ChatGPTと再考する冒頭の一文:やまなし授業の可能性を探る
6年生国語「やまなし」(宮沢賢治)冒頭の1文で授業を考えてみたいと思い、チャッくんと対話をしてみました。
前回疲れて途中で終わってしまい、次の日に持ち越しての再度チャレンジ。
もう少し掘り下げていきたいと思い、再度質問してみると、
「具体的な記述がないため、想像で補完する必要があります」
と言っているように、このやまなしは、読者の想像力をかきたてる物語だとわかります。
逆にいうと、語彙が豊かになっていないと、想像することをかきたてられることもなく、ただ苦痛な時間だけが過ぎます。
さらに、「魚やカニなどの生き物たちの視点から見た世界が映し出されているのではないか」
と言っているように、特定の視点からみた世界をどのように読み取らせていくことがカギとなります。
そのために、5月と12月を対比していくのです。
本文のどの叙述から考えを引き出したのか聞いてみたところ、
とかえってきたので、
再度聞いてみたところ、
「ない」
と返ってきました。
確かに、本文中は、意味のわからない言葉をつかったり、独特な比喩表現があったりと、根拠になる叙述かどうかすらもわからないのです。
これはやっぱり、言葉の意味がわからないと読みが深まらないことを悟ります。
1つ1つの文を丁寧に読み取らせていかないと対比は難しいと言えます。
次に、二枚の幻灯の「二枚」について聞いてみました。
すると、
と返ってきました。
「幻灯を通して、小さな谷川の底の情景が2つの視点からみられるように表現されている可能性があります」
といっています。
ものすごい洞察力。
さらに
「同じ風景でも異なる視点や捉え方があることを示唆しているのかもしれません」
と言っています。
ものすごい洞察力。
やはり、2枚というのは、様々な視点を通して、2つの上位系をみていくと、何かがわかるよっていっているだとわかります。
これが、
冒頭の1文の意味です。
この意味に近づくことができれば、
クラスの子の中から
「だったら、何か視点きめて、2つを比べて読みとったり、話し合ったりしてみたい」
といった発言なり、振り返りが期待できます。
できるだけ、対比したいという気持ちになるようにもっていけるかがこのやまなしの授業のカギと言えそうです。
また、いろいろなことが発見できました。
チャッくん、ありがとう!!
それではまた。
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