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木村石鹸スタッフが、自由気ままに書き綴るブログ

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#商品開発

商品つくるなら、最後までその商品のファンであってくれ

先日、とある企画の対談で「良い商品とは?」という問いを投げかけられました。これはかなり難しい質問です。そう簡単に答えられないんですね。 一般的には、利用者にとって、ある機能や性能が高いとか、効能や便益が大きいとか、費用対効果が良いとか、自分のセンスに合ってるとか、そういう要素が「良い商品」ということになるでしょうか。 経営という視点で見た時は、単純に売れる商品が良い商品と言えるかもしれません。利益率が高く、沢山売れる商品はビジネスにおいては凄く重要だし「良い商品」でしょう

近大文能ゼミとコラボ商品つくったよ!【前編】

昨年4月頃から、ものづくりのワザを魅せる場”みせるばやお” ✕ 近畿大学経営学部の文能ゼミによる『近畿大学連携プロジェクト2019』に木村石鹸も参画していました。 このプロジェクトでは、①コラボワークショップの開催、②学生による会社PRムービーの製作、③コラボ商品の開発 の大きく3つの活動を行い、木村石鹸とのコラボ商品の開発には、5名の学生が携わってくれました。 左から、3回生(2019年当時)の藤原さん、阪本さん、山口くん、村田くん、大川くん。5人とも個性豊かで面白くて

競合を気にしすぎることの危険

商品を開発したりしてると似たような他社商品は気になるわけです。 で、気づいたら、色んな他社商品を見て、ここはこれが特徴か、あそこはああいう売り方をしてるのか、ここはこんな仕掛けか、と調べてしまって、色んなことが見えてきてしまうんですね。 色んなものが見えてくればくるほど、自社商品のユニークさみたいなものが分からなくなってきて、うーん、性能も価格も知名度も勝てないなぁなんて、疑心暗鬼に駆られたりするわけです。 そういうことを繰り返して、他社商品に勝とう、他社商品より上を行

12/JU-NI 誕生以前の話

4月一般発売開始分でご購入頂いた商品の出荷が始まり、昨日あたりから、届いた、使い始めたという声を頂き始めました。 外出自粛で、在宅期間が長く、様々なストレスもあるかと思います。12/JU-NIが皆さんの髪に合って、皆さんの気分が少しでも和らぐことを願ってます。 12/JU-NIの次の発売は、次は5月中旬の発売になる予定です。なかなかスムーズな供給ができておらず、買いたいのに買えないという方もいらっしゃるようで、大変申し訳ないです。 発売情報などについては、公式のLINE

12/JU-NIにまつわるエトセトラ

先週末になんとか、makuakeでの早割購入頂いた皆様への出荷ができました。(一部、4月以降の受け取りでの期日指定を頂いた方は別) 大変お待たせしてすいませんでした。早い人だと週末に届いて、さっそくご利用いただいた方も沢山いらしたようで、twitterやinstagramに多くの人がコメントをして下さいました。ありがとうございます。 一部の方のみご紹介。皆さん紹介したいですが、、、沢山ありすぎて。すいません! 配送が遅れてる地域もあるようですが、おそらく今日、明日は完了

汚れを落とすから汚さない

木村石鹸では、数年前から「汚さない」商品の開発をしてて、既にいくつかは商品として世に出してはいます。排水溝や風呂床のカビを抑えたり、シンクをコーティングしたり、衣類に撥水効果持たせたり。 2か月以上掃除してない排水溝でもヌメりなし例えば、これ。お風呂の床のピンクカビや、排水溝のヌメリ汚れを防ぐスプレーです。排水溝なんかはお風呂上り(最後のお風呂の人)に、これスプレーしておくと、ヌメりがなくなるんです。 冬より夏のほうが試すには良かったんですが、僕の自宅のお風呂の排水溝。昨

「すごいシャンプー」「TGシャンプー」と呼んでたシャンプーの話。【EP.0】

今、シャンプーを作ってます。 以前から自身のfacebookなんかではちょくちょく情報を小出しにしてて、もう随分時間が経ってしまいましたが、モニター募集して実際に使ってもらってアンケートに協力してもらったり。 本当ならもっと早くに商品のリリースもできてたはずが、製造上の問題やら色々あって、未だ商品化できてません。普通のシャンプーとは違うんで、けっこう大変なんですね。はい。 状況的には、製造問題はクリアして、今ようやくデザインや外観的なものとか、「商品」にするために必要な諸

まずは沢山の商品を世に出そうと思った

ここ数年、木村石鹸では、とにかく沢山の商品を作る、ということにすごく注力してきました。それまでは新商品は年に多くてもOEM含めて10程度だったわけですが、ここ数年は毎年50アイテムぐらいの新商品を作ってます。 数つくればいいというものでもないですが、ひとまず、「沢山つくる」「もっと作る」ということに注力していく方針を立てたので、商品をつくりにくくしてるモノを取っ払ってきました。以前、開発依頼書をなくした、という話をブログに書いたことがありますが、それも沢山つくるための一つの