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頭の中で地図を描く

散歩をしていて、いつもは通らない道を選んで歩いてみる。行き着く先に、見覚えのある道に辿り着く。この道はここに繋がっていたんだと思う。

まるで、ゲームでマッピングをするように、頭の中の地図が一つに繋がる。この感覚が一番昔から好きだった。

いつも歩いている道の先を知ることは、日常であまり役には立たないけれど、この先がどこに続いているか知っているだけで、何だか自分がとても物知りになれたような気がする。

ある意味で探検のように、気になった道という道を進んで行って、マッピングをするようなこともしてみる。そうすると新たな散歩コースが出来たり、思いもよらなかったお店との出会いがあったりする。

地図というと、Googleマップのように空から見下ろしたような俯瞰の図を想像する。しかし、こうして自分がマッピングする、頭に思い浮かべる地図は、GoogleEarthで見るような立体的で、一人称視点の地図である。

この一人称視点の地図がどこまでも広がっていくこと、そして細部まで隙間なく埋まっていくことにとても悦びを感じている。知的好奇心と似たような、この道がどこと繋がっているかという好奇心が、今日も自分を探検家気分で散歩させるのだ。

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