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パンとコーヒー。フォカッチャからイタリアに想いをはせる水曜日。

パンとコーヒー

おいしいパン屋さんがあると聞き、夫と2人で参宮橋のタルイベーカリーに行ってきた。

木を基調としたコンパクトな店内には、こんがり焼けた香ばしそうなパンが所狭しと並んでいた。
ベリーがぎっちり詰まったパン、ナッツがぎっちり詰まったパン、バケットサンド多数、イチジクとナッツのケーキ…
どのパンも捨てがたい。どれも食べたい。
こんなにも魅力的なパンたちを前に、美味しく食べられる分だけ選ぶなんて、至難の業だ。
時間をかけて選びたいところだが、お店の外には美味しいパンを求めて並ぶ人々の姿。
「早く決めなければ」と焦る気持ちも相まって、選ぶのはなかなか大変だった。

私たちは最終的に4つのパンを選択し、全て夫と半分に分けて食べることにした。
選んだパンはこちら。

  • ルヴァン(たっぷりベリーと胡桃のハード系のパン)

  • お豆のカレーとチーズがのっているパン(カレーが非常に本格的)

  • キャロットケーキ(カルダモンとクリームチーズがアクセントのしっとりケーキ)

  • フォカッチャサンド(生ハム、オリーブ、ルッコラ、トマト、オリーブオイル)

手には先ほど買ったパン。すぐにでも食べたいところだが、早まってはいけない。
夫が用意してくれたコーヒーをがあるのだから、せっかくならゆっくり落ち着いて、コーヒーとパンを堪能したい。

はやる気持ちを抑えて、歩くこと20分弱。新宿中央公園公園へ向かった。

どのパンも期待を裏切らず、それはもうとても美味しかった。
公園で春を感じながら、コーヒーといただくパンが美味しくないわけがない。
今日は少し寒かったが、心が温まる時間となった。

フォカッチャとイタリア

帰宅してからふとフォカッチャの定義が気になったので調べてみた。
「平焼き」であることがフォカッチャの条件か判断することはできなかったが、イタリア発祥のオリーブオイルが練り込まれたパンと理解して良さそうだ。

フォカッチャとは、古代ローマ時代から伝わる、イタリアの平焼きパンを指します。
オリーブオイルを混ぜた生地をのばして、表面にオリーブオイル、塩をまぶし、焼き上がりが平らになるようくぼみをつけて焼くのが基本的な特徴です。おつまみや料理の付け合わせ、サンドイッチにするなどして食べられています。

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「フォカッチャ」とは、イタリア語で「火で焼いたもの」という意味。イタリア北部ポルトフィーノの郷土料理で、ピザの原型とも言われる円形のパンです。ピザのように具材をのせて焼くことはありませんが、生地にオリーブオイルが練りこまれ、ハーブなどで風味づけされていることが多く、そのままでおいしく食べられます。

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フォカッチャの定義がなんとなくわかると、イタリアにも興味が湧いてきた。
久しぶりに地理の時間としよう。イタリアの特徴は以下の通り。

  • 東経15度、東経135度の日本とは時差8時間。

  • 地中海に面しており、気候区分は「地中海性気候」に属する。

  • 夏は降水量が少なく温暖で乾燥し、冬は降水量が多く温暖で湿潤。

  • この気候を活かし、夏は乾燥に強いオリーブ・ブドウ・レモンなど、冬は小麦を中心に栽培する。

なるほど。フォカッチャは、地中海性気候を存分に活かしたパンだったのか。
高校時代、情報の多さにすっかり苦手分野になってしまった地理だったが、食べ物から調べればこんなにおもしろい。

時差8時間の遠い国が少し近く感じられた。

イタリア(Googleマップ)

ついでに、時差の計算もメモしておこう。
360度÷24時間のため、経度15度で1時間の時差が生じる。
太陽は東から昇るため、
経度0度の本初子午線を境に、東経、西経に分けられている。

参考サイト

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