かれ道だったって構成が見事。(それにしてもそんなに紛らわしいなら人立たせなかったのが時代ですよね)
そして、大森さんの話。本を残して10年後、50年後に何かを残すっていうのが如何にも大河って感じでよかったです。
命を賭して何を残すかがラザロと大森さんのエピソードで描かれた隠れテーマだと思ってました。
あと、志ん生の初舞台もこの回。無茶苦茶だけれど才能を感じさせるって舞台。ただ、四三のエピソードと対照的な感じじゃないのが(そここだわるポイントじゃないのかもしれないけれど)。うっかり忘れかけていた話を体で覚えて思い出すっていうのが最近少し見た落語ディーパーで聞いたエピソードと通じてもいて、それも興味深かったです。この回の円喬さんの朝太の諭し方とか驚き方がいいんですよね。このドラマの中で一番好きなキャラかもしれません。
あと、着物のこしらえに久々の「スルマ屋」の単語を聞いた気がする。それから久々に美川くんも出てきましたよね。ちゃんと花魁の方との恋が実ったのですね。
次回から新展開。大河らしく周到に脇を固めていた人物がまた意外な形で登場するとは聞いているのですごい楽しみ。

第12回 太陽がいっぱい

四三マラソン編。ひたすら走ってましたね。志ん生の「わたしはわたしはわたしが心配でして」くらいしかギャグがなく、オリンピックって華やかなテーマなはずなのに暗い影をいろいろと落としてるのがなんとも。
ドラマは四三はほとんど喋らずに周りの人の応援を中心に話が進んでいくドーナツ型のスタイル。子供時代の四三、イイ味出してましたね、大森さんからお父さんを思い出すところも。スヤさんの鯛を届けたいってトンチンカンさとか、本人には何もできないけれど、みんなそれぞれでできることやってみようって感じが確かにスマホとかないとそうだよなって思ってました。
志ん生の落語覚えながら、背景にCGが出てくるシーン、ちょっとやりすぎかなと思いつつ、でもランナーズハイでああいうの見え出すこともあるかなって思ってました。確かに走ると頭冴えるんですよね。
とはいえ、結局危険してしまう四三くんの散々みんなに助けてもらってめちゃくちゃ時間もかけて結局棄権せざるしてしまったっていうのを思うと本当に辛いだろうなって悲しくなりましたよ。
そしてこの回、叙述トリック的なの使われてませんでした? ドラマスタートで四三の部屋のカーテンのドアを開けるアニ子。
なんで、アニ子がカーテン開けてるの? 実はマラソンが終わっていて、四三は臥せていたから、ってそんな風に解釈しています。
あと、Y字路で間違えるのそれまでの回で散々伏線張ってるんですよね。長い時間かけて周到に伏線張るのが大河の1つのよさですよね。
ストックホルム編は次回で完結。次から聞くところによると、女性選手編になるらしいとか。阿部サダヲさんどの程度絡み始めるんだろう?
平行で色々な人の人生ドラマが走るって大河ドラマってかつてあったんですかね?

第11回 百年の孤独

NIPPON表記問題とか、志ん生の初舞台決定とかのエピソードで「勝負」とはとか? 「大舞台」が今回のテーマかなと思っていました。あとプレッシャとか相互理解とか。三島君が今回はほぼ主役。そして、興奮のあまり、カメラを持っているのに忘れるアニ子夫人と三四。
勝負前の三島君に対しての大森さんの「短距離はタイムが敵、走ってる人はみんな味方」というセリフよかったな。勝負の後に何を獲得するかですよね。あとは精神不安定で押し花しちゃう四三が可愛らしかったな。以前三島に四三が言ったことをそのまま鸚鵡返ししたら逆に怒り出し、長距離と短距離は違うって支離滅裂っぷり。そうだよね、勝負事の前、そうなるよね。言語化することで問題は少し解決するって実生活でも有用だと思うんですよね。
あと三島家のお母さんの息子を信頼する力、すごいよかったな。
それからどうしても逮捕の件があったので、どこをカットしたのかなっていうのが気になってしましました。審判員が凝視していたカットとかあれのあとに足袋のシーンとか入ったんですかね? 的外れかもしれないですが。
最後の紀行で当時の金メダリストに1秒負けてたエピソードから、現在の日本人が当時の金メダリストのタイムを上回っているって話もなかなか興味深かったです。

第10回 真夏の夜の夢

ストックホルム編。手紙のタイムラグから、2週間後の三島投身未遂を描いてその間を描くミステリーな手法でしたね(謎としては予想できる限りでしたが、そこは全然問題なかったです)。投身しようとする半裸の三島に対して、必死で抱きついて馬乗りで説得する金栗というなんか腐女子が喜びそうなシーンはどうだったんですかね? 好きな人から見ると。今回、五りん君ものお風呂のシーンもありましたしね。五りんくんの下半身を完全に隠すのと金栗くんの尻丸出しっぷりの脱ぎっぷりは事務所のNG的な話なんですかね? あと、調べれてないのですが、金栗の日記はあれ創作ですよね? 俳句とかは史実も織り込んでそうではありましたけれど。
海外編だから豆知識が多めで面白かったです。白夜のある国ってなかなか環境的にきついんだろうなって思いながら見てました。あと、志ん生パートで、具体的な落語の演目出てくるとテンション上がるので今回の垂乳根も興味深かったです。円喬のダークな面も出てきたりしてね。
コーチ体調不良、メンタルをやられた三島、看病でそれどころじゃないアニ子夫人とチーム崩壊の危機を救う金栗はなかなか主人公らしくてかっこよかったです。ギャグはね、コテコテの「下手な鉄砲、かずこ(?)に当たる」でしたっけ? もなかなか面白かったですよ。チームがダメになったのを立て直して自信をつけた金栗が君が代を歌うシーンもよかったですね。あれ、勝手に自転車の歌なのかなと思ったのですが、あれはスヤさんとの思い出の曲ですもんね。「歌え」っていじられ気味の中で、「ナメるなよ」って自信をつけた金栗の意思の現れが君が代だったんだろうなって思ってました。そんな中で、待望の治五郎さん到着もそこそこに感動のシーンでしたね、とはいえ、今回で一番よかったのは大森さんが必死にまとめた論文を治五郎さんが渡すシーンでしたよ、可児、永井の2人の名前が出ただけで人相が思い浮かんだのは相当にキャラが濃かったからですよね。
来週が志ん生パートも含めて各人の成長シーンが見られそうで楽しみです。
そして、番組終わりの紀行を予告編に使う手法がなかなかずるくて素晴らしいです。

第9回 さらばシベリア鉄道

旅行編。海外の旅の風景どう処理するのかな? と思ったら、基本的には志ん生さんの語りで処理したのね。今回は金栗・三島の友情、それからミスタークラブと肋木先生の友情もあったり。そして大森さんの過去が明らかになったり、バスケットとかバレーを持ち込んだのが大森さんなのね。あと、噂に聞いている展開について「Where is the stadium?」っつうのは伏線なんですかね?
とはいえ今回一番心に来たのは、志ん生がはじめて名前貰うところでした。あそこのシーンはよかったな。あとは金栗・三島の映像に志ん生の落語がかぶさる映像が落語ザムービーっぽいなと思ったら大根さんのアカウントみたらやっぱり意識してたみたいですね。
あと、少し出てきた伊東博文さん役の浜野謙太さん、西郷どんでも伊東博文さんでしたよね。なんかシーンで爆弾怖いのPV思い出しました。
あとは四三が眠って、スヤさんのシーンに切り替わるのがテクニカルでよかったです。
ただ、地理の授業で説明するってパートは先週から見てないとついていけない気がしてました。
気づいてなかっただけかもしれませんが、この回は関係者の方々が色々裏話を記載しているのが楽しいです。


第8回 敵は幾万

旅立ちが大枠の今までの総集編となる素晴らしい回でしたよ。まず、異国に旅立つにあたりそれぞれの人たちとのそれまでの繋がりを確かめあってたのがよかったです。四三とお兄さん、そして、弥彦とお母さん。あとね、大河ドラマで男性主役の時に必ず1つの起点になる「初恋」もこの話を通じて処理してたのがよかったな。スヤさんを思って歌う自転車の歌すごいよかったな、男性だったら「今は離れてしまったかつて好きだった女の子への思い」を共感できない人なんていないと思う。あとね、四三がお兄さんを塔に連れて行ってそこで急にセンチメンタルになるシーンで憂鬱になった時のお兄さんの励ましとか、あと肋木先生の「未来永劫一番最初に日本で最初にオリンピックに出たのは金栗くんだ」というセリフとかね。大河ドラマで「オリンピック」なんて未来永劫多分大河では扱われないようなテーマぶち込んで苦戦してる宮藤さんのこと重ねてグッときたいんですよね。
弥彦とお母さんの感動のシーンの裏で電車にこっそり乗る可児さんとか、志ん生から地理の先生へのバトンとかすごいよかったですよ。
感動パートも十分だったけれど、時折入るギャグも冴えてたな。「僕たちはstray sheep。羊だよ」「ネズミだけど」「干支の話じゃないんだけどな」とかね。
総じて素晴らしい回でした。

第7回 おかしな二人

「資金集めは大変だ」と三島金栗の友情が主。三島君が台頭したことで、小説家志望の彼の影が薄くなってしまったのね。今回ほとんど志ん生サイトが絡まず。一話目あたりのフィードバック受けて切り替えの演出を控えめにしたのですかね?
とはいえ「大河っぽいのでもう一回言いますね、勝海舟」ってナレーションはこのドラマっぽくてすごいいい演出ですね。SNS向けな演出ですし。
話戻しますけれど、金栗・三島の対比というのが、前年の大河ドラマの西郷・大久保を思わせてこれこそ王道だなとは思ってます。
せっかく体育協会周りのみなさんがキャラ立ちしはじめてるのに、来週から出番少なくなり始めるんでしょう? それは残念だな。
あと、最後のお兄さんとの対面、赤ゲットと運動着の白は演出的な対比なんですかね?
そりゃ、金栗くんが主役だけれど、志ん生サイドの方が自分は好きだと認識してしまった回でした。あと、治五郎先生、CM出てるんだから宝くじあたれば解決するのにねって思ったりとか。

第6回 お江戸日本橋

金栗くん、オリンピックでるかでないかの葛藤が主なドラマの趣旨。流石に出るっていうのはわかっているので(前話でも確か言ってましたし)、この話から果たしてどう金を工面するかって話へ。後半主人公の田端さんも含めていろんな人の交差する回だったな。そして、五りん君の持っている志ん生のことを書いた話も何が面白いのってミステリーになっているのね(調べてみたら史実では内容なのでオリンピックの五りんにかけた人物なんですかね)。
あと、富久と芝浜やけにドラマにかけてくるなと思ったら地理的な伏線だったのね。あと、志ん生役のたけしさんに「うるせー、馬鹿野郎」っておなじみのセリフ言わせたり、それから、永井さんの態度変わったり、治五郎先生が激昂するたびに傾く看板に一同「あぁー」って言ったり。でもやっぱり印象的だったのは最後の花火かな。あの花火、西郷どんの島津さんが憂さ晴らしに鳴らした花火と違い、多分史実はないんでしょう?
でもね、主役と語り手が一瞬だけすれ違う名シーンだと思うんですよね。

ちなみに本物の志ん生さんの富久と芝浜がyoutubeにあったのでリンク貼っておきます


第5回 雨ニモマケズ

視聴者的にも、ドラマの中でも、過去と未来を繋ぐいい回だったな。マラソン中継の演出はなかなか時代劇ではできない演出ですよね。今更なのですが、車屋の清公が銀杏BOYZのボーカルの方と知り少し驚きました。今回は笑いがすこし少なかったですが(強いていうなら「かなくり」を「かなぐり」と読み間違える件ぐらい?)四三における治五郎、志ん生における円喬と出会ういい回だったなって思います。あと、三島天狗がさらっとスポーツだか娯楽ってなんのため? ってメイドの子に問うていたのですがそれってこのドラマの重要なテーマなのかなって思ってました。予告見る限り、割と次は重めの展開なんですかね。あとドラマの中で志ん生の奥さん役の池波さん、実際にし志ん生の血縁の方なんですね。キャストも注目してなかったですが、注目ですね。あとは芝浜の絡め方もネタバレあまりせずにちょうどよかったかなって。

第4回 小便小僧

落語を絡めて、従来の体育教育の悪いところを避難して、しっかり笑わせるところを笑わせるってこのドラマのいいところがモリモリの素敵な回でしたよ。
落語は芝浜で(落語だったらもうちょいマッチしそうなのがありそうだなとは思いつつ)、お酒を絡めて水分を補給しない体育教育への非難。飲み物を飲むシーンで繋いだり時間の移動のさせ方もうまかったですよ。強面の人が真剣に変なポーズするだけで面白いんですね。あと「いちいち訳さなくていいよ」とか。一話目のハイライトシーンまでのプロセスをうまく描いたいい回だったな本当に。あと、坊ちゃんの名台詞とか挟んだりね

第3回 冒険世界

上京して東京へ。初回で出てきた天狗クラブ再登場。天狗クラブってなんか森見登美彦っぽいなって思ってました。上京のシーン、金栗兄弟、鼻水垂らしながらの熱演でしたね。金栗兄弟を演じる中村勘太郎と獅童さんってどの程度の血縁関係なんですかね?
あと、今回ようやく志ん生さんが現代と2部に繋がる橋渡しの役所になりそうだと予想。それから、ぼんやり聞いたことのある小説の名前についても知識になったのがよし。あと、志ん生の師匠に松尾スズキさんを据えているところになぜかグッときてます。今回落語が絡まなかったのはちょっとだけ残念かな。
あと、大河ドラマの後の名所巡りのコーナーでなぜか紙芝居が始まったの実験的で好きでした。

第2回 坊っちゃん

前回の総ざらい編から金栗四三の過去編へ。
と言っても、前年の西郷どんとは異なり、志ん生の過去も要所に挟んできて複数人を主人公にするという演出、ただこれだとチャンネル一瞬も見逃せないのはなかなか高いリテラシーを求めてくるなって思ってました、あとね、ワイプの演出もスマホだと見づらいかもねって思ってました。
それから、前年の大河ドラマを意識してなのかなんなのか西南戦争も少し絡めてみたりして、それはそれで面白かったです。
思ったことを書いておくと、四三の最幼少期のファニーフェイスな子役がすごい可愛かったです。
それから、夏目漱石と落語を絡めてくる演出もすごいよかったですよ、落語については志ん生が絡む限りに置いて続けるんですかね、期待してます。
そして、2年連続で大河ドラマ見てようやく構造に気づいたのですが、西郷どんなら島津斉彬みたいに憧れの人を序盤は目指すのですね、主人公はそして今回は斉彬のポジションに治五郎がいるのですね。それからドラマの語り手を誰にするのかも脚本家の腕の見せ所なんでしょうね。
登場人物がどう有機的に絡んでいくのか来週もすごい楽しみです。

第1回 夜明け前


ぜん一話目らしく登場人物をとりあえず全員出してみた感があって豪華でよかったです。
脚本を宮藤官九郎が書いているということを自分が意識しすぎているのかもしれませんが、「非体育会系から見たオリンピック」という視点で語られているのに強く面白みを感じました。役所広司さんの「で、楽しいの? 楽しくないの?」って問いかけが心にきましたよ。
あと、戦国時代や明治維新とは異なり、この時代に生きてたも多数視聴者にいるのかなと思うと非常に挑戦的なテーマだなと思いました。さらにテーマについて言うならば、2020年の東京はオリンピックはもちろんのこと、2018年のスポーツ関係のパワハラ問題も想起するシーンがいくつかあって、時代の追い風が吹いているのかお見事だなって思いました。
それから、さすがだなと思ったのが、ビートたけしさんの役どころ、見てないですが、タイガー&ドラゴンの知見を活かしたのかな。あとは、大河ドラマの中でワイプ使われるの初ですかね? ビートたけしさんについて言えば、去年末の前ズラ勇作ってzozoの社長を模したコントで悪印象を衰えた印象を持っていたのですが、このドラマの中みたいな存在だと素晴らしいですね。
そんなこと思いながら見てました。
テーマソングの鼓の音も痛快ですし、今年の大河ドラマは楽しく見れそうです。

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