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「徳を積む」を考える

徳を積む

「徳」は「良い行い・善行」と言い換えることが可能で、良い行いを積み重ねて行けば、天がそれを評価してくれて、最終的に幸せになれる様にしてくれるという考え方。
意味解説辞典より

「徳」について考えるようになったのは、
最近のことだ。

何やら科学的ではない、
あやしげな思想みたいなものは
あまり受け付けないタチなのだが、
知らぬうちに「徳」が積まれた結果なのか
不思議なチカラを何となく感じることが実際にある。

例えば、
困った時でも、最悪の事態には陥らずに済んだり、
思いもよらぬ幸運によって助かったりすることが
けっこうあるのだ。
自分の力では到底できないようなことが起こり
何か大きな力を感じずにはいられない。


そもそも、徳を積むいう考え方は、
元は仏教の「因果応報」が由来となっていて、
良い行いも悪い行いも、巡り巡って最終的には
自分に返ってくるという教え
らしく、
この考え方は非常に共感できる。

天の神様に見られているとは思わないが、
周囲にいる人々みんなに見られているわけで、
そちらの方がよっぽど影響力がある。
人の目=神の目だと、ある意味思う。

そして、影響が影響を呼び、広がっていって
自分に対する評価や、優しさや、
意地悪などに変わって返ってくるのだ。

だから普段の心持ちの積み重ねが大切で、
人生を豊かにするかどうかは
自分の行いにかかっている。
裏を返せば、自分次第で
いかようにも人生を豊かにできる
ということだ。


頼まれごとは後回しにせず、心よく。
なおかつ優しさを持って丁寧に。
辛そうな人の代わりに、元気な自分がやる。
思い付いた良いことは、すぐやる。

意識をするだけでも、
小さな徳が積まれているはず。
心の中は、立ち居振る舞いに出るものだ。
見返りを求めず、思いやりの感じられる人には
周りからも同じことが与えられると思う。

もし、思わぬ嫌なことが続くようなら
まずは自分のここ最近の行いを振り返ってみよう。
人の悪口を言っていないか?
頼まれごとを、雑に返していないか?
失敗を人のせいにしていないか?
面倒なことを後回しにしていないか?

思い当たることがあるとしたら、
過去の自分がした行いが、
まさに今、返ってきているんだと思えば
次にすべきことは分かってくる。

徳はすぐには積まれない。
繰り返し繰り返し、身を正して
いつかの幸せを願って生きていく。
結局、人や世界に良くすることが
自分に良くすることになるのだ。

良い風が吹くようになってきたら、
今までの行いを振り返り
自信を持って続けて行こう。
きっと誰かが優しい目で、見ていてくれる。

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