今日の気分をなんと表現したらよいのでしょう。

ボーっとしている

ぐだぐだしている

優柔不断

未来を憂いているワケでもないけれど希望にあふれているワケでもない。

ミニマリストの私は脳内に備蓄している語彙もミニマムです。

結局のところズバリと言い表せないのでした。

台所には炊こうと思っていたお米が水に浸されたままだし、

レンズ豆スープを作る気マンマンにて、こちらもやはりザルで水切りしたままの状態です。

何時間もそのまんま。

そんでもって私はごはんを食べたい気持ちも薄れてスープへの情熱も消え去りました。

あの米と豆、どうしたらよいのでしょうね。

今朝は目覚めの時点からつまづいてしまったような気がします。

目が覚める直前のこと。

夢の中ではどこかの国の田舎の海へ旅行をしていました。

私は4〜5人と行動を共にしていたものの、どこか気を使って心から楽しんでいるわけでもない。

でも海の水はとても透明で美しくてそのまま水にざぶんと入って泳いでしまいたい。

水着はホテルに置いてきたし、取りに行こうかどうしようか考えている、、、

とまぁ内容は特にメリハリもないものでした。

そのうちにうつらうつらと目覚めてきて、ぼんやりと部屋の景色が見えてきました。

そのとき。

とてつもなく億劫な気持ちになったのです。

(あぁ。またこの目覚めから1日を始めないといけないんだ。やだー面倒くさい)

(夢の中で)旅行での時間を過ごしたのに今度は場面が変わりまた一から別な時間を過ごすことがダルくなっちゃったのです。

夢の内容よりもはるかに楽しくて充実している現実世界にも関わらず

起きて、動いて、顔洗って、、、

あー。やる事いっぱい！

と思ってしまいました。

だって夢の中ではすでに起きていたし、顔も洗い終えて(たぶん)海に旅行してるんですものね。

面倒くさい身支度はしなくてよかったんだもんね。

朝のルーティンをところどころ省きながらもこう思いました。

(なんでこれ毎日しなくちゃいけないんだろう？)

(私、自分でルール作りすぎてるよね？)

そうです。

マンネリ化してくると私は

「やらなくちゃ」

という義務感になりやすい性質。

部屋干ししていた洗濯物を片付け、

シャワーを浴びて、

窓の結露を拭いて、換気して

ベッドメイキングしたら薔薇の花の水交換、、、

どれも楽しく感じません。

普段は一つ一つ楽しんでいるのに日々を重ねるとこうなっちゃうんですよね。

まるで夫婦でいうところの倦怠期のよう。

せめてもの抵抗と思って流れを変えるべくコーヒータイムをナシにして食べたいものを食べることにしました。

まずはパンをもぐもぐ。

うん。いい感じ。

起きて1番初めに口にするものはいつもコーヒーです。

それをパンだけにしたらなんだか幸せ気分になりました。

飲み物も添えずにひたすらパンだけを噛みしめるのがこんなに味を堪能できるとはいいことを知りました。

食事をしたら今度は歯医者さんのことで頭が埋め尽くされてしまいました。

「ストレスのない治療を選ぶか」

「ストレスのない場所を選ぶか」

こんなことで頭がぐるんぐるん。

記事でも何回か書いていることなのですが、私は数ヶ月前にとても相性の良い先生と出会い有頂天に喜んでいたところ、急遽先生が他の分院へ移動となり崖から突き落とされました。

交渉の末に私は歯のクリーニングを徒歩1分の今の歯医者さん。

治療は徒歩20分の分院にて推しの先生にしてもらうことになったのです。
(治療は3ヶ月に1回)

いよいよ4月から推し先生の移動先の歯医者さんの予約を取りました。

そこは美しい高層ビルの中にあり、私は下見まで済ませてテンション爆上がりで楽しみにしていました。

ですが。

がーん。

推し先生は4月からまたもや移動になってさらに遠くへ配属。

なんじゃこりゃー。

歯医者さんの人事異動が激しすぎます。

配属先の分院への距離は決して遠くはないけれど、わざわざ地下鉄に乗ってまで通いたくない。

先生の追っかけをして逃げられ、またしても逃げられるというトホホの展開になったのでした。

スタッフも誰もこの人事異動のことは知らず(ドクター自身も)私はトップを取り仕切る責任者へクレームを言いたいくらいです。

(推し活ってこんなに試練があるのね)

選択権は私が握っています。

とりあえず今月末にその先生の治療を徒歩20分の分院にて予約を取りました。

4月以降に本当にこの先生についていきたいのかどうかを見極めてこようと思います。

その先生はとても若くてまだ新人さんのお立場のようにお見受けします。

でも経験年数ではまかなえないそのかたの特殊な能力というものがあるのです。

私のようなHSP気質の人間にはとてもリラックスできる先生。

いっそHSP専門歯科医として看板を掲げて分院を巡回して欲しいわ、、、

(責任者に提案しようかな)

そんな答えの出ないことをぐるぐる頭の中で何周も回り続けるのでした。

夕方に郵便をポストに投函がてらコンビニでお菓子を買ってきました。

自分でも今日は何をしたらよいのかフラフラふにゃふにゃ。

フヌケ状態をそのまんまを受け入れたらよいものを必死に立て直そうとしちゃうもんなんですね。

お菓子を食べたら少しシャキーンとなりました。

困ったことにもっと食べたくなりました。

(そーだ。noteに逃げよう！)

逃げた甲斐がありますね。

noteにこうして気持ちを吐き出しているうちにお米を炊く気になりました。

それっ。

あー。美味しかった。

むむ。

ダメだ。

がまんできない。

お菓子が食べたーい。

寒さも少しだけ和らいで足元にはカカトの無いミュールを履いて出かけました。

夜空に高層ビルを見上げながらテクテク。

私、一体今日はなんなんだろう。

誰なんだろう。

なんか地に足がついていないよね。

なんて考えながら歩きます。

見慣れたビル群もどこか他人行儀。

一つ一つ眺めながら歩きました。

結局、今日の気分をなんと言い表してよいのか自分自身も分かりかねたままに一日が終わろうとしています。

ぼーっとしているけれどお菓子を買いに行くとなると素早い身支度と行動だし、食べ物も美味しく感じます。

(こんな日もあるよね)

ってどこか言い切れない私がいます。

うーむ。

一体なんなの〜。

そっか。春だからか。

母が言っていたことを思い出しました。

かかりつけのお医者さんにアチコチ調子悪いことを言うと

「季節の変わり目のせい」

もしくは

「年のせい」

と言われるとのこと。

それはそれで母はしっくりこなくてもなんだか安心するそうです。

私のこの浮遊感も季節の変わり目だからかもしれませんね。

(あくまでも年のせいとは言わないわよ)

私は今日もエレガント。