今日、あったこと、書くよ!

 極めて稀に書く、日記です。
朝、起きまして、頭を洗って着替えて、家をでて。ご存知の方はいないと思いますが、我が家は旗竿地になってまして。私道沿い、つまり出入口に。
「犬の糞」がありまして。
 始末をしなかった方をぶっ殺してやりたく、ナリマシタ。ハイ。しかも、ちょっと入ったところで、一本、立派なやつでした。適当に葉っぱを三枚見繕って、ソレを掴んで向かいの空き地の前に、置いてヤリマシタ。
 もう、自宅の地面に埋めたくありません。仕方ない。通勤を他人の犬の糞でスタートしたため、気分は憂鬱、殺意で周辺の空気が歪んでいました。
 糞が。人がどれだけ苦しむかも考えず、マナーを守らない飼い主は、犯罪者です。朝から人を呪わせて、許せねぇ。
 一方。仕事は順調に進み、犬の糞のことなど、頭の片隅に押しやれました。しかし、その負の感情はしっかりと存在し、影を落としている。
 我が家の犬の糞問題について語るのは、これでおそらく二度目。対処のしようがないのが、腹立たしい。とはいえ、職場をあとにして、今日の酒のアテを購入(旨辛のもつ煮、レバーと砂肝のスモーク)し、帰宅。
 掃除と、ゲームと、読書と、そしてnote。ネタが思いつかず、日記でも書いてやれと、今に至る。
 このように、犬の糞は人の一日を支配するほどの不幸を帯びているのです。とはいえ、いつまでも怒っていても、哀しいだけである。
 一方。今日はなんだか寒すぎる。一か月は季節が進んだ気がして、嫌になる。鼻水通り越して、鼻血が出たよ。明日の朝は今日より冷え込むらしいので、鍋にします。鶏もも肉と白菜を買って、出汁で煮て、ポン酢でいただきます。とか言いつつ、二日連続で肉は嫌だと、結局、メバチマグロの切り落としかもしれない。いい加減、飽きてきた、気もします。
 
 今日あったことをマトメると、
「犬の糞」「仕事は順調」「酒の肴がモツすぎる」「寒すぎる」
 何のこともない、平凡な土曜日。と言いたいところだが、犬の糞がそうさせない。それにしても、こんな短い文章のなかでどれだけ、「犬の糞」が出てくるのか。おそらく、今日、世に出された文章のなかで最も「犬の糞」が出ただろう。勿論、そんなことは望んでいない。
 明日はきっと、犬の糞とは無縁の一日を過ごせる。そう祈って、私は風呂に入り、一週間に一度の酒盛りに突入する。最近は、めっきり飲む量も減って、ビール三本。酒の肴でお腹いっぱい。まだ老け込む年齢ではないが、若干の老化を感じている。最後に一言。

「もう、犬の糞なんて、書きたくない」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?