とんちみちゃん

娘にサウナの「ととのう」を教えてもらいました。サウナの熱波に耐えてからの水風呂からの外…

とんちみちゃん

娘にサウナの「ととのう」を教えてもらいました。サウナの熱波に耐えてからの水風呂からの外気浴での幸せな気分の扉を開いてしまってからというもの近所の銭湯にちょくちょく行く間にそこで働かせてもらえるようになり、働いてみたら、そこでの人間模様が楽しくて書いてみようと思います。

最近の記事

銭湯物語㉟

【懐】 久しぶり休日に我が銭湯 ゆっくりととのいに出かけた。 気持ち良すぎの外気浴 そのまま、うとうと寝てしまいました。 さあ、髪の毛洗って帰ろうかなって洗っていると ぶつぶつ独り言が隣りから聞こえる。 ちらっと見ると、私の2つ隣の席で泡を撒き散らして洗っている。 しかも立ったまま洗ってるから、飛び散るのよね… とりあえず頭を洗い、ちょっと気になっちゃったので、その人が見えるジェットバスへ移動し観察を始めた。 50代くらい、髪はショート ずっと片足を洗っている、 ①ナイロン

    • 銭湯物語㉞

      【ホモ捕まる】 たびたび「爆サイ」をチェックしては、本当にやってんのか? と話題になり。 正義感の強い主任は、社長と店長との会議の席で 「ホモ対策」をついに議題にあげた。 今までも「ホモ対策」はこっそり行ってきた。 ホモ達の温床である 『塩サウナ』 を30分早めに閉めてみたらどお? って電気消して閉店の看板立ててみたけど、逆に看板を越えて暗闇での行為が盛り上がってハッテンに一役買ってしまった過去などあり 何か良い方法はないか? 思考錯誤。監視カメラはどお? と店長、家電量

      • 銭湯物語㉝

        【徳を積む】 めちゃくちゃ雑なスタッフのおばちゃんで、 Gさんがいる。 食堂のスタッフなのだが 味噌ラーメン作る時、味噌をちゃんと溶かなかったり、トングがあるのに手でやったり、 厨房狭いからってガンガンぶつかってきたり(ちょっと不快) 終わってから水床に撒く時、長靴履いてるからって、容赦なく私に浴びせてきたり(大分不快) そんな中でも気になっちゃったのが厨房での履き物を脱いで食事など行く時 いつも履き物があっちこっちに向いて脱ぎ捨てて行く事。 なんか気になり 揃えておく事数回

        • 銭湯物語㉜

          【女湯にジェンダー】 休みの日 我が銭湯に入りに行った 主任が駆け寄ってきて 「今日めちゃめちゃ面白い事があったのにーいないんだもん」って どう見ても爺さんが女湯に入っているってお客さんから通報が入った。 髪の毛が肩ぐらいのボブで、ブラウスとスカート姿で入ってきたらしいが、 どう見ても男。 でも ち◯こ は見当たらない。 その人、前も来てたよね! 女湯ざわついてて でも「ち◯こがついてないから、アレは女なの!」って 主任が言ってた人。 で、受付嬢に女湯に確認してもら

          銭湯物語㉛

          【スライム男】 男風呂の方から 「ちょっとー店員呼んで!注意して‼︎」 と大きな声で怒鳴っている 慌てて主任とかけつけると、脱衣所で服を着ていたその男は大柄で腰まである長い髪は、なめこですか?めかぶですか?ってほどヌメヌメした液体がべっとり。 顔には黄緑色のスライム状のものがついている… 「洗い流さずうろついてるから注意して‼︎」と他の客がキレている 「お客さん 洗い流してから出てくださいね」やんわり注意するも無視。 「お客さん聞こえてます? 洗い流してから出てください!」

          銭湯物語㉚

          【天使と悪魔】 実は天使(主任)は時々悪魔に変身する。 それを聞いたのは社員見習いを決定したすぐ後だった。 プライベートで風呂に来て髪を乾かしていたら、やってきたパートのおばちゃんが急に話し始めた。 天使 がある1人のおばちゃんにめっちゃ怒鳴る事、そしてその言ってきたおばちゃんも入社当時は仕事を覚えるまで怒鳴られまくった事、はたまた社員だった男性が怒鳴るし、蹴るし…とかパワハラにあって突然来なくなった事。などなど そんな風には見えないし、怒鳴るとか想像できなかったから ??

          銭湯物語㉙

          【Youtube】 ある日、店長あてに電話があり 要件を聞いたらお店の紹介がしたいので、Youtubeにアップしてもいいですか?との事 そして、後日従業員LINEにリンクが貼ってあった。 わーい♪♪♪ 見てみると、天使【主任】自慢の“どて丼”を食べているではあーりませんか♡ 天使と「嬉しいね〜 美味しいって完食してるよ‼︎」と心温まるのであった。 数日後、受付に「店長にお礼を伝えといて下さい」と女性が現れた。Youtubeにアップしてくれた人だった。 お会いできたー‼︎‼︎

          銭湯物語㉘

          【決め台詞】 天使(主任)には鉄板の決め台詞がある。 ここぞと言う時にコレを言うと 皆黙る必殺技である。 それは 「そんなにごちゃごちゃ言うならもう来てもらわなくて大丈夫です。」 しかも満面の笑みで言うらしい笑 銭湯には色んなお客が来る。 訳のわからない言いがかりや、 常連だからと横柄な態度をしてくる人もいる。 こないだも、おじさんがすごくデカい声で食事の券売機でチケットを買う説明をしろだの、ドリンクは一緒でいいと言ったのに急に 「今出せ!まだかっ‼︎ まだかっ‼︎ 」と

          銭湯物語㉗

          【塩サウナの深い闇】 あーーー最近面白い人来ないから つまんないな〜 なんて思ってたら、ついにこの日がやってきました‼︎ やってきてしまいました!! (卑猥な表現があります。苦手な方はご遠慮下さい) その日はなんだかバタバタしてて、いつもより少し遅めにボディーソープ交換の為、男湯へ そしてその後水まきに塩サウナへ 「失礼しまーす」と中に入ると 向かいには大股開いてる人が視界に入り、その人の隣に1人と少し離れた所にもう1人計3人 中に入りすぐ背を向けお湯でビーチマットみたい

          銭湯物語㉖

          【119番】 寒さが増してきた1月のその週は 救急車祭りだった。 週に3回も救急車を呼んだ。 「今お客さんが119番してって言ってて、電話するから様子見てきて‼︎」 って天使が言うから脱衣所に行ったら 「今、血は止まったんだけどさ〜 ちょっと見て」 と言われ頭頂部を見せてきた ほぼほぼ血は止まっていた。 服を着ながら 「サウナ出た所で滑って転んでさぁ〜頭打ったんだよね。 荷物車に置いてくるわ」 とチャキチャキ動いている。 …救急車いる? と思ったが颯爽と救急車に乗り

          銭湯物語㉕

          【ホモやろー】 その男は2日に一回のペースでやってくる。 ウチは閉店25時まで営業で最終受付は0:40分なのだが、いつも0:39分頃来る。 そして閉店25時を過ぎてもまだ入浴しているのである。 たいがい迷惑なのだが、天使が何度注意しても25時に帰ってくれない…(^^;) のんきにドライヤーしてたり、全裸で扇風機に当たっている。 手をやいていたのだが、そんな中事件はおきた‼︎ 閉店後 風呂に泡が沢山浮いている。 どーした⁉︎状態  何でこーなる?? と首をかしげるも頻繁に泡風呂

          銭湯物語㉔

          【泡泡体操】 いつもハットをかぶった小粋なおばちゃん(多分70代後半)と一緒にやってくるその人は(多分50代男性) 親子である。 ある日男子風呂のボディーソープの交換に行ったところ、その人の周りが笑っちゃうぐらい泡だらけになっている。 えっ⁉︎ どーした?? 泡で遊んでんの??  不思議な光景に唖然としながら空になったボディーソープを交換してると 「すいません」「すいません」 と泡を桶で必死に流していた… 空っぽの容器を見ながら 全て使ったのか… それとも元々少なかったのか

          銭湯物語㉓

          【おじいちゃん図鑑】 なにせ、ご近所銭湯なのでおじいちゃん率が高い。 なので、いろんなおじいちゃんにビックリさせられる。 真冬なのに下着姿でフロントに登場。鍵を2つ持ってきて「どっちだったっけ?」と訳のわからない事を言っている。 自分で鍵かけたんだよね?? とりあえず下駄箱に行ったみると 片方は靴が、片方は脱いだ服が入れてある・・・ えーっと下駄箱のロッカーを脱衣所と勘違いしてますよね…? そんな事ある?大丈夫か?? と思いながら脱いだ服を持たせて、券売機で券を買うお手伝い

          銭湯物語㉒

          【パトロールのんけ】 営業中の旗をしまいに外へ出たらスキンヘッドのおじさんに声をかけられた。 「あなた、ここの塩サウナで何が行われるか知ってる?」 「あーまぁー聞いてはいますけど…」 「ここの銭湯は異常だよ。ゲイが小学生の男の子を勃◯したまま追いかけてるの聞いてる?」 「えーそれは知らないです‼︎」 「お店の人がちゃんと見回りするとかしないと」 「今さっき塩サウナ見回り行きましたよ」 などなど話をした。 その後、天使にその話をして 「どうしよう…勃◯したデブに追いかけられた

          銭湯物語㉑

          【サウナの力】 サウナは正直眼中になかった むしろ岩盤浴が好きだった 水風呂だって足を少しつけるだけで無理だった それなのに娘に促され我慢してやってみたら  なんなんだろ私の体が研ぎ澄まされてるコノ感覚。 サウナでは顔が奥の方から麻酔してるみたいにジンジンして爆発しそうになる感覚 水風呂では口から気管支から肺まで冷却している感覚 ととのい椅子ではドクドクと血液が回っている感覚 五感が研ぎ澄まされ 外気浴は素裸で風を感じて、流れる水の音に心地よさをいただく 目をつむって自分の

          銭湯物語⑳

          【どて兄ちゃん】 ウチの名物に『どてやき』がある。 モツを開いてひとつづつ手洗いし、食べやすい大きさに切って たんびアクを取り 半日以上かけて煮込む。 手間ひまかけた天使自慢の一品だ。 くさみもなく、モツもトロけるように柔らかく美味しい。 ある日『どて丼』を食べたお客さんが 「このどて めちゃくちゃ美味しいですね!」と褒めてくれた そして次の日も 「このどては何がいいって、他の店で食べると蒟蒻のが多いけど、ココはモツのが多い!」 と大絶賛。 その後毎日のようにどてを食べに来