エレガントな日常/和菓子よりも女磨き
「グリーンピース」と書かれた小さなメモ。
この3日間部屋の片隅に放置してあります。
毎日チラリと見ては気にしつつも、
(今じゃない)
と目をそらしているのでした。
が!
今日こそやんなくちゃなぁ。
ベッド下に転がっているであろうグリーンピースの捜索&回収を。
ガガガ....(鏡を引きずる)
ゴゴゴ....(ベッドを引きずる)
あったー!
シワシワになったグリーンピースちゃん発見です。
2週間ぶりに救出(回収)されました。
ただちにティッシュでつまんで、ついでに目に入ってしまった大量の髪の毛も回収。
(グリーンピースがこの髪の束を教えてくれたのね。ありがとねー)
ラベンダーの精油を含ませた雑巾にて床を拭きました。
よしっ。これで虫も来ないだろう。
私がもし虫が苦手じゃなかったらグリーンピースはそのまんま放置していたことでしょう。
ありがたいことに虫嫌いが幸いして
(グリーンピースに虫が来ちゃうかも!)
という恐怖のあまり撤収作業をしたのでした。
という割には取り掛かるまで2週間もかかりましたけどね。
ミニマリストの私の部屋は6点の家具しか置いていません。
(ベッド・鏡・フロアライト・ナイトテーブル・イス・観葉植物)
なのにベッド一つ動かすことがやっぱり面倒くさいのです。
ともあれベッド下が綺麗になってサッパリしました。
仕事はほんの1割がいい、と理想を掲げてのんびり暮らしの私に前代未聞の量の仕事が来たのが1週間前。
それもようやくヤマを越えて8合目まできました。
この1週間は息切れをしないように自己管理に努めました。
いつもの食事量では眠くなることが分かったので市販のものや外食を取り入れました。
なぜなら一般的に売っているお弁当などは私にとっては「腹八分」の量だから。
腹八分にしておくと食後の眠気も来ないこないし(いまさら知ったのか?)
自炊はなんだかんだとそこに時間と手間がかかって体力消耗しちゃうのでした。
しかも料理はあまり好きな作業ではないもんね。
そんな小さな心がけが実ってストレスもなく大仕事に取り組むことができました。
一体今までのストレスってなんだったのかしら??と思うくらいに楽でやり甲斐さえあって、不思議な感じがしました。
いやぁ。
マクロビオテック弁当ってすごいですね。
昨日初めて購入し、
「まぁ、たまに食べて(あげて)もいいかしらね」
なーんて何様のつもりで記事に書きました。
いやいや。
失礼いたしました。
「時折いただかせてもらえたら嬉しゅうございます」
に訂正します。
だって、、、
あ!ドタドタドタ(トイレへ駆け込む)
わぁぁ〜(目がキラキラ)
ジャー(水を流す)
バタン。
ふぅ〜。
ナニコレ。
お腹の中が空っぽになりました。
すっからかんです。
お腹周辺がベコっと引っ込んで体も軽く感じます。
(ちなみに便秘状態ではありませんでした)
さすがマクロビオテック、、、
身体を綺麗にしてくれたようでした。
仕事が一区切りついたところで無性に和菓子が食べたくなりました。
しかも質の良い和菓子。
(桜餅でしょ、草餅、豆大福に、お団子もあるといいなぁ。でも2個ぐらいにしておこうかな)
こういう時はフットワークが軽くなるもんですね。
すぐに和菓子屋さんへ向かいました。
一度も行ったことがないくせにグイグイと常連のごとく入っていきました。
(あぁ、桜餅売り切れ!大福も!)
店員さんに聞いてみたら毎日午前中には売り切れてしまうとのことでした。
すごい人気のようですが、売り切れてしまうことを知っているのに大量に作らない姿勢もとても素晴らしいなぁと思いました。
お店を出て考えます。
(どーしても和菓子なんだよなぁ。どーしても和菓子屋さんレベルのものが食べたいのよね、、、)
とりあえず買いたいものがあったので先に用を済ませることに。
「赤いマニキュア」
が欲しかったのでした。
足の爪用です。
現在は手にジェルネイルを施していて、足のほうはお手入れのみにしています(ジェル無し)。
理由は手足どちらも色を塗ったらものすごい金額になっちゃうから。
そこで足のほうは自分で色を塗ろうと考え、手持ちの淡いピンクマニキュアを足に塗って試していました。
お手入れをキチンとされているとペディキュアも綺麗に塗ることができるのを確認。
なんたって私は生粋の不器用人間です。
足の爪も上手くカットできないからネイルサロンへ通っているし、まして自分でマニキュアを塗ったものならハミだしまくりなのでした。
でもお手入れされているとハミ出ないことが分かったのです。
(よし。なんとかいけるぞ。本命の色を買う!)
すごいすごい。
先日に続いて
「花より団子」
ならぬ
「団子より花」
を成し遂げました!
甘いものよりも女磨き優先したエレガントな私、、、やれば出来る!
(でもずーっと頭の中は和菓子に引っ張られていたけどね)
早速足に塗り塗り。
老眼鏡をかけながらプルプルと手先が震えそうな危うい手つきです。
ありゃりゃ。
思いっきりハミ出ました。
爪の輪郭以上の面積が赤く染まっていました。
淡いピンクは目立たなかっただけで本当はきっとハミ出ていたのでしょうね。
ネイリストさんが、赤を塗るのは1番難しいとおっしゃる意味が分かりました。
(ま、そのうちに皮膚に付いた色は自然に取れるでしょ)
ん〜。やっぱりいいですね。
足の爪を赤くすると原始人のような幅広の私の足も"孫にも衣装"レベルに少しだけ引き上がりました。
夜。
仕事もほぼ山頂付近の9合目まできました。
さすがに体が疲れて、考えることはただ一つ。
「和菓子食べたい、なんかガッツリ食べたい」
でもせっかくここまで買わずに頑張ったのだから今夜はやめておきたいな。
そこで。
困った時のペペロンチーノ。
夜な夜な台所でニンニクを刻みパスタを茹でお腹を満たす作戦にしました。
私は今日もエレガント。
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