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「きなりな食卓」はじめました

きなりな食卓

「きなり(生成り)」とは、何も手を加えていない状態を指す言葉だそうです。綿や麻などをあえて白くしたり、何色かに染めたりせずに、天然素材のありのままの状態のこと。
  
わたしは料理を作るとき、調味料を過度に使わず、重ね煮や蒸すといった調理法を利用することで、出来るだけ素材をそのまま活かして頂きたいと思っています。そしてそれは、食卓を一緒に囲む大切な人たちへの願いでもあります。たくさんの色、強い色が溢れた社会で、自分が分からなくなったり、周りにあわせて疲れたりすることがあります。
  
だから食卓は、その人の「きなり」な状態に戻って、その人らしい光が増すような、ほっとする場所であってほしいと思います。そんな想いから、「きなりな食卓」をはじめました。

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