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私の強みって何だろう。

「あなたの強みはなに?」

そう聞かれて、言葉に詰まった。

「えーっと……国語、ですかね……」

辿々しく答える私。

「それは、強みって言うには弱い。実践もそこまで積んできてないでしょ」

グサリ。
本当にそうだ。30年以上小学校現場で働いていた方に言われると心に刺さる。
私は小学校と中学校で教師として働いたとはいえ、それは実質6年くらい。その中でも特に国語だけに力を入れてきたわけでもない。
中学校教諭国語の免許は持っていて一年間働いたけれど、実践はほとんどないに等しい。

「う〜〜〜ん……」

答えに困ってしまった。

「引き算をしていけばいいんだよ。そして最後に残ったのがあなたの強みだ。誰でも持っているもの、みんなが言っていることは強みではないよ」

私が持っているもの……
私だけが持っているもの……

「想いはあるんですけどね……」

そう呟いて、どんな想いだろうと考えた。

「障害があるないに関わらず、そしてどんな家庭環境で育っているかにも関わらず、その子が幸せに生きるために私ができることをしたい」

まだふんわりしているけれど、こんな想いが浮かんできた。



「幸せに生きる」ことは、「自立して自分の好きなように生きること」だと思う。だとしたら、「自分で決める」ことや「他者とつながる」ことが大事になる。
そしてもっと大事なのは「自己受容・他者受容」だろう。私は、そのために『心感覚』の学びに出会ったんだろうな。究極の「自己受容・他者受容」ができる学びだ。これを私自身が体得して、子どもたちに伝えていけたらいいなと思う。

「自分で決める」「他者とつながる」ことは、子どもと共に学校をつくっていく、運営していくということを本気でやればいいのではないかと思った。

これまではやっぱりどこか子どもたちに任せられない、自分の弱さがあった。任せているようで、どうしてもコントロールが入ってしまう。子どもたちを信頼し、そこを払拭できたらいいなと思う。


そして、もし私が「どんな子でも受け入れたい」と強く願うのなら、それは決して一人では抱えきれない。どんなに時間や空間を分けて受け入れたとしても、やっぱり精神的な負担はどうしてもかかってくるだろう。

それならば、私自身が他の機関と連携すればいい。

自分一人で場所をつくって、自分一人で全部背負うのではなく、色んな人、色んな機関と連携できるパイプを持つのだ。

そのためには、「社会福祉士」でもあり、学校とも先生たちとも密に連携が取れる「スクールソーシャルワーカー」になるのはどうだろうか。

最近、私の強みの一つには、「人とつながる力」があるのではないかと感じている。だったら、その強みを活かし、スクールソーシャルワーカーという社会的信頼のある資格をとって学校で困っている子や家庭の中にこもっている子とつながるきっかけを持てるようになれば、もっと色んな子に関われるのではないだろうか。

そして、子どもたちだけでなく、先生たちや地域の想いのある大人たちと繋がっていけたら、みんなで子どもたちを育てる社会になるのではないか。


私がパイプになって、色んな人と色んな機関と繋がること。

それは何だかとてもわくわくするし、自分の強みを生かせていると感じる。

このわくわくを信じて、一歩一歩前に進んでいこう。


前回の記事の続きでした★
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