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詩のようなもの│落ち葉

妻と散歩していた時、
妻が落ち葉を見つけた。

「あっ、紅葉の落ち葉よ。綺麗ね。」

私は、つい、奥村チヨの終着駅を口ずさんでしまった。

「落ち葉の舞い散る停車場は悲しい女の吹きだまり」

私はチヨちゃんのファンである。

「だめよ、そんな悲しい歌、かきねのかきねのまがりかど、たきびだたきびだおちばたき。」

妻は童謡「たき火」を
歌いだした。

その時、風が吹き
落ち葉がカサッと
音をたてた。


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