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金沢マラソン2022

走った後の備忘録みたいな内容です。

結果は自己ベストの4時間22分48秒(昨年より24分くらい早い)
前後半ほぼイーブンペース(後半のほうがちょっとだけ早い)

昨年の記録
こちらが今年の記録

こうやって比較してみると前半はほぼ一緒で後半が、今年はペースが落ちないどころかちょっと早かったのがわかります。
では振り返ってみましょう!

準備段階(作戦その1)

春に金沢マラソンエントリーして「もっと早く走るには??」を考えたときに真っ先に出てきたのは「減量」でした。一般的に1キロ減量すると3分タイムアップするといわれていて、昨年のマラソン走ったときに体重が約72キロ。
ちなみに今年の5月時点での体重が74キロくらい。
心臓疾患持ちとしてはあまり心肺機能を追い込むのはリスクがあると思った時にまずは減量したらええやんという発想になりました。春の段階でも結構体は動かしていてそれでもそんなには体重が減らないので、これまでとは発想を変えて5月の連休明けから、食事管理アプリを使ってレコードダイエットにチャレンジしたのですが、これが結構うまく行ったみたいで10月30日当日の朝の体重は68.3キロまで減量していました。
やってみて分かったことは、菓子パン好きで朝とか昼とかによく食べていたのですけどこれは完全に脂質オーバー!!
あと菓子パンの代わりに食べていた玄米ブランも実は脂質過多。このあたりの食事を変えて、お昼はおにぎりやそばなど中心にして、たんぱくはサラダチキンや納豆、プロティンドリンク中心に切り替えたところみるみる体重が落ちていきました。

準備段階(作戦その2)

暑いのがとっても苦手で6月下旬過ぎて蒸し暑くなってくると走る気力がなくなってしまいます。特に道路の照り返しとかは大の苦手で熱中症になりかけたこともあり、そんな中でどうやってトレーニングを続けるかを考えた結果、登山中心、それもハイスピードで登ることを春からずっと続けていました。もともと登山も趣味の一つでもあり、いろいろな山に登りに行くことも楽しいので毎週末にいろいろな山登っていました。あと登山は走るよりもペースが遅いので心拍数がランほど高くならないけど、息はかなり切れてくる(標高のせいもあり)ので心臓にあまり負荷をかけずに肺の機能を鍛えることに効果があったのではと思っています。トレランも同じ理由でチャレンジしました。7月末に美ヶ原で開催されたトレランイベントに参加したのですが、これはお化けみたいな人たちが集まっていてかなり心を折られました(笑)
登山の目標であった早月尾根からの剱岳ピストンも達成できたのでこれはこれでよかったですね。

初剱岳 次はあるのか??(笑)

準備段階(その3)

実は今年は月間走行距離をそんなに走っていないのですが、9月初旬に稚内マラソン(フル)と9月下旬に宝達志水マラソン(30キロ)にエントリしていて、これは足を作るうえで有効だったのではと思います。稚内マラソンは全然足ができていなかったために27キロ過ぎで走れなくなり残りを延々歩き5時間20分かかってしまうという惨敗ぶりでしたけど、この時期にフルの距離をとにかく走る(歩く)というのは良いトレーニングになった気がします。宝達志水マラソンはいきなり前半10キロに標高300メートル以上を上るという難関があったのですが登山ばかりしていたおかげであまり消耗せずにい行けた気がします。ちなみに登山で下りにも慣れていたせいか下りのスピードがめっちゃ上がっていたというおまけの成果も得られたようです(普段は足場の悪い登山道で下っているんでアスファルトの道の下りだと楽に足が進むという)。

準備段階(その4)

昨年の金沢マラソンは実は天気よくって気温が20度くらいまで上昇したのですが、それまでの金沢マラソン(雨ばっか)の時と同じように上下タイツを着用して走ったら30キロ過ぎで熱中症気味になって失速してしまったので、今年は上のタイツは直用しない方向で、かつ下のタイツも夏用のひんやりタイプの予定でした。しかし稚内マラソン時にそれでも太ももに熱がこもってきつくなったので、ふくらはぎのサポータに変更しました。宝達志水マラソンで試したところなかなか良かったのでこれで臨むことに。

準備段階(その5)

それでも宝達志水マラソンのラスト5キロくらいで足が痛くなったり攣りかけたりしていて、これがなかなか厄介だなあと思っていたのですが、知人のマラソンブログに「ロキソニン持参」の記事が、
痛くなった時にロキソニン飲んでごまかすという技があることをここで初めて知りました。
あとマラソンマニアの知人から紹介されたのが「リ・ソビーム」というシール。マラソン大会に参加していると小さいばんそうこうみたいなシールを足のあちこちに貼っている人を何度も見かけたのですけどこれがその商品だったようです。
ロキソニンとリ・ソビームはぶっつけ本番で試すことに・・

大会1か月前の練習

剱岳に登ったのが10月1日、翌2日に疲労の残った状態でキロ5分台で走るなど、前日登山、翌日早めのペースで10キロ前後を走るという練習を中心に行いました。過去の経験でも30キロ過ぎるとどうしても足が動かなくなってしまっていたのであえて疲労の残った状態で少し追い込んでみるというイメージでした。手ごたえはあまりありませんでしたけど、練習後は温冷水浴をしっかりして疲労を抜くように意識していました(ちょうどサウナにハマっていただけという事なんですけど)。

ラスト1週間

そんなこんなでやっていたのですけど、今年はどのくらいのペースで走れるのかまったく自分でもわからない状況のまま大会1週間前を迎えます。
練習では1時間10キロくらいのペースで犀川に河川敷を走っているのですけど、ネットで1週間くらい前にスピードトレーニングするとよいかもみたいな記事を見つけて、それにトライすることに。。試してみたら10キロ53分くらい(途中給水あり)で走れてしまいました。それまでは10キロ1時間でもそれなりに心拍数が上がってしまい、あまり自分でトレーニングの効果が実感できなかったのですが、10月中旬に急に気温が下がってそれで暑さに弱い自分の本来のコンディションが引き出せるようになったのかもしれません。

大会前日

まったく走らずにぶらぶら過ごすことに、思い付きで行きつけの接骨院で酸素カプセルに入ってみました。これももしかしたら良かったのかも、、

大会当日

7時10分過ぎに自宅を出てスタート会場まで歩いていきます。百万石通りからは例年通りスタート地点に向かうランナーの行列です。7時40分ごろに会場に着き、荷物をトラックに預け、スタート地点に向かいます。昨年からウェーブスタート方式になり、4時間台のスタート地点が10分遅れのスタート地点付近になったのでスタートセレモニーとかは身近に見ることができました。

8時35分に第一ウェーブがスタート、その後10分後に第二ウェーブがスタート、スタートから50秒くらい遅れてスタート地点を通過しました。
今回は暑くもなく寒くもない気温でしたが念のために使い捨ての雨合羽をスタートまで着用していましたが、風もなく日差しも出てきてそれも必要ないようなコンディションでした。

第二ウェーブスタート前

走り出しはいつも好調。声援に煽られてオーバーペースになりがちです。今回も気がつけばキロ5分台になっていて、その度にペースダウンを繰り返してました。

香林坊

どのくらいのペースで行けるか手探りで走ってましたがキロ6分を少し超えるくらいで一旦固定して進む事に。心拍数も140台なのでオーバーペースではないかと、、


山側環状線登り


山還も快調に進みます。登り切ったところでいつもチームEIZOの皆様の応援隊がおりまして、左端を走ります。退職して20年以上たっているので、顔見知りも少なくなっていて、かつ顔と名前がなかなか瞬間的には一致しないのですけど、何名かの方から熱い応援をいただけました!
いつもありがとうございます😊

山側環状線下り

山側環状線下りはいつもオーバーペースになって後から苦しむのですけど、宝達志水マラソンの経験から脱力して下ればそんなにダメージはなさそうなので、ちょっとペースアップします。

ユカさん今年もありがとうございます

下り切った田上の交差点でコスプレユカさんとお約束の2ショット!
文字通りの美魔女ですねー!
応援ありがとうございました😊

旭町あたりに住む社員が応援に来てくれているはずなのですが、見当たりませんでした。
後から聞いたら、自宅から離れた大通りで応援してくれていたみたいであっという間に走り去ってしまったみたいです。😭

さて相変わらずキロ6分くらいで走り続けますが相変わらずちょっと気持ち良くなると5分台にペースが上がってしまいます。その都度抑えてペースダウンを繰り返します。

そうこうしながらハーフを通過、念のためにロキソニンを摂取。
相変わらず快調なので、ちょっとペースアップしようかと思い始めますが、稚内マラソンの後半ヘロったトラウマがあり、なかなか決断できません💦

25キロあたりかな?

いつもヒイコラ走っている25キロ過ぎもとっても快調です。このあたりから走れなくなるランナーが増えてくるので、ペース落とさないだけでガンガン追い抜く事ができてなかなか気持ち良いですねー!

このあたりでランニングハイに入ったみたいで、足はどんどん進むは、心拍全く平気でめっちゃ気持ち良かったです。どこまででもこのまま走りきれるんではみたいな全能感が感じられ、いつもこの辺でへろっている過去の自分と違う優越感みたいな今まで感じたことのない気分が味わえました。

そんな中でスパートのタイミングも測りつつ35キロ通過、あと5キロくらいならスパートかけられるのではと思い始めた37キロ付近でとうとう左股関節から痛みが出始め、足を思うように前に運ぶことができなくなってきました。

こんな時は「足が痛いのは気のせいだ〜!」と自己暗示をかけて痛みをなかったことにする作戦です。ちょうどこれに取り掛かろうとしたそのタイミングで「足が痛いのは気のせいだ!」という応援ボードを掲げている人が!
めっちゃ良いタイミングでめっちゃ嬉しかったです。本当にありがとう😊

そうこうしながら残りの距離もなんとか凌いでゴールへ

今年も頑張りました!

最後まで気持ちの良い天候でした。

この後、メダルもらって荷物受け取って着替えようとしたタイミングで両足のあちこちの筋肉が攣りまくり、結局着替えるのに20分くらいかかってしまいました。

9月末に走った宝達志水マラソン終了後に、20分くらい動けなくなってしまったのと同じ症状です。体が冷えて脚中の金の筋肉が硬直する感じですね~これはかなりきついです。なんか良い方法ないのかなあ??

そのあと自宅に帰ってぬるめのお湯でリラックスタイム、冷水シャワーを繰り返してクールダウンしました。


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