屋外ライブで審査に撥ねられるバンド
こんにちは南仙台の父です。
今回は屋外ライブの話ですが、今回は敢えて最初に断っておきますが、こ
れは私の勝手な妄想であって、社会的な一般の通念ではありません。
また、一部のジャンルの音楽を卑下しているわけでもありません。
内容が少し危険な感じもあるので先に断っておきました。
今年も首尾よく6月の屋外ライブに出られることが決まりました。
このライブは仙台・東北のバンドがエントリーすることの多いライブで、
そこそこ歴史もあって規模も大きいライブです。
また、一応審査というものもあって、エントリーしたからといって必ず参
加できるわけでもありません。
ただ、過去一度もエントリーして審査に落ちたことはありません。
今回は自分なりに審査に落ちてしまうバンドとはいかなるものなのかを考
察してみました。
よくバンド仲間で飲んでいる時に話題になる話を酒のないところで出すの
はかなりのリスクがありますが、どうしても疑問が疑問を呼んでしまうの
でお許しください。
ここからが妄想タイムとなります。
もちろん、審査に落ちた(らしい)という話は聞いたこともあり、実際に
落ちたことがあるという人も知ってはいます。
ただ、その本人もどうして審査に落ちてしまったのか、何が悪かったのか
は知りません。
お見合いや就職面接と同様になぜダメだったのかを教えてもらえないとこ
ろはまったく同じです。
そのため、あくまでも当事者でない限りは妄想になってしまいます。
①バンドの方向性に問題がある
一番考えやすいのがこれだと思います。
よく、演歌とか御詠歌とか、そんなのでエントリーしたら落ちるでしょ
っていう人もいますけど、演歌や御詠歌で参加してはダメとは書いてな
いと思います。
ここで一番あり得るのがバンドの方向性に問題がある場合だと思います。
一番考えやすいのは社会批判メッセージ性の強いパンク系のバンドでは
ないかと考えました。
もちろん、消防法の兼ね合いでステージで火を噴く習わしのあるバンド
も同じだと思います。
メッセージ系のパンクバンドは歌詞が命であるだけではなく、衣装であ
ったり、ステージ上での振る舞いもメッセージ性を持っています。
昔のパンクが全盛だった頃はちょうどベトナム戦争の真っ最中だったこ
ともあって、反戦メッセージを前面に出したステージを行っていました。
メッセージ性の強さはステージになると煽りも入って、楽器を破壊する
といった行動に留まらず、中には全部脱いじゃうという強者すら国内外
で現れることとなりました。
(もっと凄いことやってたバンドもありましたっけ。)
日本でもそれがいつしか売りになっていったバンドもありました。
中にはガールズ系でも脱いじゃうという人達もいましたので、こうした
行動がメッセージの中心に行っちゃうということもありました。
反戦であれば何をしても許されるという信念もあったのかもしれません。
ひょっとして、今ならロシアのウクライナ侵攻に反対するメッセージを
訴えるパンク系バンドで、あいつらすぐに脱いじゃうから・・・という
理由で審査に落ちちゃったのかもしれません。
さすがに老若男女が集まる中で、SNSに簡単にアップできる環境下で見
せちゃうのはマズいですからね。
②爆音系などのハードコアなバンド
一時期はかなり流行った?感じもあった爆音系バンドでしたが、最近は
あまり見かけなくなりました。
ひょっとしたら高齢化の波で寄る年波には勝てず、ひっそりと引退した
のかもしれません。
最近は音に敏感な人たちも多いですし、街中では休日でも仕事をしてい
る人もいますし、生活圏となって居住している人、夜勤が中心で昼間は
寝ているという人もいます。
そこそこの音ならいいかもしれませんが、鉄道のガード下の大音響を超
えるくらいの爆音でノイズも交えた殺人レベルの音量でのパフォーマン
スはやっぱりダメかもしれません。
この方たちは仮面を被っていたり、近未来的なゴーグルを被って衣装が
宇宙服っぽかったりしてましたが、きっと自分たちは耳に綿を詰めたり
してたのではないかと勘繰っています。
いや、元々ジジババたちだったりして、すでに耳が遠くなっているから
自然に爆音系パフォに辿り着いたのかもしれません。
いずれにしても環境省の定める基準を超えてのライブは審査に落ちるこ
とにはなるので要注意です。
③ダイブがお決まりになっているバンド
ある程度のキャパのライブスポットだとまあまああるのが常連のお客さ
んがダイブするってやつかもしれません。
中には曲によってバンドメンバーはダイブする場合もあります。
やっぱり広く公共の場で、様々な人たちが集まって来る中でのライブで
すから、身内ノリでのダイビングで小さな子供さんやジジババがケガで
もしたら大変ですからね。
ジジババにとってはその日が命日になったら目も当てられません。
また、下もかなり堅牢な場所だったりするとケガでは済まず、命の保証
すらありません。
ボーカルメンバーや常連のお客さんたちがヘルメット被って、身体の至
る所にプロテクターしてたら十中八九はダイブ有りのバンドかもしれま
せんよ。
君子危うきに近寄らずです。
④オタクが集結するバンド
簡単にいえばアイドル系、更にいえば地下系のバンドかもしれません。
だいたいが黒系のフリフリが付いた衣装が多いのも特徴でしょう。
MCの時もアニ声でのやり取り、異常に短いスカートからは・・・、安
心してください・・・、見えパンなので見えても大丈夫です。
そんなバンドの危ないのはバンド側ではありません。
そう、こちらはお客さん側に問題があるのです。
前の方に陣取ってスマホで写真や動画を撮りまくるヤツ、推しのメンバ
ーに因んだカラーのペンライトを縦横無尽に振るヤツ、地の底から出て
来るような野太い声での合いの手の叫び、増えるワカメみたいな状態に
なったお揃いのTシャツを着たお客さんたちで殺気立っていたら、間違
いなくオタクの集りだと考えた方がよいでしょう。
最近はこうしたアイドル系でも結構楽器の腕自体は上手かったりするの
で、感心して見ていると非常に危険な状況に遭います。
オタク達には遠慮とか、迷惑といった言葉は辞書にありません。
頭にペンライトを打ちつけられたり、耳元で地獄の底から出たとも言え
る野太い声を浴びせられることになります。
初心者にはこうした場所では多少距離を取って見ることをお勧めします。
⑤夫婦アコースティックデュオでライブ中に夫婦喧嘩をしてしまう
まだこのケースは見たことがありませんが、昔の流れで夫婦でアコギと
歌で勝負するといったユニットも多く見かけます。
若い人にはさっぱりわかんないと思いますが、PPMとかカーペンターズ
とかが流行った時代に青春を過ごしていたような方々です。
多少、旦那さんの方がステージ前にアルコールが入っちゃっていること
も影響していると思われますが、ボーカルの奥さんから怒られるといっ
た感じが続き、そのうちにエスカレートして取っ組み合いの喧嘩になっ
て収拾がつかなくなるといったケースが考えられます。
若い頃に旦那さんが浮気した記憶がフラッシュバックしてエキサイトし
てしまうのか、あんなに一生懸命晩酌の肴を準備したのに不味いって言
われたことが頭に来たのか、前の日に旦那さんの激しいイビキと歯ぎし
りで寝つけずにライブ当日を迎えた怒りで頭に来たとか、長いコンビ生
活だからこその悲しい喧嘩が発生するパターンかもしれません。
こういう場合は、ただただ旦那さんがステージ前の一杯を控えれば何の
問題もありませんが、やっぱりビールを飲んじゃうんでしょうね。
まあ、他にも色々とあるんでしょうが、私の知るところではこんな感じな
んじゃないでしょうかね。
中にはお客さんを蝋人形にしちゃうという悪魔系バンドだったり、ローラ
ースケート履いてパフォーマンスしちゃうグループとか、30分間でほぼM
Cだけで終わっちゃうバンドとか、レアなケースもあるかもしれません。
いい陽気になりましたから、演る方も観る方も楽しんでいただければと思
う今日この頃です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?