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人間観察が趣味です。うん?

趣味な何ですか?と聞かれると、結構こまる。

趣味を尋ねられた時は、読書と答えるようにはしている。なんとなく趣味っぽいと思うからだ。ところが、そこまで胸を張って趣味と言えるほど読書をしているかというと、そうでもない。他に言うことがないから趣味は読書としている。
趣味を持っている人を、たまに羨ましく思う。

一度だけ、人間観察が趣味だと答えた人がいた。人間観察とやらに興味はあったのだが、少し怖い気がして深くは聞かなかった。いったい、どんな趣味なのか。

そもそも観察とは、対象の実態を知るために注意深く見る事らしい。
となれば、人間観察とは「対象の人間を知るために注意深く見ること」になる。
「あの人、シャンプー変えたのかな?いつもより髪が艶々だ」
「あの人、お米は〇〇回咀嚼して飲み込むんだ。から揚げは〇〇回か」
「あの人、なんかいい事あったのかな?いつもの笑顔より口角が1.5度上がってる」
・・・怖いのである。
少し犯罪の匂いがしてきた。人間観察、恐るべし。


と、これは行き過ぎである事くらいはわかっている。もっとラフに観察しているのだろう。
「あの人、今こう考えただろうな。表情が変わったぞ」
「あの人、いつも怒って見えるけど本当は優しそう」
「あの人、誰の事も信用してなさそう」
・・・こんなもんか?
なんか違う気がする。楽しくなさそうだ。人間観察、恐るべし。

無理に観察しなくても、嫌でも見えてくるのが人間である。

それよりも。あの人さん、見られ過ぎである。

ここまで読んでいただきありがとうございます。
人間観察の正解を知っている方、教えていただけたら幸いです。
観察対象希望者も募集いたします。
使用シャンプーから咀嚼回数まで観察させていただきます。
もちろんウソです。

改めまして、読んでいただきありがとうございます。

それでは、佐世保の隅っこからウバでした。

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