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WOLあらすじ

あらすじ WOLそんな名前の能力を持った者達が世界に現れて、動物達が人の形になって、人と同じくらいの知恵を得てから何十年…何百年かたった頃、一人の男の冒険が始まった。彼の最初の目的は実に単純。自分を捨てた父を探すことだった。しかし、彼の出会った者たちがそんな彼の単純な目的をこの広い世界を回るほどの大冒険に巻き込んでいく。 第一話 https://note.com/kind_dietes604/n/ne3f462e87ffb?sub_rt=share_pw 第二話 ht

    • 第三話 修行開始!

      修行が始まった。…といっても何を目標にすればいいのか。 「何、ボーッとしてるのよ。修行を始めるわよ。」 「はい!師匠。でも、僕は何を目標にして修行をすればいいんですか?」 「そんなのあの剣を抜く為じゃないの?」 「いえ、それは修行の最終目標であって…どこまで強くなればあいつを抜くことが出来るのか…あいつに認められるのか…何か指標がないですか?モチベーションのあげ方というか…。何かないですか?」 「あんた…見かけ通りの現代っ子ね。何をするにも理由が必要だっていうの?ま

      • 第二話 出会い2

        「定住山のエクスカリバーですか?」 「そうよ。正式名称は水剣 水研ぎ刀九里粉っていうのよ。」 何とも間抜けな名前だ。片栗粉ってなんだよ。剣にそんな名前つけるなよ。でも、名前を聞いても、聞かなかったとしてもあの剣には何か魅力を感じる。定住山のエクスカリバーって言われるのも分かる気がする。 「今から、この剣についての説明したいんだけど、聞きたい?少し長くなるけど…。」 「はい!聞きたいです。」 「あの剣はね…この定住山の最初の持ち主 山上一鉄が作ったの。彼の作った作品た

        • 第一話 出会い

          「心。俺は今からお前をここに捨てていく。もし…もし、俺を探したくなったら、定住山に行け。そこで出会うもの達がお前を助けてくれるだろう。」 それが最後に聞いた親父の言葉だった。親父の顔は覚えていない。…というか思い出せないに近かった。でも、この言葉だけはなぜか覚えている。まぁそんなものなんだろう。 「やっとついた。ここが、定住山。」 定住山はいたって普通の山だった。あえて特徴を挙げるなら長い階段がある。この長さは頂上近くまであるんじゃないか…。それに、誰かが住んでるのか?

        WOLあらすじ

          カモンダーリン 企画書

          キャッチコピー: その女は、夜のまちを走る…。 町を守るために…。友との約束のために…。そして、婚約者を探すために…。 あらすじ: 大都市ドデッカシティ…の隣にある町フラットタウン。この町には夜の名があった。犯罪も立ち寄る町 ブラッドタウン。そんな町に一人、町の誰にもその正体を知られず、ウェディングドレスを身にまとい、町に危害を加える犯罪者達を片っ端から退治する。そんな夜の町を駆け回る女がいた。彼女は人々からフラットタウンの夜の番人、もしくは【夜の花嫁】と呼ばれていた。そし

          カモンダーリン 企画書

          都会育ちのガジュマル

          三年前、私は田舎から都会に来た。それから独り暮らしにも慣れ、実家では日常的過ぎて、今まで価値がわからなかった物のありがたさが段々とわかってくるようになってきた。そのなかでも一番ありがたさがわかった物…それは、日光だ。 窓から差し込んでくる日光。それは、昼間は家の明かりの代わりにもなってくれる。今が夜なのか、昼なのかの時間も教えてくれる。何より、天気が晴れていると、雨が降っているときより気分がいい。 とにかく、実家にいた頃は考えてもいなかった。気持ち良く寝ている自分に容赦なく

          都会育ちのガジュマル

          知らない方が幸せだった。

          「ハァハァハァハァ.…」 あれ…なんで私こんなに息を切らして走っているんだっけ? 確か化け物から逃げていたような…靴もいつの間にか脱げてるし…足もけがをしている...。 一旦落ち着いて…。落ち着いて状況を整理しよう… 数ヶ月前… 「皆さんこんにちは。私のことは気軽にメアリーと呼んでください。」 そうだ。私は今年からこの高校の養護教諭になったんだ。 親の仕事の都合で日本に来て、転校した高校に最初は馴染めず保健室通い。そこで出会った先生に憧れを抱いて、自分もなりたいと思っ

          知らない方が幸せだった。

          目がない世界

          あらすじ インフォメーション グラス…通称 IG。このメガネが出来てから人類は自分の視覚を無理に使わずに生活出来るようになった。様々な建造物を無理に建てる必要もない。格好を必要以上に気にすることもない。そして、人付き合いを無理に強いられることも無い…。そんな素晴らしい!視覚依存脱却世界で私(めぐみ)は一つの野望を抱く。 IGなんか外して…直接人と会い、面と向かって話したい! そんな世間とは少しずれた考えを持って日々を過ごしていた。 そんなある日、チャンスが訪れる。暇潰し感覚

          目がない世界

          目がない世界 本編

           人類は視覚に依存している! 私が生まれる前…ある一人の博士がこの言葉を胸にある一つの製品を作った。 インフォメーショングラス 通称 IG。このメガネはそう呼ばれ、全人類の視覚を休憩させることに成功した。 ピコン!お母様(登録名 鬼ババ)がお呼びです。おはようございます。めぐみ様。 またこのメッセージで私の一日が強制的に始まる…。たぶんそろそろ… ピコン!お母様(登録名 鬼ババ)から音声が届いています。再生します。 「めぐみ!早く起きなさい!」 ほら来た。毎日、早く

          目がない世界 本編

          第3話 ヒロイン?登場!

           三人がそれぞれの目的を話している頃、強大王は真伝式もう一つの目的を始めようと会場に向かっていた。 (さぁ今回は誰の一言から始まるかな?例年通りなら…) 「強王よ!いやー危なかったなぁ。今年は例年とは違って楽しいゲームになったのではないか?」 「やっぱり…あなたが最初に声をかけてきましたか。機械王 カケル殿!」 「なんだ?不満か?」 「いえいえ、不満なんて朝から今まで一度もありませんよ。 いやー本当に今年は危なかったですよ。危うく今日で王最後の仕事になるところでした

          第3話 ヒロイン?登場!

          第2話 今、真実を伝えるとき

           最初、二人…いや三人は何が起こったのかわからなかった。 「「王!大丈夫ですか?フフフっいやー危なかったですねぇ~。」」 「ホントーあっぶねえええええ。危うく能力使って王座ゆずるところだったぁ。兵士と時間に助けられたああああ。」 北と西の呼びかけに王は情けなくもそう叫んだ。叫ばざる終えなかった。一体何年振り?いや、初めてか?絶体絶命がすぐそこまで押し寄せてきていたのだから。 三人はこのときやっとゲームが終わったことに気付いた。 王は、崩れるように椅子に座り、自分をここま

          第2話 今、真実を伝えるとき

          第1話 男たち、目的が出来る。

          「平和だなぁ~。」 男はふっとそんなことをつぶやいた。男の名は熊白 兵六(16)。今作の主人公である。 天気は晴れ! 車も一台も走っていない見渡す限り田んぼと畑! 聞こえてくるのは、涼しそうな風と近隣に住む鳥人間のきれいで優雅なさえずりだけ! そんなザ・田舎風景の田んぼ道…彼が一人歩いているのには理由があった。 全世界共通の行事に参加しなければならなかったからだ。 「あっ、やべっ!遅刻するっ。急げや急げ~。」 そう言い彼は走り出した。しかし、すぐに立ち止まった。会場直通

          第1話 男たち、目的が出来る。

          First Cry【あらすじ】

          かつて、神我捨といわれる未曾有の大災害が起こった。 しかし、それは地球の生物にとって損失ばかりではなかった。 結論だけ言おう。地球は人、獣、機械が支配する星となったのだ。 それから2000年と少し時がたった頃… 一人の男に人生の転機が訪れる。 男の名は熊白 兵六。 兵六はある日一人の王に出会う。王は言う。 「無能力者は二十歳で死んでしまう…。だが、それがどうした!己の人生好きなように生きろ!」 と。兵六は世界を見て回る事にした。後に起こる出会いや別れ、己に眠る能力に期待をし

          First Cry【あらすじ】