kinambon/公立高校教員@生き方・働き方を考える

教員の「光と闇」を発信し続けます/教員の夢を夢で終わらせない/職員室の無駄を排除する/…

kinambon/公立高校教員@生き方・働き方を考える

教員の「光と闇」を発信し続けます/教員の夢を夢で終わらせない/職員室の無駄を排除する/採用試験の倍率増加を目指す/悩める若手教員を救いたい/教員の超過勤務は必ず減らせる/ブラック部活動/妻は民間→中学校教員→小学校教員

マガジン

  • 育休から見える未来 ~新たな視点で仕事と家庭を見つめる~

    育休という特別な時間を通じて得た新たな視点が、私たちの仕事と家庭のバランスを再定義しています。このブログでは、育休期間中に気づいたことや学んだこと、そしてそれが私たちの将来にどのような影響を与えるかについて探っていきます。仕事と家庭の調和を模索する中で見えてくる未来の可能性や新しいアプローチについて、一緒に考えてみませんか?家族とキャリアの両立がもたらす幸せな未来を描く一助となる情報をお届けします。

最近の記事

育休22日目 育休の過ごし方、これでいいのか?

育休中は、時間がある。 それは事実だ。 とにかくスキルアップしてやるんだ。育休に入る前は、子育てしながらもこの間にやりたいことを沢山あげていた。 隙間時間に、とにかくスキルアップしてやるんだ。 ・ランニングする ・Google for Education 認定教育者資格を取る ・マイクロソフト認定教育者資格を取る ・VBAを学ぶ ・育休noteを書く ・気になっている本を読み漁る ・テンキーを左手で操作できるようになる しかし全く進んでいないしかし、育休が始まって22日

    • 育休18日目 新生児と過ごす1ヶ月目は苦行の極み

      ※修行や苦行という記載はありますが、本記事は仏教や儒教などとは一切関係はありません。 1週間ぶりに自家用車を運転した。 そこで気が付いた。 空って青かったんだな。 新生児と妻が退院して早1週間。 新生活が始まった。 それは予想していた円満な生活とは裏腹に、難行苦行だった。 多くの家庭では、里帰り出産をする。 新生児を祖父母と一緒に育て、ひと段落したら帰宅する。 しかし僕たちは違う。 なぜなら僕が育休を取得したからだ。 父が自宅で全面的に育児することができる。 だから妻と

      • 育休11日目 退院する妻と子を迎える

        本日、妻と子が退院する。 夫はどう迎えればいいだろうか? 自宅で夫ができることは何か?盛大に歓迎したい気持ちはあるが、何をしてくれたら一番うれしいんだろうか。 朝食を息子と食べながら考えていた。 花を用意したり、メッセージを用意したり、プレゼントを渡したり、いくらでも妻を感動させる手段はある。 でも、なんかそうじゃない気がしてならない。 特別な日なんだけど、特別な日じゃない。 新たな4人での生活の始まり。 スタートラインはどういう状態が理想だろう。 僕は掃除したこれか

        • 育休9日目 ワンオペは己との闘い

          無事出産を終えた妻は、現在病院で入院中。 新生児も一緒にいる。 家にいるのは、僕と長男の2人だけ。 そう。2人だけの生活を現在進行中。 長男と2人だけのときは、何故か余裕がない家事なんて余裕よ。 洗濯も、掃除も、料理も、皿洗いも、朝飯前さ。 ただし、それは1人でいるときに限る。 長男と2人だけのときは、何故か余裕がない。 朝飯を食う暇もないくらい。 余裕がない理由はわかっている。 一緒に遊んでほしいのだ。 宿題を見てほしいのだ。 明日の準備を一緒にしてほしいのだ。 かまっ

        育休22日目 育休の過ごし方、これでいいのか?

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        • 育休から見える未来 ~新たな視点で仕事と家庭を見つめる~
          9本

        記事

          育休4日目 ようこそ初めまして

          4月18日(木) 天気はくもり 気温は17℃ 昨日の夏日と比べて、空は控えめだった。 17時58分 ひとりの女の子の人生が始まった。 ようこそ、私たちのもとへ。 初めまして、これからよろしくお願いします。 さっきまでくもりだったのに、こんなときだけ天はやさしい。 いのちの始まりを象徴するかような、雲を突き抜ける眩しい夕焼けだった。

          育休3日目 出産前日の心境

          今日、心の底から育休をとってよかったと思えた。 いよいよ明日は出産今日、妻は入院する。 カイザー(帝王切開)を予定しているので、出産前日から病院に入る。 そんな妻は、朝からどこかぎこちない。 どうやら心配しているらしい。 妻曰く、心配は2点。 ・一つは、腹を切ること。 ・もう一つは、赤ちゃんを産むこと。 誰だって身体を切り開くのは、嫌悪である。 ましてや新たな命を目前に、文字通り命がけの手術となる。 ちなみにカイザーは全体の出産のうち約22.4%、つまり5人に1人の妊

          育休1日目 世界が違って見えた話

          育休1日目。これから新生活がスタートする。 起床し家族で朝食を済ませて、小学校の近くまで子どもを見送った。 そのとき、世界が違って見えた。 すれ違う人の表情。 花壇に植えられた花の彩度。 気温や湿度や日差しの強さ。 これまでに感じることができなかった自然に沢山気づけた。 人間は余裕ができると、より多くの情報を受け入れることが出るんだと実感した。 そういう意味で、育休ってとても大切だ。 新しい命を迎えるときには、こうありたい。

          呪いは、呆気なく解けてしまった話

          妊娠中の妻を怒らせ、僕は「禁酒」という呪いをかけられた。 その投稿がこちら。 しかしそんな呪いは、呆気なく解けてしまった。 切っ掛けは、会話の中に「送別会」が登場したことだった。 もう(お酒を)飲んでくれていいよお互いの予定を確認していた時のことだった。 来週には送別会が実施される。 ここでおさらいする。 我々はお互い、育児休暇を取得するため来年度は勤務しない。 この送別会は、我々夫婦にとって事実上今季最後の飲み会である。 もともと流れはこうだった。 二人ともそれぞれ

          呪いは、呆気なく解けてしまった話

          僕に呪いをかけた妻を、はたして僕は愛せるのか、という話

          僕はたった今、禁酒することにした。 もう少し具体的に言うと、妻から「禁酒を命じられた」のだ。 今まで挑戦したことのない難題を突きつけられ、かなり弱気な自分がいる。 はたして守ることができるのか。 そんな出来事のきっかけは、些細なケンカから始まった。 妊娠中の妻とお酒を控える夫妻は現在、妊娠8か月。 以前は「手洗い」「うがい」「レモンチューハイ」が帰宅後の日課だった。 それくらい、普段からお酒はよく飲む。 僕もまた同じくらいお酒を嗜んでいた。 6か月ほど遡る。 昨年の9月

          僕に呪いをかけた妻を、はたして僕は愛せるのか、という話

          「なぜ、あの家族は幸せそうなのか。」を読んで。

          知人が本を書いた。 もともと子育て本を読む機会がほとんどなかったので、レビューには絶好の機会!他の関連書籍と比較することができないのだが、感じたこと、共感したことを書いていこうと思います。 本書は、元教諭・現YouTuber・教採対策面接講師の金井志津乃さんが書いたものである。心理学や脳科学、教育学をベースにし、これまでの教員経験を大いに発揮した温かみ溢れる子育て論を展開している。 妻(もしくは夫)のことは、好きでしたか?いきなり不思議な質問をします。 あなたは、パート

          「なぜ、あの家族は幸せそうなのか。」を読んで。

          「オンライン授業」とか言ってるが、それでも『学校で学べる』には、結局敵わない、という話。

          はじめに。この記事は現在緊急事態宣言に伴う臨時休校を、全面的に反対、否定するものではありません。実際、臨時休校によって、生徒や教員の感染リスクが大幅に減少したと実感しています。また各自治体によって程度の差はありますが、新型コロナウイルスの感染者数が、以前に比べて頭打ち、あるいは減少しているという報告があることも事実です。 ただ、このままでは学校で授業をすることが困難な状況が続き、学校教育が崩壊し、子どもの学力が低迷すると予想したので、今回記事を書きました。 学校で授業しな

          「オンライン授業」とか言ってるが、それでも『学校で学べる』には、結局敵わない、という話。

          スマホがアップデートしてネット難民になった話

          今回の話は、学校教育とは全く関係ありません。 私が体験した、スマホにまつわるトラブルです。 先日、Androidスマホがアップデートしました。Androidバージョンが10になり、その日から私のスマホは4G回線が繋がりません。「自宅Wi-Fi」とその辺の店に設置してある「フリーWi-Fi」以外では、完全ネット難民です。しかし、通話回線は生きています。完全にウィルコム化された私のスマホ…。どうすればいいのか。 その日から3日くらいはずーっとイライラしていましたが、考えてもし

          スマホがアップデートしてネット難民になった話

          小学校教員の時短勤務は「肩身が狭い」という悲しい話

          この話は、私の妻の実体験です。そして、時短勤務形態をとっているすべての方に当てはまるものではないと信じています。しかし、実際私の妻は、1年間の時短勤務で、肩身の狭い思いをし、世知辛い労働現場を、身をもって体験しました。 この1年間、毎晩のように妻から聞いた、不可解な実話です。 (補足) この文章を書いている私は、高校の教員です。もしかすると、小学校の業界では当たり前のことも「それはおかしいだろ?」とツッコんで文章に反映しているかもしれません。そこは、校種の違いによる文化の

          小学校教員の時短勤務は「肩身が狭い」という悲しい話

          急遽卒業式を挙行した話

          まず始めに、今回の新型コロナウイルス感染症に係る卒業証書授与式の中止が各地の公立学校で相次ぎました。その影響で、参列できなかった児童・生徒・保護者のみなさま・来賓のみなさま・すべての関係のみなさまのご心中お察し申し上げます。 私が勤務する高等学校では、政府の報道があった翌日、2月28日(金)に急遽卒業式を挙行することになりました。この先二度とこのようなことが起こらないだろうと思い、感じたことを書き残してみます。 1.いきなり卒業式なんてできるのか? 2月27日(木)の夕方

          「職員室のモノ、1t捨てたら残業へりました!」を読んで

          はじめての投稿。自己紹介もなく、いきなりで申し訳ないが、読書の感想を。 タイトルに記載した「職員室のモノ、1t捨てたら残業へりました!」は、偶然にも読者モニターに当選したので『これはラッキー!感想をnoteに書いてみよう』と思ったわけです。 もともとnoteを使って発信を始めたいと思っていたんだけど、自己紹介から始めるのは、なんだか在り来りでつまらない気がしたから。丁度よかった! 書籍紹介 ノンフィクション 「職員室のモノ、1t捨てたら残業へりました!」 著者紹介 [

          「職員室のモノ、1t捨てたら残業へりました!」を読んで